栃木コルリ採集記
H13.12.8  by なべ


何時もとは違った面持ちで始まる今回の採集記、もうもう山らしからぬこの書体、別に意味は無い。(^^;;日課と成っているくわハウスのくわがた採集ひろばを訪れた処、週末は何処に行こうかという内容のあいあんさんのレスを発見!これはという事で早速栃木にお誘いする事にした。

あいあんさんと採集出来るという事で実の処、嬉しさの余り昨晩よく寝付けず仕事に行くよりも早起きする自分であった。実を云うと会社の車に積みっぱなしに成っている斧を取りに会社に行った処運悪く社長殿にバッティングしてしまい「お主、何ゆえにこの様に早起きが出来るのじゃ!」っと云う様な鋭い視線を浴びてしまったのであった。しかし何故語り口調が時代劇風なのか良く判らないがこの様な書体を見付けてしまった季節柄(正月前、年賀状かい!)と、如何に今回の採集記の内容が薄いかが伺える。

遠路はるばる起こし頂いた上、車にまで便乗させて頂いてポイントに到着。
早速コルリ材を探しに斜面に駆け上がる。コルリ材がある所は北斜面の比較的
ジメッとした所が好ましいということで、ここも以前来た時はかなりジメッと
していただけあってこの時期に成ると流石に材がカチコチに凍っていた。

しばらく歩き回ってやっとこマークを発見!
マークを見付けるのも大変だがその上、材が極端に少ない。
これでは先が思い遣られる。折角栃木まで来て頂いてボースではあまりに申し訳ない。
何とかここで成虫でも出れば救いなのだが、出たのは幼虫であった。

取り合えず幼虫が出たことをあいあんさんに報告した。
すると流石、あいあんさんはすでに幼虫を見付けていたようだ。
何とか成虫が出てくれることを祈りつつ再び斜面を登り始めた。

そして二つ目の材を発見、がしかしこれもまた幼虫であった。
それにしても凍った材を拾っては削る作業はかなり冷たかった。
ここはもうダメかなと思い、あいあんさんのいる斜面にいってみた。
どうですか〜っと聞くと手でバツとやっている。
やはり出ていない様だ。
前回、余りにも呆気なく出ただけに少し甘く見ていた様だ。
足元に落ちていた朽木を割ったところスジの雄が出てきた。
これが自分にとっては本日最初で最後の成虫となった。

その後、場所を変える為に移動したのであるが、移動するにも道が一本しかなく
一度山を麓まで下り、ふたたび標高1000m付近まで登る為2時間ほど掛かり
それもまた新規開拓に成って仕舞う為、本当に申し訳無くなってしまった。
しかしそんな新規な場所でもあいあんさんはなんと、成虫は出ずともマークを見付け
幼虫を割出して仕舞うのであった。天晴れ!天晴れ!
(^^;;


こんな感じで今回の採集はタイムアップ。遂に成虫を割出すことは出来なかった。
なんとも残念な結果であったが、これに懲りずまた春先にでもリベンジに来て頂きたいものです。その時はまたあいあんさんをお貸し下さいね。助手席さん
(^o^)/

 H13.10.21採集の栃木産コルリクワガタ。





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