今回の特集は思い入れ/思い出のクワガタってことで、なんのクワにしようかなぁと想いつつ、標本整理してたら、未展足のコクワガタがいくつもでてきて、やっぱこいつやなぁってことでコクワについて書いちゃう事にしました。

 このコクワって奴は、ほんと、どこにでもおります。標高0m付近から1000m以上の高地まで、町中のちょっとした雑木林から原生林のど真ん中まで。

 夏場、あちこちで灯火採集やってますと、大抵飛んできてくれます。コンディションの良い日に大型の♂が飛んでくると、そんな日は大当たりの事が多く、色んな種がタコ採れだったり、オオクワまで飛んできてくれたりします。逆にコンディションが悪くてこりゃあんかもな〜ってな時でも頑張って飛んできてくれたりして、今日もなんとかクワ見れたわ。なんてほっとさせてくれたりもします。

おっ、こりゃでかい、50mm超えてるかぁ〜とか思って計ってみても大抵は48〜49mmくらいだったりして、なかなか50mmは超えてくれません。たまには50mmオーバーをザクザク採ってみたいもんです。タイトル画像のコクワは2000年8月青森県で採集した個体です。今まで採集したコクワの中で、一番大顎の幅と張り出しが強い個体です。なかなかかっちょいいと思いません? 

 どこにでも沢山居る割にはそんなめったに変わった大顎の奴や大きいのは採れないし、、灯火で採りたくなくても飛んできちゃうし、、樹液採集では洞の中の大型の♂のお尻が紛らわしいし、柳につくと紛らわしいし、買ってきた飼育材にすでにこいつの幼虫がいたり、材割りすればこいつの幼虫だらけだし、(だからこそキング オブ 普通種なんでしょうが...)でも、そんなコクワが私は大好きです。

みなさんもコクワ好きですよね?