ミヤマクワガタ♀腿節の黄紋変異(1/3)
18.9.2001 BAJA

 2000年8月、私は爆発栄螺氏と青森県西部にてミヤマ狙いでライトトラップを行っている。その際、A地点で採集したミヤマ♀の中に腿節の黄紋が完全消失した黒化型および、部分消失した個体が50%程度含まれていた。今年2001年8月、再度A地点にてライトトラップを行い、採集したミヤマ♀においても同様の個体が得られ、非常に興味深いと思われたので、紹介したいと思います。なお、同所で採集した♂の腿節黄紋も完全消失個体はなかったが、背面腿節の黄紋が痕跡化している個体が多く非常に興味深い。
 
 
 

腿節の黄紋の部分消失及び完全消失する個体の体色は背面において黒色が強いいわゆる黒化型でした。

腿節の黄紋は背面と腹面の両側にでるが、Fig.1の画像は腿節背面及び、腹面両方の黄紋の全てが消失している個体の背面を撮影した物です。

 


 
 
Fig.2は画像はFig.1と同じ腿節全ての黄紋が消失した個体を腹面より撮影したものです。黄紋が全くない為、まるで別種の様に見えますね。