【 カラフルな体色発現で楽しませてくれるIrian Jaya Arfac Mt. F2

3. カラフルなパプキン達

上の画像はIrian Jaya Arfac Mt.産ワイルド3♀(青、緑、赤)の血をひく雑種第二代目(注1)の個体です。体色の異なるものを数匹まとめて撮ったものですが、これら以外にもさらに中間的な体色発現の個体が羽化しており、パプキン♀に関して言えば、虹のグラデーションのようにあらゆる体色発現の個体が羽化します。

注1:
Jaya Arfac Mt.産ワイルド3♀(青、緑、赤)それぞれの同胞交配だけで系統分けしてるわけではなく、上の画像には相互に交配した系統の個体も混じっています。よって、正確には一部の個体は雑種第二代目ではないことをお断りしておきます。

上の画像の個体達とは別ですが、夏号に投稿しようとして(^^;;;撮ってあったパプキン達を幾つか紹介しましょう。
げげっ、秋号も既に発行されているぅ〜(@@;;アセアセ!!。


NO.1 緑&青 NO.2 モスグリーン NO.3 ワインレッド NO.4 紫(艶消し)
NO.5 金 NO.6 黄緑 NO.7 藍 NO.8 青



Irian Jaya Arfac Mt.産♂の体色発現ですが、原産地では♀同様に多くのバリエーションを観ることができますが、人口飼育により羽化させた個体のそれは、何故か青〜深緑の個体が発現しにくいように思われます。
それでも、銅色〜赤、黄緑〜緑は羽化してくれますので、一般的に♀ほどの光沢はないにせよ、その体色発現を楽しむ事ができるでしょう。個人的には、♀よりも♂の体色発現の方が面白いと感じています。

【♂も♀に負けないくらい楽しませてくれる。Irian Jaya Arfac Mt.産 F2】



4.最後に

インセクトフェア会場で、パプキンについてお客さんと店員さんの会話をちょっと立ち聞きしてしまいました。5年ほど仲間内でパプキンの累代をしているようで、青の固定は未だだが、赤の固定は出来たと。
思わず声をかけさせて頂こうかと、喉まで出かりながらも、突然失礼かと思いつつ、また私が子供連れであったために思いとどまりました。
国産Guppyの世界では、遺伝子型がほぼ見えています。また、新しい発現を示した個体の遺伝子型を特定する術が確立されています。これは、遺伝子型が明確なGuppyが存在しているからこそ、特定する術があるわけです。まさに、先人の方々の努力の賜物でしょう。
やがてはパプキンも国産Guppyと同じように、遺伝子型を記したラベル付きで、出まわるようなことになれば、新しい楽しみ方が確立されるかもしれませんねo(^^o)(o^^)o ワクワク。

話しは変わりますが、同フェア会場で観た、生きたセンチコガネの輝きには衝撃を受けました。
おりしも、
爆発さんのセンチコガネ採集記を拝見させて頂いた後だけになおさらです。
赤(ピンク)、青、緑とまさにパプキンそのものです。
私はセンチコガネについてはまったくの無知ですが、産地によりある特定の体色発現を強く示すことは、販売している産地のラベルとその中にいるセンチコガネの体色で容易に想像できました。
青と赤を交配したら、青と緑、ピンクと青、、、、いったい何色になるのだろう。
何時かパプキンが固定され、同様な交配をした場合と結果は異なるのだろうか。
興味は尽きませんが、相手がセンチコガネでは、その累代には多大な勇気が不可欠ですね(^^;;;。


それでは、皆さんのところでお気に入りのパプキンが羽化することを願いつつ。

以上


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