誰も見てはいけない・・・。

by 岩手のGO


あなたは信じるだろうか、この光景を・・・。誰もが息を飲み、口を開けてたたずんでしまうというこの光景を・・・。大量殺戮があった現場にわたしは恐怖を省みず、足を踏み入れたのだった・・・。


その恐怖の館は既に呪いのビデオとして、一部の手に渡っているという。そしてそのビデオの中身を垣間見た人間は、更なる呪いが降りかかると言われている。そのビデオは北海道・福島・東京・そして近畿へと広がりを見せているようだ。その呪いのビデオを観た北海道の女性は、体が人の倍まで膨れ上がったとも言われている、本当に恐ろしいビデオなのである。わたしはそのビデオを入手できなかったが、その現場を生で垣間見る事ができた!その時のレポートを皆さんに紹介しようと思う。






不気味な扉を開けると、そこにはこれからを暗示させる不気味な斧が置かれていた。斧には何やら秘密結社らしき名前のロゴが貼りつけてあったが、状態はボロボロでその名前の確認までは出来なかった。そして階段が眼前に現れ、わたしは上って行った・・・すると!不気味な黄金の像がそこにあった。ここの守り神なのであろうか?謎は謎を呼び・・・理解できぬままわたしは先へと進む事にした。すると渡し板があり、その向こうには謎の扉があった。わたし恐る恐るその扉を開け放った。すると・・・なんと!


足の踏み場も無い床に、わたしは愕然とした。確かここでは以前、大量虐殺があった場所と聞く。この有様は当時の様相を如実に示しているのだろうか?わたしはその場に足を踏み入れ、奥へと進んだ。


その奥には、更に酷い惨状が存在した。何故かウルトラマンゾンビと化した人形が今にもわたしを襲うのではないか?という恐怖にかられた。わたしは床に目をやった。そこはおが屑が堆積し、床そのものの姿が見えない。わたしは、そのおが屑を払いのけ本来の床を確認しようとしたらなんと!ミイラ化した幼虫発見である!更に後を振り向いてみると、何かが蠢いている。生存者発見!

何かのカルコソマミイラ幼虫である。発見された生存者はパラレリヒペドゥスである。

わたしは、それ以外の生存者を求めて探し回ったが息が苦しくなってきたのである・・・ハアッ・・・ハアッ・・・ハアッ・・・。そこでフト見ると、瓶の中に何かが蠢いていた。その瓶を手に取り中を覗きこんだ。それはなんと!近畿のSB研究所が開発した生物兵器が溢れていた!わたしはとっさに瓶の口部分を押さえ、その生物兵器・・・またの名をゴキブリという生物を閉じ込めたのだった。そしてフト横を見ると死体の山があった!多分この死体は、生物兵器によるものなのであろう。生物兵器を媒体として蔓延した細菌によるものなのだろうか・・・。

必死に生物兵器の進出を押さえる、わたしの手。死体の山々である。

どうにか生物兵器の進出を押さえつけ、わたしは外へと逃げ出した・・・。


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