Cy. alagari
2001年9月羽化の新成虫54mm。しかしスーパー大歯への道は険しい・・・
キクロマトスは色虫狂の私にとっては宝の山である。
豊富な種類とシャープで流麗なフォルム、カラーバリエーション・・・何れの種も魅力的な特徴を持っている。
現在キクロマトスを13種94頭飼育しているが、東京の青木さんや近畿の涼の父さんなど、
私以上のキクロ大馬鹿者はまだいるので安心している・・・・
アラガリは累代自体は非常に簡単であるものの、大型の♂を羽化させるのが難しい種で、
俗に言う「スーパー大歯」の♂を見れば痺れてしまうほどの雄姿であるが、普通に飼えば悲しいくらいの
原歯型ともいうべき小型♂しか羽化しないのである。
その分チャレンジングな種であるとも言えるのだが、大型への飼育法が確立されていないため、
手探り状態が続いている。
現状では、写真の54mmが最高で、下の蛹がこれを上回る大きさであると期待されるが、70mm以上もあり得る
種だけに、大型を羽化させた方がいらっしゃれば是非お教えいただきたいものである。
まだまだ・・・・
飼育コメント
54mm♂は20℃の低温飼育により6ヶ月以上かけた。
材とマット両方20℃飼育したが、現在のところ最大は材飼育によるもの。
材はクヌギ細材ミニプラケ入り(1本で羽化)
マット飼育はEM菌マット(Yeti’s)
ペアリングは後食が始まれば大丈夫。産卵セットはZマット(お古)に材の切れ端などを適当に埋め込んでおく。基本的にマット産みのようだ。