今号はなんとまぁ、「イカス甲虫群」
とゆうテーマやおまへんか! わぉ! ついにクワガタムシ以外の虫がクワ馬鹿に載るのねぇ〜〜〜!! |
ルリセンチコガネは、ここ (クワ馬鹿) にいらっしゃる虫好きの方々なら一度は耳にしたことのある名前ではないでしょうか? 動物の糞を主食にしている、いわゆる食糞性コガネムシ (糞虫) の一種であるってことは、よくご存知のことかと思います。 でも、ルリセンチコガネって名前、実は種名(または亜種名)ではなくて単なるあだ名だって知ってました? って、知ってるって? すんまそ〜〜ん(^^;) |
ルリセンチコガネは、オオセンチコガネって言う食糞性コガネムシの一種の紀伊半島産個体群に対する 俗称なんですね。同様に、京都〜滋賀に産する個体群をミドリセンチコガネなんて呼びます。双方ともその名のとおりの体色なのに加えて、金属光沢を帯びた非常に美しい甲虫です。 紀伊半島全体にいるようですが、どちらかと言うと山地性が強いようで、原生林が保たれている地域に個体数が多いように思います。紀伊山地に行けばたくさんいますが、何処よりも観察しやすいのは奈良公園のある春日山周辺でしょう。 ここの個体群は、おそらくそのほとんどは鹿の糞に依存して世代交代を繰り返しているようですが、逆に言うと多数生息する鹿が大量に排泄する糞を、分解して土に返すという重要な役割を担っているとも言えるのでしょう。 |
では、オオセンチコガネってどんな虫でしょ? |
|
|
|
|
|
さて、なぜタイトルが「ふんころがし」なのか? ですね。 |
・上の目撃時、確かに写真を撮った覚えがあるのですが、いくら探しても出てきませんでした・・・・ちょっと心残りです。 |
注:春日山周辺は特別保護区に指定されているエリアがあります。観察、採集はエリア外で行いましょう。 |
|
2001年春号目次へ |