オサムシの仲間を累代飼育したことがある人は
そう多くはないと思う。 |
左、宮城県産コアオマイマイカブリ。右、福島県産コアオマイマイカブリ。 |
餌の立場であるカタツムリは、わりと厳しい環境でも生きて行ける種もいるよ
うで、大きいものなら1匹だけでも結構な栄養と成り、
マイマイカブリは今のところは上手くやって来たのかもしれない。 |
左は千葉県木更津産、ヒメマイマイカブリ。右は伊豆大島産だがこの産地 は平均して本土産のヒメマイマイより大きいとは採集者の言葉。 |
左右とも長崎県五島列島福江島産、マイマイカブリ。九州北部産も大きい が、この産地の方が大物が多いそうだ。70mmに達する個体も有ると云う。 |
一部の種を除きオサムシの仲間は後翅が退化し飛べない。マイマイカプリでは
左右の翅鞘も癒着して開かなくなっている。地上歩行だけでは移動能力も弱く
それだけ地理的変異も多くなり、同じマイマイカブリの仲間でも産地の距離が
隔たると、交尾も不可能なくらいにまで変異があるそうだ。カタチが違う、色
が違う!毛が生えてるとか生えてないとか、色々観る処が沢山有る!(嬉) |