今年、5/12からインドネシア、スマトラに、友人(インドネシア人)に会うのとクワ採りの為
スマトラに行ってまいりました。 採集地 インドネシア ブンクル州 北ブンクル パダングチ さて、スマトラ ブンクル州までですが、これが、遠い遠い、何せ日本〜バリ島(トランジット)〜ジャカルタ(泊)〜スマトラ ブンクル〜北ブンクルです。ジャカルタからは飛行機が一日一便のみ不便この上ないところです。メダンなら、シンガポール航空が出ているのですが、 ブンクルまでないのであきらめました。 5/13スマトラ着。友人の家でしばし休息。日本人が珍しいのか、ぞくぞくと親類が集まってくる。 おみやげに日本のコシヒカリを渡す。久しぶりに会ったので、談笑。 夕食後、明日のクワ採りの準備です。懐中電灯3個、かご2個予備電池5パック、針金、なた。なたは友人が用意。 インドネシアでは車のオーナーは皆、助手席になたを置いている。自己防衛のためだそうです。 焼酎類を購入しようと思ったがイスラム色が強く州都と言っても小さな町なのでなかったので、トラップ中止。 ![]() 5/14北ブンクルへ出発。暑い暑い!車にACはないし、気温は33度以上(日本の37度相当) 友人にAC付のレンタカーを借りたいと言うがレンタカーなどないとの返事。 スマトラ全土に言えることだが、まず、レンタカーはメダン、パダンにあるかないか位です。仕方がないので、そのまま蒸し風呂状態で彼の実家へ向かう。 6時間後、到着。街中よりは幾分か涼しい28〜30度くらいであろうか。 さっそく、友人の親類たちがクワを持ってきた。タウルス5匹、オニクワ1匹(このとき私はタウルスをアルキデス、 オニクワをモーレンカンプだと思っていた・・・・) そして彼らに採り方、保管の仕方を説明し、7cm以上で小なクワはいらないと言っておいた。 ![]() いざ、採集!!彼らの家の裏が森と山なので、さそっく入ってみる。 しばらくしてたぶんアカメガシ系の木の樹皮裏に小さなタウルスがいた。樹液はほとんど出ていない。「おる、おる」と心の中でほくそえみ家に戻ってくる。 収穫タウルス3匹。が、突然スコールが!!本日はあきらめざるを得なくなった。仕方なく彼らの家で夕食をたべながら森と山について話す。 森の中には、毒蛇、アナコンダ、虎、熊、マラリア蚊がいると言う。 「虎はもし遭遇したら、目線をそらさず動いてはだめだ」と言い、事前には聞いていたが、住んでいる人が言うのだから、怖くなり少し戸惑う。 っていうかかなり躊躇している。 5/15朝4時30分起床。今日は友人の妹の夫と会う為に山間部の市場へ行く。 道すがら道路に牛、やぎが悠然と寝ている。田舎はいつもこんな風らしい。到着。結構涼しい。皆インドネシア人は長袖、ジャンパーを着ている。 私にはちょうどいい気温であった。20度くらいか?そして彼と合流。彼もクワを持ってきていると言い期待する。 タッパーの蓋を開けるとタウルス多数、オニクワダールマン10匹がいた。彼の家は谷を渡った山奥だ。行きたいけどいけない。 渡し舟は一日朝と夕方だけだ。 彼が、コーヒー豆を、売りに行っている間、市場周りを見る。木の樹胴に何か昆虫がいるが今針金も何も持っていないのであきらめる。 友人と相談した結果ここら辺は危ないので親類たちを雇うことにした。友人も森が嫌いだ。 彼らの給料は、出来高制で3日間、もし、クワが少しであれば15万ルピア(2000円)大きいのが取れかつ、多数であれば25万ルピア(一日当り1100円)の契約をする。 そして4人のインドネシア人を雇う。見せた写真はコーカサス、アルキ、オオヒラタ、フタマタ、オオクワ等を見せた。金額等は一応の参考にしてください。 コーカサスは「いるいる雨季になれば飛んでくる」でも今は乾季です・・・・。 コーカサスは害虫と思っているらしく、「もし、いたらすぐ殺す」と言っていた。彼らにとってクワ、カブトはあくまでも害虫なのである。 でも今は金のなる虫に映っているようだ。道具一式を渡し、委託することにした。 町へ戻りクワを待つことにした。ちょっと暇なので、町中の学校や林に行く。 ヒメカブトが腐るほどいた。持ち帰り本当に腐ってしまった。色はとても赤みを帯びていた。 インドネシア事情 皆さんはよくマレーにいかれると思うのですが、ジャカルタ以外インドネシアのインフラはマレーのそれより遥かに遅れています。 田舎へ行くと望むべくもありません。マレーに行った時その近代さに驚いたものです。観光地以外のレンタカーはまずありません。 また、治安もマレーに比べれば遥かに悪いのが現状です。しかし、私はインドネシアが好きですが・・・。 最終日 友人宅へ帰っていた私は頼んでおいたクワを見る為にまた6時間かけて田舎へ出かけました。待っていたのは、 タウルス50〜60匹、オドントラビス ダールマン30匹、 パリーフタマタ10匹、ネブト系3匹でした。 コーカサスはいませんでした。昆虫採集は雨季です!!乾季はだめです。 雨季9〜2月。私は乾季真っ只中に行ってしまったのです・・・。クワがいただけましですが。 さて昆虫類等輸入検査申請書です。アルキデスと記入しインドネシア森林機関へ行く。 時間がなかったので「時間がないから早くしてくれ」と裏技をつかい証明書取得。日本へ帰り植物検疫所で書類とクワを出す。 「クワガタか」というような顔をし1匹つまみだしOK。証明書は返してもらえなっかた。後でわっかたのですが、コピーはくれるそうです。 インドネシア発行機関 DEPERTMENT KEHUTANAN DAN PERKEBUNAN (デパルトメント クフゥタナン ダン プルクブナン) 住所 JL. GATOT SUBLOTO LATAI7 BLOK1 ビル DERECTRA GENTRAL P.K.A TEL (+62)021-572-0227 インドネシア語 クワガタ=kumbang(クゥンバン) オスjantan(ジャンタン) メスbutina(ブティナ) 証明書keterangan(クゥタランガン) 昆虫sulangga(スランガ)山ggunun(グヌン)木pohon(ポホン) 記後 くわ馬鹿、クワハウス様いろいろと勉強させていただきありがとうございました。 |