コバエ激減?!naoポットの作り方(^^;
 
まずは経緯から...
 「あーーーっ!コバエがうっとおしい!」「どーにかしてよぉ!」「クワガタ飼うのヤメテよぉ!」
 っと、まぁこんな感じでいつも怖い人からよく言われてますよね?(^^;
 我が家もご多分に漏れず温室導入(2台も)のお陰でコバエも一年中元気で繁殖しております。
 この季節、温室外に出ても活発なコバエ君達である。
 こうしてる間にも、台所、リビング、寝室と縦横無尽に飛び回っているコバエ(^^;
 どうにかならないものか.....
 電撃殺虫機の検討もしてはみたが、、、「温室のヒータがなくなったと思ったら今度はそれ?(−−メ」
 「電気代はいつの季節も減らないの? えぇ加減にしなさい!」なんて言われて、敢えなく却下(^^;;;
 経済的で効果も高い「ハエ捕り紙」ですが、コバエの通りそうな所につるしているものの
 私が捕まってしまい、髪がベトつくは、Tシャツは汚れるはで、、、結構怒られます(^^;;;
 こういった状況の中、経済的で電気も使わず、コバエを捕る方法はないかと考えました。

こういう人にオススメ...
  ・絶大な効果がなくとも、とにかく少しでもコバエを減らしたい!
  ・飼育スペースからできるだけ、他の場所へコバエを行かせたくない!
  ・できるだけ経済的に済ませたい!
  ・少々の数のコバエが舞うのは、しょうがないので我慢しよう.....(^^;
  ・コバエを手で殺す少々の手間は、惜しまない!(^^;
 といった人には、嬉しいかも?です(^^;;;

では、作り方から...
 ステップ1
  適当な幼虫飼育容器と人工蛹室で流行りのオアシスを用意します。(写真左下)
  どちらも何処のくわ馬鹿宅にも必ずと言って良い程、持っているであろうと思います。
  この容器の径のサイズに合うようにオアシスを切り出します。
  切るときは、裁縫の糸なんかを捲き付けて、キュッと引っ張れば案外簡単で綺麗に切り出せます。(写真右下)
  (ちなみに、このワザはサンドイッチを切る時に有効です)

 
 
 ステップ2
  こんな感じに切れます。(写真左下)  サイズが小さいほど、綺麗に切りやすいようです。
  まぁ、慣れるまで練習あるのみですね。結構クセになるかも...(^^;
  続いて、同じ要領で容器の径に合うようにカットしていきます。(写真右下)
 

 
 ステップ3
  蓋のネジ山部分一杯まで、ムギュっと容器を押し込みます。(写真左下)
  少し回しながら、まっすぐ押し込むのがミソです。
  するとこんな感じになります。(写真右下)
 

 
 ステップ4
  オアシスに竹串(径は約1.5mm)で穴を開けます。(写真左下)
  竹串の先端の尖がった部分を利用して、穴の大きさを調整するのがミソです。
  あなたのおうちのコバエサイズに合わせて下さい(^^;
  開ける穴の数もお好みで、、、ですが多くても少なすぎてもあまり良くない(後述)ので
  3〜5くらいを目安にして下さい。(写真右下)
 

 
 ステップ5
  蓋部分のオアシスを取り外し、トラップ用の液体を入れます。
  今回、実験も兼ねて「日本酒」「酢」「醤油」を用意して、どれが一番集まるか見てみました(^^;
  その他「老酒」「紹興酒」も候補にしていましたが、どの家庭にでもあるものを選びました。
  当然タダで入手可能ですから(^^; わざわざ買ってたら、経済的とは言えませんからね〜(^^)
  で、結果「日本酒」と「酢」に特に集まってくるようでした。(写真左下、右下) 注意:穴は開けていません
  驚くべきことは、置いて1〜2分でこの状態!ってことです。そんなに居たのか!(^^;;;
  写真左が1分経過、写真右が2分経過です。分かりにくいですが、1個につき15匹はコバエが付いています。
 

 
早速、改良してみよう...(^^;
 実験の後、実際に穴の空いたものを置いて観察して気づいたのだが、
 なかなか穴に入ってくれない。オアシス部分に付いて匂いを
 満喫?ラリってる?ように見えました。これでは、失敗かも?!(^^;
 そして追い討ちをかけるように、だんだん部屋の中が「酢」と「酒」の入り混じった匂いが充満し、
 家庭内で「かなりこれは不評だ」と容易に推測できました。(^^;

 そこで登場! 成虫保管用デカタッパ!! (^^;
 作ったポットをタッパに入れて2重にすることにより、ある程度はタッパ内に
 集めることができ、そこからオアシス部分を通過したものは脱出がほぼ不可能!
 タッパ部分でも、空気穴の径を約1.5mmにすることにより、脱出しにくいことが
 分かりました。(写真左下、右下) 逃げるヤツは逃げてしまいますが、8割くらいはタッパ内に残ります。

 

 
果たして成果はいかに!?...
 改良したものでしばらく観察した結果、匂いも殆どしなくなり、
 そこそこタッパにコバエが集まっているようだったので、1〜2日そのままで
 様子を見ることにしました。

 その結果は?!(^^)
 当初の予想よりも成果が出たようです。(写真下)
 ちょっと見にくいかも知れませんが、タッパ内に20〜30程度、
 ポット内には10〜15程度のコバエの死骸があります。
 約40匹とは、、、良い結果ですね!(^^) これでクワ飼育の危機を切り抜けられそうです。

 
最後に.....
 ここまでの結果に満足ではありますが、もっとコバエを減らしたい!
 という思いがまだ残ります。より減らす為に今実践していることを書いておきます。
  ・コバエの発生元と思われるプラケースには、新聞紙等を挟み、外部との出入りをなくす。
  ・餌のゼリーなんかは余計目に入れておき、プラケ蓋の開閉回数を減らす。
  ・餌換え時にケース内をチェックし、コバエが発生しているものは家の外で開ける。
   もしくは、マットを交換する。
 とまぁ、書きましたが、個別飼育のクワには容易に実践できますが、
 ペアリング中のものには、イマイチ出来ませんね(^^;
 個別飼育のクワも、挟んだ新聞紙を破いたりすることも多々ありますし、
 いちいち、手間でもあります(^^;
 この辺は、いずれ解決されるであろう、、、、、次号?をお楽しみに.....

 

この記事を参考にして頂いて、皆様のより良いクワライフを願いつつ、、、See you again?!

by naoworld

 

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