こるり日記 (コルリ新芽採集編)


みなさん、こんにちは。今回だけ「助手席」あらため「こるり」です。
あいあんが「こるりに改名しろ」とうるさいので、今回だけHNを「こるり」とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

さて、今回は5月27日に檜枝岐へコルリクワガタの新芽採集に行ってきましたのでご報告いたします。

コルリクワガタは今年の冬以来何度か材割り採集をしてきましたが、普通の黒いクワガタと違って小さくて、しかもまあまあ綺麗だし、 「オノで割り出すより簡単だから。(^^」というあいあんの口車にわざと乗ってあげたのでした。

いつものように金曜の深夜横浜を発ちます。今日も私の運転です。いつもの国道をいつものペースで延々4時間。いつものコンビニ近くで さすがに疲れてきたので運転手交代。そこからさらに1時間。明け方の6時頃ようやく檜枝岐に到着しました。
檜枝岐に着くと前夜から来ていたというあ〜さんとクワ道さんが車の中で仮眠してます。私も眠くなってきました。 ちょっとひと寝入りしようかな?と思っていると、そんな私にはお構いなしにあいあんは長靴を履いて身支度をしています。
檜枝岐では「疲れた」とか「眠い」という言葉を聞いたことがありません。(笑い)

檜枝岐の残雪の多さに驚いていたあいあんはしばらく材割りをしていましたが、1時間ほど粘っても何も採れなかったらしく どうやら材割りはあきらめて新芽採集にトライするようです。
でも新芽採集にはまだ時間が早いので少しの間仮眠することにしました。

ブナの新芽と檜枝岐の空ブナの新芽と檜枝岐の空

「居た居た!」
10時過ぎ、コルリがいたと言って寝ている私を起こします。いつの間にか1人でルッキングしていたようです。
檜枝岐に住めば、あなたにはめざまし時計は要らないね。(笑い)

しょうがないなぁ、私も手伝うか。
とは言っても、初めての新芽採集です。なかなか見つかりません。教えてもらうのも癪だし、なんとか自力で見つけようと頑張ります。 すると、いました、いました。 綺麗なブルーの♂が枝先を歩き回ってます。

「これがコルリ?」
「ん?どれどれ、おおっ、そうそう。(^^」
なるほど、コルリクワガタはこうやって枝先を歩き回っているのか。簡単、簡単。 少し慣れてきた私は、アッという間にあいあんの採集数を抜いてしまいました。

「歩き回っている個体以外に、新芽に体を突っ込んでいる個体もいるからね」
ふーん、そうなんだ。 たっくさんあるブナの新芽を、ひとつひとつ覗いてみます。なかなかいません。 でも、しばらく探していると新芽の先からおしりだけ見えている個体がいます。

新芽のコルリクワガタ新芽のコルリクワガタ

「あっ、いたいた。これでしょ?」
「おおっ、そうそう。これはベアね。(^^」
取り出してみると、おしりだけ見えていたのは♂で、さらにその奥に♀もいました。 ふーん、この方法で採ればいっぺんに2匹だから、こっちのほうが効率いいね。

というわけで新芽に潜っている個体を中心に探してみます。 少し慣れてくると、別におしりの先が見えていなくても判るようになってきました。 手では全然届かない高いところに怪しい新芽発見です。
「あれにもいるんじゃない?」
「どれどれ? んー、いるっぽいね。」
「採って、採って。」
網をのばしてガサガサ。網の中を確認すると、いましたいました、またペアです。

「でもさ、自分で見つけた個体は自分で採りなよ。(^^;」
「やだ、だって触りたくないもん。」
ただ見ているだけなら綺麗ですが、ムシはムシ。触りたくはありませんよね。

私が見つけた個体を彼が採っている間に、また次の個体を見つけてしまう私。
「これじゃー、勝てないよぉ。(^^;」
とスネるあいあん。
子供じゃないんだから、そんなことぐらいでスネないの。(笑い)

新芽を求めてヤブコギするあいあん新芽を求めてヤブコギするあいあん

「2人あわせて100匹採ろう」と目標を立てて夕方まで一生懸命採集しましたが、 結局私が56匹、あいあんが39匹で計95匹。残念、あと5匹だったね。 しかし100匹採れなかったことより、実は私に負けたことがくやしいあいあんでした。(笑い)
しょうがないな、また来週も付き合ってあげるか。

さて、「こるり」というHNに変えると、「ムシ好き」と誤解されそうでちょっぴり不安なのですが、 コルリクワガタの採集はちょっぴり楽しいかな、と思うようになった今日この頃です。

おわり。



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