6/02 いまだ雪深し!  長野コルリ





6月2日金曜日。

この日は横浜港の開港記念日ということで横浜市の公立学校はお休みという、いわば横浜市民の日である。 こんなおいしい日を家でゴロゴロする手はない。早速原名コルリ狙いで長野へ出掛けることにした。

長野行きを決定するや、ポンカンコンビも行きたいとのこと。 東京都民である彼女たちは、当然この日が休みであるはずもなく、なんと有給をとったらしい。(^^;
ホントに採集が好きね。(^^; > ポンカンコンビ

さてそのコルリだが、ある程度気温が上昇しないと飛ばないので、現地に早朝に到着しても無意味と判断しゆっくり出発することにした。 午前5時過ぎ、予定通りポンカンを拾い久々の関越道へ。関越どころか高速道路に乗ること自体が久々だ。(^^;
途中、渋滞もなく計算通り9時過ぎには長野ポイントに到着した。

が、着いてみるとそこは先週の檜枝岐以上の残雪。ブナの新芽も9割以上がまだ堅いつぼみ状態で、新芽のまわりを乱舞するコルリを 想像していた我々にとって落胆の色は隠しきれない。

それでもとりあえずブナ林に立ち入ってみる。だが、いない。こんな残雪だ、当たり前か。 30分ほど歩いてみたが全然採れそうにないのでポイントを変えようか、と相談した直後、ポンちゃんの大声。
「いたぁ〜〜。」
ブナの幹の根元を歩くコルリ個体を発見。なんでそんなところにいるの?(^^; > コルリ
って言うか、なんでそんなところで見つけるの?(^^; > ポンちゃん

「こんな雪でもいるんだね〜。」
「ボーズじゃなくてよかったね。」
などと話していると、今度は同じような助手席の声。
「いたぁ〜〜。」

雪の上のコルリを拾う助手席(画像:カンちゃん)

雪の上のコルリを拾う助手席(画像:カンちゃん)


なんと雪の上を歩く個体を発見。なんでそんなところにいるの?(^^; > コルリ
って言うか、なんでそんなところで見つけるの?(^^; > 助手席

続いてまたまた助手席の声。
「飛んでるぅ〜〜。」
私の目の前を、やはりコルリの青い個体が飛んでいる。すかさず網でゲット。 しっかし、我々はコルリの新芽採集に来たはずなんだが、新芽ではなく変な採り方ばっかりだ。
もう少し正統派な採集がしたいぞ。(^^;

その後、昼まえからは雲が出たり消えたりの不順な天候に。気温もそれほど高くないので、新芽がやや開いたブナの木の周辺で待っていることにした。 と、曇っているときは静寂なブナ林も、陽が射すと待ってましたとばかりにコルリが飛び交う。 ブナの新芽は4〜5mの高さがベター状態のようで、木の上の方をいくつか飛んでいるのが見えるのだが、なかなか網に収まらない。

それでも1時間以上粘って計10頭のコルリをゲット。10頭すべてが♂なので発生初期であることは間違いない。 少し離れた地点で採集していた助手席から昼食にしようとの電話。車まで戻り4人で昼食をとった。

集合すると早速成果の話題に助手席が尋ねてくる。
「採れた?」
「おお、10頭ほど。(^^」
「私は13頭。(^^」
また負けた。(^^;

しかも、まだあと数頭落としたと言うので、昼を終え取り残しを狙いに再びその場所へ出掛けた。 助手席が早速1頭見つける。 私も新芽に体ごと突っ込んでいるペアを発見。
今日はじめて新芽らしい採り方ができた。(^^

ブナの新芽のコルリペア(画像:カンちゃん)

ブナの新芽のコルリペア(画像:カンちゃん)


私はさらに1頭追加するが計13頭、助手席は14頭。(^^;
ハナ差届かずといったところか。(^^;

午後も3時を過ぎ、さらに気温が下がってきたので山を下りがてら新芽をチェックしていったが、この日はこれ以上の成果はなかった。 とりあえず全員あわせて30頭以上は採れたのだが、こんな採集では気が済まない我々は新潟県内で一泊し、翌日の檜枝岐採集に賭けることにしたのだった。(^^;





夏号目次へ夏号目次へ6/03 フィナーレ! 檜枝岐コルリへ6/03 フィナーレ! 檜枝岐コルリへ