小型種展足の1例
07/June/2000 BAJA
 なにやら夏号は小型種特集とか。その辺で手軽に採集できそうなのはスジクワかなぁと思い採集に行ったが、なぜか採れるのは♀成虫と幼虫だけ...。これじゃ全然ぱっとせんし、どうしたものかと悩んでるうちに5月も末。ちょうどコルリの発生時期でもあるし、とりあえずコルリを採集に出かけました。なんとかコルリは採集できたけど、採集記はもっと読み応えがあるのが用意されるであろうし、特段変わった個体が採集できた訳でもない。はてどうしようかと思ったが、小型種の展足したこと無いことに気づいた。やり方知らないが、まぁなんとかなるだろう。

とりあえず、こんな物を用意してみました。(fig.1 参照)
1.何となく便利そうな針
2.ピンセット
3.台紙
4.木工用ボンド
5.肝心のコルリ(ある程度形を整えておきました。)

 ピンセットで標本を摘んで台紙の上に仮置きして、大体の足の位置をチェックする。そしたら、その大体の足の位置に針で木工用ボンドを盛る。(fig.2 参照)

 この上にピンセットで標本を置いてボンドの表面張力と粘性をりようして針で足の位置とか調整しつつ、何となく展足しました。(fig.3 参照)

なんとなくそれらしい物ができました。あとは乾くのを待ってお終いです。

 こんな方法でいいのかわからないけど、比較的綺麗に展足できた気がします。

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