くわ植物 ・その他
ハンゴンソウ、ヤマブドウ、アザミ、ノリウツギ、クサギ、ミカン、イチジク、サクラ 


ハンゴンソウ
ハンゴンソウ 

北海道でヒメオオクワガタが付く草。キク科の草本で1メートル以上になり、キオンに似ている。北海道の山地に多い。 名前の由来が「反魂」なのかどうかは知らない(^^;

 
特徴: 

生息地:山地に生える。
:深い切れ込みがある。キオンにはない。
:ヒメオオクワガタの季節に黄色い2センチぐらいの花が多数茎の先に咲く。

 
北海道  :ヒメオオクワガタ
 


ヤマブドウ
ヤマブドウ 

北海道でヒメオオクワガタが付くつる植物。茎に傷つけて汁を吸う。本種ではないが、九州のヒメオオクワガタでもつる植物に付く例がある。

 
特徴: 

生息地:山地に生える。
:三裂して全体で五角形に見える大きな葉。裏面は赤っぽい。

 
北海道  :ヒメオオクワガタ
 


アザミ 

八丈島のハチジョウネブトクワガタが茎を傷つけて汁を吸う。詳細不明。

 
特徴: 

生息地:山地に生える。

 
八丈島  :ハチジョウネブトクワガタ
 


ノリウツギ 

ウノハナ(ウツギ)の仲間の低い木。「ウツギ」は「空木」のことで、枝が中空になっている。別名「サビタ」。

 
特徴: 

生息地:日当たりのよい山野。
:円錐状に白い花がまとまって付く。よく見ると、花弁のない花が多い。

 
北海道  :ヒメオオクワガタ
 


クサギ
クサギ 

南西諸島のクワガタ木。昼間から枝の樹液にクワガタが貼りつく。葉っぱをもむと、悪くなったゴマ油のような臭いがしてくさいから「クサギ」。本州にも多いが、クワガタがついているのはみたことない。本種はクマツヅラ科で、「コクサギ」はなんの関係もないミカン科の木。

 
特徴: 

生息地:日当たりのよいところによく生えている。
:なめらかな三角形で、もむと臭い。
:青い実を真っ赤なガクで包み、非常によくめだつ。

 
南西諸島  :ヤエヤマノコギリクワガタ、サキシマヒラタクワガタ
 


ミカン(シークゥアーサー) 

南西諸島では普通にクワガタが付く。本州では知らない。

 
特徴: 

:アゲハの幼虫が付く。
:ミカン

 
南西諸島  :ヤエヤマノコギリクワガタ、サキシマヒラタクワガタ
 


サクラ(ソメイヨシノ) 

詳細不明。お花見でおなじみのサクラ。

 
特徴: 

:花の後に出る。
樹皮:桜肌。紫がかった褐色で、横に短い褐色の裂け目が盛り上がる。

 
北海道  :スジクワガタ
 


イチジク 

枝のカミキリムシにかじられた跡のようなところから出る樹液にクワガタが付く。

 
特徴: 

生息地:栽培地・庭

大きい、手のひら状。切ると白い液が出る。

 
本州  :コクワガタ
 

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