くわ馬鹿座談会

〜採集ポイントについて〜
とほほまう゛編




あいあん 先日、オオクワガタを探しに地元神奈川を攻めたのですが、多産地ではないけれども なかなかどうして神奈川もいいとこありますね。
しかし、そうは言ってもなかなか採れないものです。(^^;
  
クワ道 採れないから採れた時のあの気持ちが!(^_^)
  
あいあん そう1頭のオオクワの前には、何十回、何百回という空振りがあるのに そこには注目しないで、採れたことにだけ注目する。
採集に出かけること自体が楽しいのにね。
  
クワ道 ほんと採集自体を楽しんで欲しいですね!(^_^)
がんばって駄目だったら・・・
とは思いますが是非ともあ〜さんやクワ道ぐらい惨敗すれば結果もでてくるのではと・・・
  
あ〜 惨敗しすぎですな。(^^;)
いくらなんでも。
  
クワ道 でもいまだから喜べる、味わえる趣味に出会えて本当に良かったと思っています。
  
あいあん ところで、ちょっと考えてみたんですがおしえて君の分析を。(^^;
1 おしえて君の大部分はオオクワ希望
たしかにオオクワが採れるとすごく嬉しいけど、オオクワだけじゃないですよ、面白いのは。(^^
2 おしえて君はオオクワをまだ一度も、またはほとんど採ったことがない
採れないとある意味焦りますよね。で、この気持ちはよく分かります。(^^;
でもフィールドに出ないと採れないのですから、まずは出かけましょう。
3 おしえて君は先入観が捨てられない?
採集にはたくさん出かけているのに採れない、という方。固定観念というか先入観に とらわれすぎてはいませんか?「倒木にはいない」とか「根部にはいない」などと 決めてかかると採れるものも採れなくなります。(^^
なぁんて偉そうなことをぬかしておりますが、かくいう私もコルリやネブトに関しては、えりーさんや つーさん達におもいっきり「おしえて君」してしまいました。(^^;
  
tsuu3@田中 私思うのですが、
おしえて君は教えても採れないのじゃないかと思うのです。
何回行ってもです。
  
あいあん なるほど。でも、それはどうしてでしょう?
  
tsuu3@田中 採集ってのは研究みたいな要素がかなり有ると思うのですよね。
環境やら、木の種類やら・・・・
色々理解して解明していく部分にも面白さがあるわけです。
それプラスタイミングが合った時に採れるのでは?
最初から教えてだけで入ってくる人(礼儀も知らない)はそういう精神がかけてると思うのです。
考えるということをしないと言った方が良いかな。
ですから、ポイント教えてあげてもきっとおしえて君は採れないと思うのですよ。
飼育だってそうです。
  
あいあん だが、採れなくてもポイントだけは確実に荒らしてくれるのが「おしえて君」の 恐ろしいところだそうです。(^^; < 某筋
  
てらぼん k-suganoさん、tsuu3などの近畿支部の方達と知り合うまでは、カブトムシですら、なかなか採集できなかった 自分としては「おしえて君」に対して、なにも言えない。 ただ、最初は「コミニュケーションありき」 だと思う。 そうすれば、いずれ連れていってくれるのに、そこまで待てないんだろうな。 気持ちは、わかるのだが。
クレクレ君、おしえて君は、見ず知らずの人にものを頼む事をどういう風に考えているのだろう?
確かに、ここの採集報告は、魅力的だし、遠く離れた所へは、なかなか行くことが出来ないし・・・・
  
藤森@えりー しかし、私も考えてみると教えて君なのかも。
虫のことでいろいろ疑問をぶつけたり、 質問して教えを乞うていることが多いです。最近も・・・(^^;
ポイントはだいたいの場所を聞けばいいです。たとえば山の名前とか行政区域とか。
あとはその周辺ポイントを自分で探せばそれで済むことなんですよね。
逆に、この木で採れますとか、さあ、この足下がポイントですという教え方は 相手に失礼ですね。
あいあんさん、前に一緒に伊豆にいったとき、採集に対する個人主義のようなものを言っていたじゃないですか。
つまり、手取り足取り教えてもらって採る、あるいは人が採ったものをもらうのはあまり嬉しくない。
自分が探して、採集しないと意味がないんだというようなことを。
わたしも同感です。
  
BAJA 僕は色んな人に親切に教えてもらいました。非常に感謝しております。
僕の場合はポイントを教えてもらうと言うより生息環境やシチュエーションを教えてもらってると考えるようにしてます。
それを元に色々考えて採集しにいくのが楽しいです。
そしてそれが大当たりだった時がたまりません。
でも、有名ポイントに足を運びます。それは高確率でノウハウの吸収があるからです。灯火採集しかり、樹液採集しかり。 だから、教えてもらうことは悪い事だと思いません。
しかし、教えてもらうだけで、努力しない、 自分で考えないってのは個人的には余り好きになれません。
  
かさで〜す 今日は、採集好きにもろいろあるのでしょうか、数を採ることに生きがいを感じる方、 同種類でもひたすら追い求める方、取れるに越したことはありませんが、予測や予想を立てたり計画することも 含めて楽しむ方、テーマによっていろいろありですよね!
しかし、採るためには、探究心がなければ知識は生まれぬわけで、 日々の努力が本人の人格にまでも影響しかねることとなり、よって師と仰ぐ方たちに接する前には向上心なくしては、 相手にされぬのが人間社会ではなかろうか。
同レベルでの社会があり、少し上の社会があり、はるか雲の上があるのでは!
皆様のご意見はいつも感心することばかり、採集もおくが深いぞな〜。
  
とほほまう゛ みなさんの意見を聞くと今までクワ採集に行ってきて くわそっちのけで崖登りとかしたり、崖から滑り落ちてしまったり、頭からデジカメごと沢に落っこちそうに なったりして楽しんで(?)いたのは正しかったのかな?
とか考えてしまいました。他人に否定されても、僕の楽しみ方がそうなのでどうでも良いですけど(笑)
なんだか良くわかりませんね。
  
あ〜 教えて君は、教えて君でいいと思うんですよ。
一から十まで全部一人でできるわけない
んですから。(^^;)
私も教えて君です。(^^;)
ただ、教えてもらったポイントをその人がどう扱うかが問題ですよね。
軽んじるか、重んじるか・・・ 私には採集しかないので、ポイントはどうしても重視してしまいます。
人様のポイントは人様のポイントです。
  
藤森@えりー ポイント秘密主義はちょっと悲しい気がしますが、対象となる種とその相手によるんでしょうなあ。 とくにオオクワガタの場合。
やっぱり相手によります。
人から教えてもらった情報を回す場合は許可を取ります。
情報は無料ではないということを理解していないひとや
まるで自分が見つけたように言いふらす人
にはちょっとイヤだなあ・・・。
でも、そんな自分は心が狭いなと思うこともあります。
クワの生息地は個人の土地か國の土地です。
しかしクワが生息しているという情報はそれを最初に見つけた人の努力があってのことです。 それに敬意を払うのは当然のことですよね。
>今までクワ採集に行ってきてくわそっちのけで崖登りとかしたり、
>崖から滑り落ちてしまったり、頭からデジカメごと沢に落っこちそ
>うになったりして楽しんで(?)いた
採集を楽しんでいるならそれで良いんじゃないかと思いますが・・・。
  
tsuu3@田中 問題になってる教えて君や、くれくれ君はいきなりメールや、掲示板で教えてくれ、虫くれっ てやってくる奴のことを指しているのですよね?
てらぼんさんも書いていますが、「コミニュケーションありき」と思うな。 メール交換したり、掲示板で顔見知り以上な人は全然問題ないと思うな!
>だが、採れなくてもポイントだけは確実に荒らしてくれるのが
>「おしえて君」の恐ろしいところだそうです。(^^; < 某筋
はい、そうですから私は絶対にいわゆるおしえて君には教えませんよ。
で、やっぱ、教えてもきっと採れないと思うんだな。これが!
ポイントですが、これが結構クワの種類による部分が有りますよね! 皆さんが言ってるポイントはオオクワを指しますよね!
オオクワはピンポイントだもんな〜〜!
  
OBCむげん 教えてもらったポイントで採れても嬉しいんでしょうか?
絶対ではありませんが、人の後を追いかけても採れない場合の方が多いでしょう(^^;;;
汗水たらして惨敗のあげくGETできたときのムシは一生忘れません。
10年以上前に初めて幼虫採集したことは、昨日のように思い浮かんできます。
苦労せずに手に入れたムシじゃ、つまらんと思うが…<まぐれもあるが(^^ゞ
一つ気になるのが、地元の方に不快な思いはさせないように、節度はわきまえて
採集じたいができなくなりますから!
  
とほほまう゛ あはは・・・御師様が開拓したところは荒らしたくないんですよね。
だから新規開拓を。それも人が入りそうもないところばっかりねらってます。
そこで「本末転倒男」の本領を発揮してくわそっちのけでやらなくてもいい
崖登りとかやって、落っこちそうになったりする馬鹿者です(笑)
  
藤森@えりー >教えてもらったポイントで採れても嬉しいんでしょうか?
そういう人ばかりだといいのですけどね(^^;
採れる採れないは運もあるし、いけば採れるなんて甘い考えをもって採集に行くなんてもってのほかですよねえ。
接待採集させてもらうときは、その人が見つけた場所を荒らすことになるのでちょっと申し訳ないなという気分になります。
でも、やるからには最大の成果をあげるのが恩返しでもあります。
幸なことに、私の場合、小型種採集では天気に左右される新芽以外はそこそこ成果があります。
しかも自分で見つけたポイントでの採集はそれはもう何とも言えない充実感がありました。 脳内快楽物質がでまくりだったのでしょう。
病みつきになるわけですな。
  
あいあん >最初は「コミニュケーションありき」 だと思う。(てらぼんさん)
誰でも最初はここからスタートですよね。
>手取り足取り教えてもらって採る、あるいは人が採ったものをもらうのはあまり嬉しくない。(えりーさん)
>教えてもらったポイントで採れても嬉しいんでしょうか?(OBCむげんさん)
お二人もおっしゃるとおり、「この木のここにいるよ」なんて教えてもらっても私も全然嬉しくないっす。
この場合、自分の思考が介入する余地がありませんから。
>生息環境やシチュエーションを元に色々考えて採集しにいくのが楽しいです。(BAJAさん)
>採るためには、探究心がなければ知識は生まれぬ(かさで〜すさん)
>で、やっぱ、教えてもきっと採れないと思うんだな。これが!(つーさん)
ここが採集の神髄なんでしょうね。つねに一歩先を考える姿勢が大事なのでしょう。
現状に満足したらその先に進歩はありませんもんね。
>ポイントはどうしても重視してしまいます。(あ〜さん)
私も人様のポイントは本当に細心の注意を払います。
これは研究心というより道徳心の問題かな。
>他人に否定されても、僕の楽しみ方がそうなのでどうでも良い(まう゛さん)
たしかに。人様に迷惑をかけさえしなければ、自分のスタイルを追求するのって
格好いいですよね。
すなわち、ひと様に迷惑をかけることなく自分自身のスタイルで楽しむことが昆虫採集の原点であるような気がしますね。(^^




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