三月カブト

       今回の報告は、国産カブトの早期人工羽化であり、

      クワガタ系の混入はいっさいないことをはじめにお知らせする。




1・今回の目的

  クワ馬鹿で、温室カブトの記事がのっており、著者も試したくなった

  また、羽化したての国産カブトを雪の上を歩かせたかった

 

2・これまでの飼育経緯

  8月に採卵  県南の野外採集品から 持ち腹であった。

  9月〜11月 集団飼育から切り離し、中プラケースで加温飼育開始

  12月〜2月 一頭死亡。

 

3・この→のが


  飼育ケースで蛹室を作ったやつだ。

  今回は、彼を掘り出した

→が堀り出した個体だ。

  しわしわだ

  人工蛹室に移動。


 
編

蛹化  3月7日。

    無事に蛹化。極小のオスだ。

    

    3月20日

    体が透けて見える。羽化は後5〜7日か?

 

    3月23日

    ほぼ固まってくる。後2〜3日か?   

    

    3月24日

    足が少し皮がむげているが動かない・・・

    死んでいる?  

 

    3月25日

    死亡確認

 

 

     今回の実験では、死んでしまった。原因としては、

        1・さわりすぎ

        2・温度変化 

        3・蒸れ

    1は、前蛹になった事や蛹化してことで、手に乗せ

    持ち運んでいた。2は、温室自体がサーモの故障?

    で四十度近くなり、15%ほど死亡したからである。

    当時、羽化を進めるため、比較的温度の高いヒーター

    上部にセットしたため。3は、人工蛹室作成のさい、

    かなりの加湿にし、しかも狭いタッパーに密閉状態で   

    放置したため。

 

    いずれにしろ、個体は死亡した。

    今年は、幼虫を取ったらば、一ヶ月後に冷蔵庫に入れ、

    疑似冬眠をさせて見たい。

    

             これで終わる。

       
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