いた!

 餌皿をどかしてみると、なんとそこには仲良く仰向けになって寝ているノコギリクワガタのペアがいるではありませぬか。生きていただけでも良しとしますか。それにしてもま〜だ寝てたとは...、参ったな。(^^;;

仲良く寝てる。(^^;;

仲が良いのは良いことではあるが...



 実験結果&考察!

 結局、冷蔵庫に入れたこのノコギリクワガタのペアが後食を開始したのは翌2000年の2月になってからであった。♂は羽化後約10ヶ月、♀は約7ヶ月後ということになる。ところが今回の実験に使用した♂と同じ頃の’99年の4〜5月に羽化し、引き続き温室に入れっぱなしにしていた個体や暖房の効いた部屋に置いておいた個体は、冷蔵庫に入れた個体と同時期に活動を開始したものが多くいる。しかしなんと言ってもこの少ない個体数からではよくわからないというのが正直な感想であります。ただ本土のノコギリクワガタは、トカラノコやアマミノコといった暖かい南西諸島の虫よりも、もう少し長く寒さを体験させなければ活動を促進することは出来ないのではないかとも思われます。18日間では短かったかなぁ...。それとも冷蔵庫から出した後の温度が23℃では低かったのかなぁ...。それとも羽化した年に活動を開始させようというのは無理なことなのであろうか...。
 そしてまだ寒さが残るこの季節に室内でノコギリクワガタは活動しております。これを書いている3月24日現在、飼育温度24℃程で1♂2♀を一緒にしているケースもあるのでありますが、餌皿にて雌雄が近寄ってるのは確認してますが、交尾は確認しておりませぬ。して、まだ産卵も確認できずな状態であります。それにしても、温室栽培?をすると野菜も虫も季節感なんちゅーものはなくなりますな。(^^;;

 今年、我が家ではノコギリクワガタの飼育はまともにしておらず、菌床ブロックに数匹の幼虫を投入したままほったらかしといった状況になっており、まだまだ羽化どころか幼虫をやっております。よって新成虫を冷蔵庫に投入し活動を促すといった実験は、今シーズンは出来ませぬ。(なんかやる気もないしぃ。(^^;;)もし新成虫をお持ちの方、または近々羽化しそうな個体をお持ちの方でこの実験をしてみようという方がいらっしゃいましたら、是非チャレンジして結果をこの「くわ馬鹿」にて報告して頂きたいと思います。と、いつもながらの他人任せにして終わることとしよう。それではヨロシクっす!(なんちゅー報告だ。(^^;;)



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