伊豆採集記

あいあん





3月11日、早速リベンジの日がやってきた。
クワ道さんから伊豆採集のお誘いを受けたのだ。当然あ〜さんも行くらしい。
オオ・ヒメ・ヒラタが命の彼らだが「小型種も採ってみたい」とのこと。どういう風の吹き回しだ?!
まだ3月なのに台風でも来なきゃいいが。。。(^^;

前日に予想通りポンちゃんも参加決定。カンちゃんも連日の朝帰りもかえりみず強行参加。(^^; < カン談:仕事です(^^;
助手席も含め大挙6人でのコルリ行となった。

さて、午前9時には現地着。心配された天気だが、やや雲が多いもののそれほど寒くなく風もまったくない。
荒天どころか、天城史上一番の採集日和となった。やはり私は晴れオトコだ。(^^

駐車場からいつものポイントまで歩く。「細い黒腐れ」というコルリ材の特徴を簡単に説明すると、 まもなくクワ道さんが♀ゲット。さすが採集派、幼虫ゲットの前にいきなり成虫だ。(^^
しかし、説明した材とはほど遠い白枯れな木。私はなんのために説明したのか。。。(^^;

「マダラも採ってみたい」というクワ道さんのリクエストにお応えして赤枯れの切り株で なんとか1頭ゲットするも、ポンちゃんに放虫されてしまった。(^^;
相変わらずひとの採集個体を放虫するのが得意だね。(^^; > ポンちゃん

コルリはみんなで数頭ずつ幼虫を割り出すが、成虫がなかなか出ないのでポイント移動しようとみんなに呼びかける。
しかし、あ〜さんがなかなか降りてこない。やっと降りてきたと思ったらコルリ幼虫を1人でザクザク採っていたのだ。
コ、ノコに続きまたも「コ」の字がつくコルリも大量ゲット。「コオトコ」の看板に偽りなし。(^^;

ルアーケースをのぞき込む他の5人。あまりのタコ採れに笑うしかない。(^^
天城の山中に不気味な男女6人組の高笑い。
このあと一般の登山者が近づいてこなかったのは偶然ではあるまい。(^^;

続いて、ホソツヤポイントに移動する。
私と助手席は前回採れた付近でホソツヤを探す。ホソツヤは採れなかったものの ほどなく1本の材からコルリ4♀をゲット。デジカメを持ってこなかったので、これらを撮影してもらうために あ〜さんたちの場所まで戻った。

コルリ2♀

コルリ2♀


すると、そこにはマダラ割り出しに熱中する4人がいた。赤枯れの切り株や倒木にかじりつき オノを片手に黙々と木を削る4人。あたりは血の海のようだ。(^^;
もちろん他の登山者が付近に居なかったことは言うまでもない。(^^;

結局、ここではクワ道さんがマダラ1頭をゲット。あ〜さんがコルリ成虫2ペア、マダラ6頭をゲット。 しかも、あ〜さんは1本の材からコルリ成虫・マダラ成虫・スジ幼虫の3目達成。すごい。(^^;
ポンカンコンビは幼虫は大量確保したものの、残念ながら成虫はゲットできなかったようだ。

もう一度助手席のいる場所まで戻りホソツヤ探しを継続する。
「このあいだのはマグレだったのかなぁ」
全然成虫が採れない助手席が悲しそうにつぶやく。んー、ちょっとかわいそうだぞ。
「そんなことないよ、今日がたまたま採れないだけだよ」
と慰めの言葉を言った直後に1♂ゲット。(^^;

しかし、私も1♀追加し今日のところは5対1で勝利だ。リベンジ成功。(^^)v
だが、通算ではまだ7対10で負けてるのよね。(^^;

午後2時を過ぎ、腹も減ってきたので下山することにした。
ホソツヤはまたもお預けだ。

帰り道、カンちゃんの疲労のピークは極限に達した。カンちゃんは、疲れてくるとキンちゃん、クンちゃん と一段ずつ下がっていく。
今まで私が見たのはケンちゃんまでだったが、この日はどうも「ヲンちゃん」になっていたようだ。(^^;
次の採集の時までには、せめてサ行まで戻ってね。(^^)/

昼食を終え第2ポイントに向かう。
以前、子供たちを連れて釣りに来た場所だ。道を少し外れると立派な台場クヌギやコナラの林。
こんなとこにこんな美味しそうな林があったなんて。。。なんて勿体ないことを。。。(定番(^^;)

いくつか立ち枯れや倒木を削ったが、ノコらしき2令を3頭出しただけで日没となってしまった。
夏には是非もう一度来てみたい場所だ。(これも定番だ(^^;)

とにかく自然の中での採集は気持ちがいい。
気心の知れた仲間と行くならなおさらだ。
仲間や自然にいつも感謝の気持ちを忘れることなくこの趣味を続けたいものだ。(^^ < 助手席談:私にも感謝してね(^^

(^^;;;





2000年春号目次へ