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ミーハーの王道
私は生まれつきのミーハーである。血がミーハーだから、けして治るということはない。
ミーハーはなぜか社会的に価値がないとされるものに夢中になる。
いわば縁日の夜店に並ぶおもちゃのダイヤに心奪われてしまうようなものである。
「ああ、なんて美しい!」とうっとりするのは、おもちゃのダイヤでもティファニーのダイヤでも同じレベルなのだ。
さらに、なぜだか「おもちゃ」に心奪われることが多いのがミーハー。
社会的には価値があろうとなかろうとそんなことは関係ない。「美しい!」と思ったら最後である。
ある日、ミーハー仲間のAさんが言った。
「いつもくだらないものに夢中になってるけど、これで勉強とかなにかもっと役に立つことに夢中になっていたらよかったのにと思うのよ」
私は言った。
「いいえAさん、それは邪道です。ミーハーは役に立たないものに夢中になるからこそ、ミーハーなんです」
「……そうね」
いったい、私はいつからミーハーになったのであろうかと来し方をかえりみれば、い・ろ・い・ろありましたが、やはり小学校4年生にまで遡る。
従姉妹に連れて行かれた宝塚が端緒であり、現在に至っている。
とにかくきらきらしたものが好きで、スパンコールとか、ミラーボールとか、スポットライトとかに条件反射のごとく心浮き立つのはなぜなのか。
夜景も大好きで、ハワイのオアフ島の夜景とか、お台場周辺の夜景をモノレールで眺めて「なんてきれいなんだろう」と思わず涙ぐんでしまうに至っては尋常ではない。
この調子だから歌舞伎も大好き。しかし、やっぱり宝塚なんだ。
キラキラしたライトとキラキラした衣装をまとった美しい人たち!
宝塚に始まって終わるミーハー人生!
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