電気局官舎の跡



 大阪市営高松住宅一帯は、元は大阪市電気局官舎として、大正10年6月に160戸が建設されていたところ。後の大阪市交通局の社宅(市電公舎)として親しまれたが、昭和40年代になって大阪市交通局の赤字不振のため、完全に姿を消した。
 昭和11年、局員の福祉施設として、公舎付属の託児所、木造瓦葺き平家建が開設され、大阪市交通局天王寺保育園となったが、昭和45年高松保育所と併合になる。