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=========================================================================== 【ソ フ ト名】 Read: Read Pictures from Digital Camera for DOS Ver1.1 【登 録 名】 CAMEDIA1.LZH 【バイト 数】 94505バイト 【検索 キー】 1:CAMEDIA 2:OLYMPUS 3:SANYO 4:EPSON 5:AGFA 6:DIGITAL CAMERA 【著作権 者】 寺内 衛 (HQD00672) ; DOS版へのポーティング 篠沢一彦氏 (shino@x.age.ne.jp); Linux版original source code 中島信行氏 ; 割り込み駆動方式RS-232C 1byte入出力ルーチン 【対応 機種】 HP200LXのpure DOS 及び PC/AT(XT)互換機上のDOS 【動作 確認】 HP200LX(倍速2MB) 及び Rescue Vision(AMD 5k86-PR166) 【掲 載 日】 1997/5/13 【開発 言語】 Borland C++ Ver 4.5 for DOS 【作成 方法】 LHAにて解凍 A>LHA X CAMEDIA <ret> 【 種 別 】 DOSアプリケーション 【転載 条件】 不可 =========================================================================== com1版実行ファイル com2版実行ファイル com3版実行ファイル 【ソフト紹介】 ・Read.exe/Rx2.exe/Rx3.exe/Rx6.exeは、Olympusのデジタルカメラ 旧Camediaシリーズ(C-800L/C-410L/C-400L/C-400)で撮影した画像データを、 HP200LXを始めとするPC/AT(XT)互換機(UARTに8250及び16550等の互換チップを 用いたもの)で読み出すためのプログラムです。 Olympusの旧機種のみならず 歴代のEPSONのデジカメ(CP-100/CP-200/CP-500/CP-600)でも、全く正常に 動作します。 ・pure DOS上で動きます(OS/2 Warpの仮想DOSでの動作報告あり)。 ・com1に接続されたCamediaからカレントディレクトリにデータを読み出します。 コマンドラインオプションは次の通りです: read.exe [-f xx -t yy][-T] -f/-t : xx枚目からyy枚目までを読み出す;このオプションがない場合は カメラ中の通常の画像データを 全数読み出します -T : サムネール画像のみを読み出す(-f/-tオプションは無視する) ・通常の画像データはpic?????.jpg(?????は00001から始まる通し番号)、 サムネール画像はthumb???.jpgという形式でセーブします。 カレントディレクトリに同名のファイルがあると書き込まずにスキップします。 ・個人的には未確認ですが、Camediaシリーズと同一の制御LSIを利用している SANYO/EPSON/AGFAのデジタルカメラでも利用できると言われています。 (伊藤純一郎さんのホームページによる; http://www.mt.cs.keio.ac.jp/person/itojun/itojun.personal.j.html参照) これまでに、FHPPC MES 7では、前のバージョンを使用していただいた Olympus C-800L : RXB05347 ☆Stardust☆o..さん C-400L : XLK01363 manilaさん C-400 : JAD01132 YOKELさん EPSON CP-100 : BYI11600 Donkyさん (サムネール転送のみNG) CP-200 : JAC00572 武田 格昌さん CP-500 : HQD00672 寺内 衛(本人(^^;;;) CP-600 : HQD00672 寺内 衛(本人(^^;;;) SANYO DSC-V1 : GEH00455 アグさん から、それぞれの機種についての動作報告がなされています。 (どうもありがとうございましたm<..>m) ・このプログラムを利用することにより、撮影枚数の少ないCamedia C-400でも HP200LXのフラッシュカードの空領域の大きさまで撮影枚数を増やすことができ 安価なC-400(実売17800円程度−'97.4.28現在−)の利用価値が高まります。 EPSONのCP-600(実売49,800円程度-'98.10.1現在−)でも問題なく使えることが わかりました。 Compact Flash対応機種ですが、HP200LX用の大容量フラッシュ カードをお持ちであれば、このプログラムで転送できますので、とりあえず Compact Flashを買わなくてもいいかも知れません(^^;;; 【著作権に関するクレジット】 このソフトウエアは、篠沢一彦氏が作成されたLinux版を元に、寺内 衛が DOS上にポーティングを行なったものです。その際、RS-232Cの1byte入出力 ルーチンには、中島信行氏が作成されたINTRAUX.C(「中島信行、シリアル・ ポートのプログラミング、BootStrap Project-2, No.4, pp.115-137, CQ出版(株)」)より、本ソフトウエアへの利用に限って著作者の許可を得て 引用しました。Niftyでの公開を快諾して下さった篠沢氏並びに中島氏に 深く感謝致します。 【HP200LXでの使用法】 ・HP200LX(倍速)上では、転送速度19200bpsのRead.exe及び転送速度38400bpsの Rx2.exeのみ動作確認をしています。57600bps/115200bpsのRx3.exe/Rx6.exeは、 より高速な母艦での使用を想定しています。 ・タイマ割り込みを発生するようなTSRが常駐しているとハングしてしまいます。 例えば、GAOGAOさん作のBattlog等は組み込まない状態で使用してください。 (私のプログラミング能力の限界ですのでご容赦ください m<..>m ) ・必要とするメモリの関係から、みゅうさん作のMAXDOSでの動作は不可でした。 pure DOS上でお使いください。出来れば、config.sys/autoexec.batを 共に処理しない素のDOSで使うのが良いと思います。 ・実行中にHP200LXがlight sleep状態に入るとハングしてしまいます。 Bible付録のstat100(ひろ.さん作)等を利用して、light sleepに 入らないようにしてからお使いください。 0.read.exeあるいはrx2.exeをパスの通ったディレクトリに入れる 1.200LXとデジタルカメラ(Camedia)とをケーブルで接続する 2.Camediaのレンズバリアを開けて動作状態にする 3.Camediaから転送するデータを格納するディレクトリを作って そこをカレントディレクトリとする 4.light sleepをオフにする 5.read <ret> あるいは rx2 <ret> ・このプログラムは単に画像データを転送するだけなので、転送されたデータを 確認するためにJPEGビューワが必要です。例えば、 http://www.palmtop.net/super.html に掲載されているLXPIC(Stefan Peichlさん作)等を御利用ください。 転送された画像を確認したら、Camedia本体で撮影済み画像を消去することで 新たに撮影することができます。 私は、次のようなバッチファイルを組んで利用しています。 ------------------------------------------------------------------------- cam.bat: stat100 -p0 -l- rx2 stat100 -p180 -l+ dir *.jpg | more pause lxpic ------------------------------------------------------------------------- ・エラーチェック等をいいかげんに行なっているため、転送速度が速すぎたり、 レンズバリアをあけずに実行したりするとハングします。その際には、 お手数ですがHP200LXをリセットし、Camediaのレンズバリアを再閉開してから 再びread or rx2を実行してください。 【HP200LXとのケーブル接続について】 ・デジタルカメラとパソコンとの接続キットを既にお持ちの場合には、 F1015A相当のケーブルとコネクタキット(F1023A)に含まれている ストレート接続用の変換コネクタ(電話マークのもの)を用いてストレート結線に してから、デジタルカメラの接続キットに付属のケーブルと接続します。 ただ、このように接続すると相当にかさばるので、ケーブルそのものを 自作されることをおすすめします。接続すべきは3本です。 (Camedia側) (MiniDin 8P ) ________ 1: NC / \ 2: HP200LX側のGnd / ・6 ・7 ・8\ 3: HP200LX側のRxD ← | | 4: HP200LX側のGnd |・3 ・4 ・5 | 5: HP200LX側のTxD ← | | 6: NC \ ・1 ・2 / 7: HP200LX側のGnd ← \________/ 8: HP200LX側のGnd ※4番ピンの中央からのズレ位置で全体のピン番号を識別すること。 とりあえず、←を付けた3本を接続すれば動作します。 【母艦での動作に関して】 ・HP200LXより高速な母艦では、57600bps/115200bps動作のRx3.exe/Rx6.exeが 動作する可能性があると思います。私自身は、Rescue Vision(AMD 5k86-PR166) とHOT-557(Cyrix 6x86-166GP)で試してみましたが、6x86の方は、I/Oへの アクセスが速すぎるためか、rx3までしか安定動作しませんでした。また、 Libretto20でも試してみましたが、Win95のDOS窓ではタイミングが合わずに ハングしてしまい、DOSモードで再起動をした後では一応動くようでした。 なるべくpure DOSで動作させてください。メモリマネージャ等があると ハングする場合でも、config.sys/autoexec.batの処理をスキップすると 正常に動作する可能性があります。また、BIOS設定で、CPUのInternal cacheや external cacheをdisabledにすると動作する場合もあります。 【ソースコードに関して】 ・Linux版originalの作者の篠沢氏並びに割り込み駆動RS-232C 1byte入出力 ルーチンを作られた中島氏には、本ソフトウエアのソースコードの公開を 許諾していただいています。ソースコードは以下にあります: com1版read/rx2/rx3/rx6のソースコード com3版read/rx2/rx3/rx6のソースコード 【関連URL】 http://www.age.ne.jp/x/shino/junky/digicame.html 篠沢一彦氏のホームページ ftp://ftp.csl.sony.co.jp/pub/C-400L/unix/ 伊藤純一郎氏の解析結果及びプログラムがftpできるサイト http://www.mt.cs.keio.ac.jp/person/itojun/itojun.personal.j.html 伊藤純一郎氏のホームページ 【お断り】 ・本ソフトウエアは、作者の環境では正常に働いていますが、設定によっては PCをハングさせたり、PCのディスク(フラッシュカード)をおかしく したり(書き込み途中でハングしてしまった場合など)、デジタルカメラの 内部の撮影済み画像を消去してしまったりする可能性がゼロとは言えません。 よって、正常に使える条件が見つかるまでは、必ずバックアップ済みの ディスク領域(フラッシュカード)を利用し、また、デジタルカメラの 画像もあらかじめメーカー製の接続プログラムによって読み出して保存して おいてください。 【謝辞】 ・このプログラムのオリジナルであるLinux版を作成された篠沢一彦氏、 割り込み駆動RS-232C 1byte入出力ルーチンの利用を許可して下さった 中島信行氏、Camediaの制御LSIのコマンド解析結果を公表して下さった 伊藤純一郎氏、並びに中島氏からの利用許諾をいただくための労を取って 下さったCQ出版社の村上氏及び清水氏に感謝いたします。 また、前のバージョンを御試用いただきましたFHPPC MES 7の皆さんに 感謝致します。特に、RXB05347 ☆Stardust☆o..さんには、C-800Lでの 高画質モード画像の転送に関して最後までテストに御協力いただきました。 本当にありがとうございましたm<..>m 【バグレポートなど】 ・バグレポートなどはFHPPC MES7か、下記アドレスまでe-mailをお願いします。 寺内 衛 mamoru.terauchi@nifty.ne.jp mamoru@music.email.ne.jp 【改変履歴】 ・Ver1.0 → 1.1 ; 64kバイトを越える画像データが転送できない点を修正