久しぶりの出張で東北、宮城へ行ってきた。
ここ1年半ばかりダム、河川の業務に関わってきた。10月からはまた新たな業務が始まる。
自分としてのまとめの意味と若い人への引継ぎのために現地システムでの作業に出張に行った。
場所は東北地方の大河、北上川の河口近くの北上大堰。
この堰の上流で北上川は石巻へ流れる旧北上川と追波湾に流れ出る現在の北上川に分かれる。この堰での水位制御で大きな水の流れを形作る。
写真の中央の3つのメインゲートは1つあたり50mであり、全体でスパン約270mの大きな堰である。
2泊3日、もよりの石巻に泊まって出かけた。
常磐線〜仙台経由で仙石線石巻まで5時間近くかかる。
休みの月曜の2時過ぎに家を出て、仙台で夕飯を食べて先へ向かう。
仙台では念願の牛タン横丁で牛タン御膳を食べて酒を飲む。 麦飯に牛タンのどんぶりにタンサラダ、タンシチュー、スープ、ソーセージを食べて満足。仙石線へ。
石巻着。 台風の後、高湿度でべたべたのなか、宿を探して歩き回った。 宿が近すぎたため飲み屋街を歩き回ってしまった。
(地図内の○印は行って写真を撮ったところ)
事前に観光案内はみたが、雰囲気があって行く気がおきたのはこの住吉神社。
ところでこの石巻の市内観光に出かけたのは全て、早朝の5時半から6時半の間。最近は朝の散歩が楽しい。
勤務時間内ではありませんので念のため。
6時半に戻って、シャワーを浴びて飯を喰って出勤というのが最近の良い習慣です。
この水鳥がのっているのは「巻石」。
石巻の地名の語源の説あり。
海運の拠点の町であるため古くから宣教師がやってきている。 移設されたギリシャ正教、ハリストス教会。
となりは漫画伝導士?石の森章太郎の記念館。
公園になっている中ノ島のある川端が港になっている。
先の山は日和山公園。その下あたりにニチロの工場。
そのあたりに14年前に来て泊まった船員保険組合があったはず。
レトロな建物がたくさん残っており町並みに懐かしさを感じる。
主だったところは小一時間歩くと周ってしまう。
それにしても飲み屋の多い街だ。
住んでいる男たちが皆出かけても足りなさそう。
あちらこちらからやってくる海の男達を迎えるのだろう。
翌朝は街が見渡せる小高い丘を周った。
宿から出て飲み屋街を抜けるとまず行き当たる丘。
数百段の石段を登ると鳥屋神社があった。
羽黒山公園とのこと。日和山を目指していたが山がひとつ違ったようだ。
時間を気にしながら坂をおりて次の山へ向かう。
日和山にあがる急な坂道から中ノ島の石の森記念館が見える。
頂上にはまた神社があった。
旧北上川の河口、日和大橋を望む。
水平線に島影が見える。金華山かと思ったが、牡鹿半島のようだ。後で地図をみると金華山は牡鹿半島の裏だった。
石巻は紙工業の町でもある。
日本製紙の工場か?
日和山公園は桜とツツジがきれいらしい。
公園の一角に「芭蕉と曽良」の像がある。奥の細道の通過点である。
帰りの車窓から。
仙台から常磐線に乗る。岩沼を過ぎると阿武隈川を越える。ここにも大きな堰がある。
いわきを過ぎて下の写真は鮫川の河川敷。紙飛行機JC予選でいつもお世話になるところだ。
奥は常磐火力発電所。