<日本平周辺【静岡】>

   富士の眺め。久能山東照宮

参考経路:東名高速清水ICから
見どころ:久能山東照宮、日本平、三保の松原、登呂遺跡
94年調査


日本平パークウェイ(250円)

緩やかなカーブの連続を登っていく。後半はバンクの付いた見通しのよい中速 コーナー。道の眺めも良く、いかにも日本平パークウェイというようなすばらし い道! もし観光バスの後ろについてしまったら、あきらめて先に行かせ しば らく待った方がいいかもしれない。山頂には県営駐車場がある。

日本平は有度山(うどさん)(標高308m)一帯の丘陵地。頂上からは眼下 に富士山、清水の工業地帯、三保の松原の眺めが広がる。南には海が見え、水平 線が下の方に見えるほど見晴らしがよい。普通、午前中の方が透明度がよく、富 士山がよく見える。

清水日本平パークウェイ(250円)

頂上から清水方面に下っていく道。日本平パークウェイより短く、それ程の道 ではないが、清水、三保方面の見晴らしがよい。
道は別料金をとられる。

三保の松原・羽衣の松

無料Pあり。白い砂浜と松が美しい。広い砂浜で清掃が行き届いている。ゴミ を捨てる人がいなければもっときれいなのに・・
のんびり景色を眺めたい。


登呂遺跡

2500年前の弥生時代の集落跡。周りは公園になっている。水田の跡もある 。高速に近い方にPがある。解説を見ないで通り過ぎると、ただの公園といった 感じになってしまう。

久能山東照宮

日本平の南の久能山の山頂近くにあり、徳川家康を奉っている。
苺ライン(R150)はその名のとおり、石垣いちごの畑やビニールハウスを 山側に、駿河湾を海側に見つつ走るまっすぐな道。いちご狩りもできる(1〜5 月)。交通量がかなり多く、久能山から清水(東)方面は特に渋滞しやすい。

久能山東照宮から0.5km程東へ行った苺ラインの海沿いに駐車場がある。 そこからぶらぶらと道沿いに堤防の上を歩いて、東照宮に向かう。東照宮への階 段の入口周辺には、いちご狩りと土産物屋ばかり。食事をするのに良さそうな店 は少ないので、食事は他ですませた方が無難かもしれない。

東照宮へはなが〜い1200段もの階段を登っていく。登るごとに視界が開け 、海や苺のビニールハウスの景色が広がる。下の方に広々と見える景色はとても 気持ちがよい。年輩の方も景色を楽しみながら、休み休み登っている。
途中、展望台を過ぎてからしばらく登ると、受け付けがあり、拝観料が必要。 ちなみに拝観時間は夕方4:00頃までなので注意したい。
中はさほど広くなく、見るのに時間はかからない。いかにも山の斜面に建物を 建て、階段でつないでいる と言った感じ。江戸時代によくこんな所まで資材を 運んだものだと感心する。家康の墓所は一番奥(上)にある。
ロープウェイ乗り場もあり、ここから日本平の頂上につながっている。


静岡から焼津に向かうR150(新日本坂トンネルを通らない旧道)

(夕方の逆方向は混雑するかもしれない)
途中、海の上を道が通っているおもしろい区間もある(地図を見ても分かる) 。大型車通行不可となっているとおり、曲がりくねった狭い2車線だが、交通量 はやや多い。若干車両感覚に神経を使う。それでも海の上や大崩海岸沿いを走る 眺めのいい道なので、走っていると楽しい。なんとなく伊豆の海岸線を思い出さ せる。


清水から富士川までのR1バイパス(上り)

信号のほとんどない!まっすぐな片側2車線のかなり流れのいい道。まるで高 速道路のよう。夜はどの車もかなり(100km/h近く)速度を出しているの で注意したい。新富士川橋を渡り終えるとすぐの所に、最近増えてきた「道の駅 ・富士川」がある。トイレもきれいで昼間はレストランもやっているので、休憩 をかねて是非立ち寄りたい。


おまけ(狭い山道)

焼津市から山の方へ向かう。県道210相俣岡部線は気持ちよく曲がった2車 線の道。小園で右に曲がり西叉峠へ向かうと、1〜1.5車線になり場所によっ てはすれ違い不可。林の中の曲がりくねった完全舗装の林道のような道。

蔦(つた)の細道 (丸子と岡部の間にある旧東海道。「伊勢物語」や「更級日記」にうたわれ ている。)
丸子宿(東海道五十三次の宿場町)
寸又峡や井川湖方面へもいつか行ってみたい。

(以上'96.1調査)






<三浦半島>

   道路は込むが良い所

参考経路:横浜〜R16〜横須賀〜R134〜久里浜〜県道212久里浜港線 〜R134〜剣崎〜城ケ島
距離:
幅 :横浜からのR16は片側2車線。R134、県道212久里浜港線は片 側1車線。
見どころ:横須賀、 猿島 、道路沿いの三浦海岸、剣崎、江奈湾、城ケ島


いい天気の土曜日、横浜からR16で南下。今日はとても暖かく、3月並の気 温だ。案の定R16が混んでいたので、「磯子署前」から1本海側の道を通り南 下。幸い杉田付近は流れていたが、金沢八景付近、横須賀付近では混んでいた。 信号のタイミングが悪く、右折車両をうまくさばけないのと、横須賀のPに入る 車のためのよう。
横須賀の町並みも見てみたかったが、別の機会に回す。米軍の船が遠くに見え た。

家を出たのが遅いのと渋滞のためにかなり時間をロスしたので観音崎はあきら め、R16をそれて衣笠駅のそばを通りR134にでて久里浜にでる。このあたり の内陸はだいぶ開発され新興住宅地になっていた。結構、道路は狭く入り組んで いた。海沿いにはペリー上陸記念碑などがある公園があった。

県道212久里浜港線で海岸線を走り、R134にでて「三浦海岸」交差点ま で気持ちのいい海岸線のドライブ。サーフボードの店もあった。やっとドライブ に来た!といういう感じだ。「三浦海岸」交差点から国道からそれて、県道21 5上宮田金田三崎港線で更に南下。つまりずっと海岸線の道ということになる。 県道にそれてからは交通量も少なく、2車線で気持ちのいいドライブ。冬の低い 陽に照らされた海がきれいだ。途中、県道から左折して、剣崎灯台に向かう。

ちょっと小高いところを走っているような気持ちのいい道で、周りを見ると、 大根畑が広がっている。青首大根のようだ。起伏のある畑の向こうには海が見え る。狭く、所々でしかすれ違いができない道を行くと、灯台の手前の有料Pにで る。(交通量も少ないのであまり問題はなかった)
Pに車を止め、灯台まで5分程歩く。当然、無人の灯台なので、登ることはで きないが、房総半島などの景色がきれいだ。このあたり浦賀水道は本当に船の通 行が多い。かなりの数の大きな船が通過している。なだしおの事故を思い出す。 灯台のそばの小道から断崖の先まで歩いて行けるようになっていた。崖の下に海 が見え、水平線と船がたくさん見える。夕日がきれいだ。降りて海のそばにも行 けるようになっていた。トイレもあった。夏には混むのだろうか。

剣崎を後にして、江奈湾のわきの道をとおる。海が道の本当にすぐそばだ。ま るで湖のような静かな海だった。ここから道は岩堂山(82.4m)の方へと登ってい き、少し高台のような雰囲気の道となる。畑の向こうに海が見え美しい。道は2 車線だがあまり広くはない。思わず、南伊豆の景色を思い出す。
ここから城ケ島大橋を渡り城ケ島にも行ったが、日が暮れてしまった。

R16はやはり混んでいて、帰りに三浦半島を北上するときも道路は混んでい た。
横須賀、浦賀方面はもう少し下調べをしてから行った方が良かったと思います 。

「ベルニー水」 よってみようかと思いましたが、渋滞でやめたところです。
神奈川県走水 R16を観音崎方面に向かい伊勢町付近。そのまま飲用に適す るそうで、明治政府が招いた造船技師、フランク・ト・フランソワ・レオンス・ ベルニーが明治9年、造船所のための湧き水の送水設備として建設した。今はそ の湧き水は市の水道として生き続けている。R16を挟んで山側には煉瓦作りの 集水施設が、海側には市水道局の管理センターがあって、そのセンターの道沿い の壁面にベルニー水はある。水源から湧き出したばかりの水が紫外線殺菌を施さ れ、胸像のベルニーが持つ水差しから流れ出ている。

猿島

さて、次に横須賀に行かれるときのために、ドライブルートではないのです が、見所を紹介します。それは「猿島」という、東京湾で唯一の自然島です。R 16を南下し、横須賀駅を過ぎて1Kmほど、本町という交差点を右折し三笠公園 に向かいます。駐車場に車を止め、ここからは歩きます。戦艦三笠を見学しても よいですが、その横の船着き場から出ている小さな船に乗り、15分間の航海を 楽しむと「猿島」に到着です。

 この島は幕末から第二次世界大戦まで軍事的に利用されていて、島内には明 治時代のレンガ造りの要塞や海軍兵舎、砲座の跡などが残されています。また、 一般人の立ち入りが禁止されていたので、野鳥や植物などの自然がよく保たれて います。磯遊びや釣り、夏には海水浴もできます。一度行って見るとおもしろい ですよ。

 船の料金は往復で、1200円。運航時間は8:30〜17:00です。船 は一隻だけだったはずなので、片道の所要時間から判断すると、1時間あたり2 〜3本の運航本数だと思います。







<蔦の細道、宇津ノ谷峠【静岡】>

   東海道、旧道の旅。日本初の有料トンネル、煉瓦造りの明治トンネル

参考経路:静岡駅〜R1〜宇津ノ谷トンネル
距離:静岡駅から30分
幅 :R1は片側1車線。県道の宇津ノ谷トンネルも片側1車線。
見どころ:煉瓦造りの明治トンネル。蔦の細道。宇津ノ谷トンネル。丸子宿の とろろ汁。安倍川餅。
調査96年2月


静岡に訪れたときに夕方でしたが、少し無理して明治トンネルまで行って来ま した。静岡駅〜新宇津ノ谷トンネルまでのR1が渋滞していたので、着いたとき は日が暮れかかっていました。バイパスを使った方がいいかもしれません。
静岡駅から下って、新宇津ノ谷トンネルの手前で右折しR1からそれ、県道を 通ると昔のさびれた宿場町に出ました。「蔦の細道」はR1から新宇津ノ谷トン ネルの手前で左折するようです。もちろん車は通れませんが。

宇津ノ谷の集落を通る道は、旧東海道には違いないのですが、豊臣秀吉が小田 原攻めのとき、大軍を通すために開いた道だそうです。それ以降、江戸時代には こちらがメインルートになっていたということです。

 「蔦の細道」はその前に使われていた旧旧東海道で、秀吉の新道より東側を 通り、茶畑や竹林に囲まれ、勾配が結構きつい山道だそうです。所々に文学碑が 立てられ、峠の頂上には在原業平の歌碑があり、天気が良ければ富士山が望める そうです。もちろん車では通れません。

こんな道があるとは知りませんでした。車でばかり移動していると、徒歩でな ければ行けない場所はつい見逃してしまいます。たまにはのんびり歩いて歴史を 感じるのも良いかもしれません。


明治トンネルは中が昔のガス灯?を模したような照明がついていて、煉瓦作り のなかなか古さの雰囲気のあるトンネルでした。夕暮れ時に行ったので、すこし 薄気味悪い気も・・ 日本で初めての有料トンネルだそうです。珍しいので写真 を撮ってきました。














宇津ノ谷峠は、R1の新宇津ノ谷トンネル、県道の宇津ノ谷トンネル、車の通 れない明治トンネル、そして、「蔦の細道」と4つもルートがあるようです。そ れだけ交通の要所だったのでしょうか。
地図によると、そのほかにも江戸時代に掘られた幻のトンネルと言うものも あったようです。このあたりは海側の国道もかなりすごい道ですからね。山を通 るしかなかったようです。

    昭和初期の宇津ノ谷トンネル
         ┌--------)    (-----┐
         │                 ○│集落
         ├--------->    








<逗子>

   夏の逗子は・・・

参考経路:R134
距離:
幅 :R134 片側1車線。県道24 片側1車線。
見どころ:披露山公園


逗子駅の南を通っている県道24号(R134の旧道?)を逗子駅前から1k m程西へ向かい、「小坪入口」交差点で左折します。(右手に日石GSが見えて きたら行き過ぎです) そして3つ目の角を左に曲がり、かろうじてセンターラ インのひいてある狭い2車線の道を曲がりながら登っていくと披露山公園にでま す。道はわかりにくいです。

Pもあり、夜景がきれいですが、夜はPは閉鎖されます。Pの手前の道を右に 行くと披露山庭園住宅に入ります。この別荘地内は大きな家が多くちょっと外国 のような雰囲気です。ちょっとした丘の上にあるので、南斜面の場所はすばらし く立地条件のよいところだと思います。

逗子周辺の国道以外の道は車のすれ違いが困難な狭いところが多く、走ってい ると両側の壁が段々狭く迫ってきて、ついには通れなくなってしまうようなとこ ろもありました。
また、昼間R134バイパスのトンネル周辺はとても渋滞します。

葉山、逗子、鎌倉などこのあたりはイメージ、雰囲気もよく(実際、とてもい い所ですが)、しゃれた別荘やリゾートマンションが数多くあります。葉山、逗 子などは 東京から近い割には、ほとんど訪れたことがないので、いい場所があ りましたらぜひ教えて下さい。





<土肥【静岡県・西伊豆】>

   海、山、温泉が楽しめる静岡県西伊豆の土肥周辺


大瀬崎からの富士山(撮影:久保田さん)

参考ルート :東名沼津IC〜R1〜柿田川湧水群〜R136南下〜韮山付近でR136をそ れ〜伊豆長岡温泉〜三津坂トンネル〜県道沼津土肥線〜戸田〜土肥〜R136〜 R136旧道〜天城湯ヶ島町で左折〜R139北上〜三島
距離 :東京から日帰りも可能だが、出来れば1泊したい。
道幅 :県道沼津土肥線 1.5車線が基本
    R136 二車線
    R136旧道 1.5〜狭い2車線
見どころ :柿田川湧水群、海沿いを走る県道沼津土肥線からの眺め。美しい戸田の御浜崎 。土肥の温泉。R136の旧道のワインディング


沼津ICでおり、R12へ向かう。この辺りからR1にかけてはファミリーレ ストランが多く、軽く食事をとるには便利。
柿田川湧水群(名水100選)の公園の駐車場へは、R1上りから右折では入れないので、どこかでユーター ンしてくる必要がある。公園の駐車場に車を止め5分ほど歩くと、透き通った水 が湧き出している所に出る。さすが富士からの地下水脈だけあって水量も豊富だ 。

R136に入ってからは道路は混みがちになる。海沿いのR414〜県道沼津 土肥線(沼津〜内浦湾)も渋滞しやすいので、R136を韮山付近でそれ、伊豆 長岡温泉を過ぎ、三津坂トンネルを通り、県道沼津土肥線にでる。(わかりにく いのでR414から出ても問題ない)

県道沼津土肥線の伊豆三津シーパラダイスを過ぎた辺りから、道は2車線から1.5車線になる。海岸線に沿って狭い道 がかなり曲がっているので、時間は結構かかる。(戸田まで約25km)途中、 駿河湾を挟んで富士の眺めが美しい。

戸田に着いたら、御浜崎(御浜公園)に寄ってみたい。小さなきれいな浜で、富士の眺め、入り江がすばらしい。( 午前中の方が良いようだ)
大瀬崎はダイビング、ビャクシン(木)で有名。

戸田をあとにして土肥へ向かう。相変わらずかなり曲がりくねった道を15k m程走るとやっと土肥に着く。海沿いの県道でアプローチすると土肥はずいぶん 遠く感じる。

国道沿いに刺身定食が1000円ぐらいで食べられる店もある。(たしかパチ ンコ屋のそば)
また、少し海岸からそれたところに共同温泉浴場がある。年季の入った建物で、地元の人がほとんど。泉質はなかなかでよ く温まる。

土肥からの帰りはR136を修善寺方面へ向かう。2車線カーブの連続の登り 道をを5km程行くと、左に分岐(2車線)がある。このまままっすぐ行くと橋 を渡り、船原トンネルを通る西伊豆バイパス(有料460円?)にはいる。西伊 豆バイパスを通った方が時間は大幅に早く運転も楽だが、あえて(^^;)分岐 を左折しR136旧道(無料)を通る。せまい1.5〜2車線の道で回りは木が 生い茂っている。タイトなコーナーが多いが交通量は少なくワインディングが楽 しめる。その後、西伊豆バイパスと合流し、道はかなり下ってR414との交差 点にでる。この交差点はシーズンには多少渋滞するかもしれない。
R414は伊豆の真ん中の狩野川沿いを走る平坦な道。交通量多く、また面白 味に欠ける。

お勧めのみやげ :ひらき、のげのり、ふのり(←味噌汁に入れるとおいしい!)





<仁科峠から松崎へ【静岡県・中伊豆〜西伊豆】>

「仁科峠」(県道伊東西伊豆線)。いわゆる観光地・伊豆とは少し違った雰囲 気が感じられる山奥。

参考ルート :湯ヶ島〜仁科峠〜松崎
距離 :東京から日帰りも可能だが、出来れば1泊したい。
道幅 :峠付近1.5車線〜2車線
    R136 二車線
    R136旧道 1.5〜狭い2車線
見どころ :仁科峠からのすばらしい眺め、夕日を見ながらの温泉、高原牧場、松崎のなまこ壁


伊豆の中心部を南北に通るR414の「天城湯ヶ島町」で「県道伊東西伊豆線 」にはいり、西へ向かう。湯ヶ島温泉を過ぎ、持越川にそって山道を登っていく 。

最後のバス停、「持越鉱山」を過ぎると、道幅は段々狭くなり1.5車線ぐら い。3月頃、標高の高い所では雪が路肩にあり、その分だけ道幅が狭くなるので 、すれ違いは若干神経を使う所もある。タイトなコーナーをいくつも過ぎ、峠に でると突然、視界が開ける。

仁科峠」(標高約900m)の看板付近は道幅が広くなっていて短時間なら駐車可。是 非景色を堪能したい。峠の周りは木が少なく草地(天城牧場)で、遥か下の西伊 豆の海岸線や、天気が良ければ富士の見晴らしがすばらしい! ちょっとした小 さな高原的雰囲気。伊豆で最も開放的な峠の一つだろう。

仁科峠の少し南にある「持越峠」から宇久須方面に下って行くと「牧場の家」 (山全体が牧場になっていてアスレチック、コテージ、食堂がある。入園自由) がある。牛などが放牧されていて高原牧場的な雰囲気が味わえる。

仁科峠を過ぎ西伊豆に下っていく道は、また1.5車線基本。所々1車線。小 さなコーナーが多く見通しは良くない。
途中の祢宣畑温泉には「町営やまびこ荘」という昔の学校?を改築したような 格安の宿がある。
その後、道は緩やかなカーブの2車線になり、田園風景を眺めながら仁科川に 沿って松崎へ。

R136とぶつかる松崎の「浜橋」で右折し2km程北上。仁科灯台をめざし 左折し、しばらく行ったところに眺めのいい温泉がある。(堂ヶ島まで行っては 行き過ぎ)海の夕日を目の前で眺めながら入れる温泉、「沢田公園露天風呂」(男女別、湯船は狭いが)。小さな高台にあり、風呂 の向こうはすぐに絶壁ですぐ下が海!(7:00〜19:00 500円 火曜 休み Pがそばにある)

松崎〜堂ヶ島〜小金崎の海沿いのR136からは美しい海岸線が眺められる。 日が海に反射し見えかくれする夕方は特にすばらしい。

松崎のなまこ壁は有名。町の中央をながれる那賀川沿いに多く、「なまこ壁通り」もある。



<オレンジライン〜椿ライン【神奈川】>

   海岸の湯河原から高原的雰囲気への移り変わり。

参考経路:オレンジライン〜椿ライン(神奈川県)車線:片側1車線(全線舗装)急な 傾斜のの山坂道(低〜中速コーナー)

見どころ:久観山の手前の高原的雰囲気、沿線の椿

96年6月調査


 伊豆半島の付け根からR135を南下する。交通量は多い。休日は渋滞する ことも。
 このあたりは併走する西湘バイパスがだいぶ延長された。根府川の少し手前 から右折して、(有料「真鶴道路」を使わずにいくと)R135旧道にはいる。 片側1車線だが、かなり狭く曲がっている。しばらくすると旧道区間は終わり、 また新R136に合流する。(そのまま有料道路を直進した方が楽。)

 国道から湯河原駅方面に右折。湯河原駅を過ぎてしばらくすると「オレンジライン」の看板が出てくるので、右折する。 国道と異なり、車はほとんど走ってい ない。このあたりから急激な登りの山坂道となる。
 その後、直進すると「湯河原パークウェイ」、右折すると「椿ライン」(無料)。「椿ライン」にはいると、一段と登りはきつくなり、急な坂道と 細かいカーブが連続する。曲がりくねっているので結構道のりは長く、最後の方 はステアリングを切るのが億劫になるかもしれない。
 その名の通り、道沿いには椿の木がたくさんあり、花の季節には美しい。風の吹いた後には、路面に葉や枝 がよく落ちている。(私が行ったときには大きな枝が折れて落ちていた。)
夜はまれににタイヤのスキールが聞こえ、ガードレールに花束がたくさん添え てあることも・・・

どんどん高度を上げていくと途中、右側に「ししどの岩屋」2台ぐらいのPスペースがある。ここに車を止め、自然歩道を30分ぐらい 歩くと海を見おろす眺めのいい丘にでる。はるか下の湯河原の海が眺められて、ここの景色は好きだ。おすすめ の季節は初夏かな。
天気のいい日には眺めも良く、風が気持ちいい。

 車でさらに登ると気象観測所?が見えてくる。このあたりまで来ると、道沿 いの木が減り、眼下に海が広がり眺めもよく、あたりは高原の雰囲気。個人的には、湯河原付近のの海から木々の中を登り、段々視界が開 けてきて高原的雰囲気になるこの過程が気に入っている。

 大観山でターンパイクの上の端とぶつかる。ドライブインからの海の眺めはすばらし い。また、ここから少し芦ノ湖側へ下るとPがあり、富士山の眺めが絶景。有料道路に入らず進むと、最終的には芦ノ湖湖畔でR1にでる。

撮影:久保田さん


 雨の後など、椿ライン〜箱根にかけてはかなり濃い霧がでることもある。以前、私が行ってときは視界15mもの霧だった。そのとき は湯河原付近は小雨、椿ラインを登っていくと雲の中に入っていく感じで霧が濃 くなり、最も高度が高い所まで出ると、突然霧が晴れて雲の上に出た。このとき は雲海の上の月が美しく、幻想的な雰囲気だった。が、箱根に降りるとまた一面濃い霧だった 。このあたりは霧が多いのでフォグランプがあれば便利。


西伊豆ドライブ紀行



 1/18から1泊で西伊豆に出かけてきましたので、それを元にした西伊豆のガイドです。北から順にお勧めスポットをあげてみました。


-- とんかつや(沼津) --

   昼御飯、車ですといつもファミリーレストランになってしまいがちですが、沼津市街より南の駿河湾岸を走るR414沿い(東側)御用邸記念公園の少し南に、その名も「とんかつや」という店があります。メインは豚カツですが、それ以外にも鉄火丼などもあり、1000円でとてもおいしく食べれました。あまり目立たない店ですが、駐車場は8台程あります。

-- 内浦・静浦の海岸線 --

 混雑しがちなR414から「県道沼津土肥線」へいくと交通量もだいぶ減る。三津シーパラダイスをすぎたあたりから、海も見えはじめ、海岸線がかなり入り組んでいるなかなかの景色。

-- 真城峠〜戸田峠〜西伊豆スカイライン --

 このまま海沿いに大瀬崎〜戸田〜土肥と1.5車線の道を海沿いに走っても良いのだが(海岸線の「大瀬崎」や松林と砂浜の「御浜崎」がある。)、西伊豆スカイラインを通りたかったので、古宇から「県道達磨山西浦線」へ。道は1.5車線の狭い登り。まわりの林の木漏れ日が美しい。道沿いで、ビーグル犬を連れて狩猟をしている人も見かけた。

 真城峠をすぎると、2車線の良い山道。戸田峠を経て達磨山をやや巻きながら大草原地帯を走る尾根道「西伊豆スカイライン」(全線2車線)へ。開放的で見晴らしがよく、標高は約900m。中から低速コーナーの連続するなかなか楽しい道。1月下旬で路肩にやや雪があるものの夏タイヤで問題はない。
 途中、太平洋展望台があり、眼下には、入り組んだ戸田の海岸線と太平洋(駿河湾)のすばらしい眺めがはるか下に・・・
 料金所は南端にある、夜間は無料。

-- R136〜土肥 --

 R136の旧道区間にでる。標高約500mここからR136旧道を西へくだると土肥だが、1.5〜2車線の細かいカーブが多数連続する林の中の道なので、もし車に酔いやすい方が同乗されているなら、一度R136旧道を東へ向かい、R136の船原トンネルを西へ戻る形で土肥へ抜けた方が良いかも知れない。

-- 土肥温泉 --

 神社の裏などに地域の人が利用している小さな共同温泉施設があり、200円で入浴できる。よく体が暖まる透明ないい湯で、ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉。
 馬場共同浴場:200円 15〜21時 土肥神社のそば。

-- 西伊豆シーサイドライン(土肥〜松崎) --

 土肥からR136(2車線)を南下。雄大な海原と入り組んだ断崖の海岸線で飽きさせない。「黄金崎」のPに車を止めて、海岸線を散歩するのもいいだろう。

-- 堂ヶ島 --

 堂ヶ島では、客引きがすごいが、海蝕トンネル「天窓洞」や洞窟の中をめぐる遊覧船は、すばらしい。ただし、波が荒いときは船は出ないか、洞窟巡りには行かない。(私の時はそうだった) 天窓洞付近の遊歩道からは、瀬浜海岸に浮かぶ三四郎島がみえる。干潮時には瀬浜海岸から三四郎島まで歩いて渡れるトンボロ現象となる。

-- 沢田公園露天風呂 夕日を眺めながら・・ --

 見渡す限り、海を見下ろす断崖の上にある野天風呂。湯船は狭いが、ここから見る夕日は最高。脱衣所が寒そうなので、行くのなら夏がいいだろう。(500円)

-- 松崎 --

 なまこ壁の町並みがある短い「なまこ壁通り」
 少し市街からR136で南へ離れたところに、重要文化財「旧岩科学校」がある。明治時代から教育水準が高かったことを伺わせる。

-- 道の駅「花の三聖苑」 --

 松崎から那賀川にそった県道を内陸へ向かい5km程。途中の道の川沿いは桜の並木道で、春はすばらしいだろう。駐車場は30台程。トイレ、食堂(猪豚が美味)もある。

 松崎で最も古くからある大沢温泉が近く、道の駅にも日帰り入浴施設が併設されている。 1年半程前にできたきれいな風呂で、露天もあり、受付は地元のボランティアのご 老人がやっており、親切だ。
 1月下旬で菜の花も咲き始めており、東京とはだいぶ違い暖かく快適だった。



 国道を松崎より、南へ向かうと、明らかに雰囲気が変わってくる。ここからは南伊豆のゾーンだ。
  南伊豆編へつづく・・・





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