大森絹子/SILK という人


略歴
1986年 オリジナルビデオアニメ「バブルガムクライシス」の主題歌「今夜はハリケーン」でソロデビューする。
1991年 ユニット「SILK」を結成する。
1994年頃引退

「バブルガムクライシス」のプリス役として声優をしていたためそちらの方が有名だが、本来は歌手。
太く低くて色気のある少しハスキーな声で、バラードには独特の雰囲気がある。特に最後のアルバムとなった(といっても全部で4枚しか出していないが)「FACE」は静かな迫力と力強さがある。

本質的に歌はそんなに上手くない。SILK結成後はともかく、唯一のソロアルバム「Sweet Dream」は壊滅的(これもあってバブルガムクライシス時代の歌は聴いたことがない)。
とはいえ、「FACE」に収録されている「STOP MOTION 〜永遠に〜」は大黒摩季がデビュー曲でカバーしたが、正直言って大森絹子の方が圧倒的に良いと思う(贔屓目はあるかもしれないが)。

SILKは「WE LIVE IN LONELY FREEDOM. SILK is unite,Centering around KINUKO with no fixed image,flowing with the tide without boundries,at any day,at any time.」というあんまり良い英文じゃないし意味の良く伝わらない英文のコンセプトで結成されたらしい。要するに「孤独だけれども、自由で、型にはまらず、流されず、諦めない。いつも、どんなときも。」てな感じだと思う。

作詞は大森絹子自身による恋愛歌がほとんどだ。たとえ別れの歌で悲しい歌詞であっても、なよなよせずに不思議と力強い。特に、独立した一人の人間として向き合いたいという方向の歌詞の場合は、平凡な歌詞と曲をすばらしい声がカバーしていて、個人的な趣味もあって非常に好きだ。



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