桜の咲く頃


桜が咲く季節になると思い出す人がいる。

と言うのはウソ。この季節になると自分はいい大学に入ったと思う。理由はいたって簡単。向かいに道路が桜並木になっていて、思わず感歎したくなるほど素晴らしいから。冗談抜きでそう思うほどきれいなんだな。
そういえば3年前の4月9日は大学の入学式だった。その時に初めてその道を歩いて帰った。ぬぼーっと見事な桜を眺めながら、感歎しながらてくてく歩いたのを覚えている。実は電車賃を使い込んでて歩くしかなかったんだけどね。
でもそれ以来この季節になると毎年桜並木が切れる四谷まで歩いて帰るんだな。

同じように今の棲息地もこの季節だけはいいところ。古い住宅街だから夏場は太郎ちゃんに悩まされるけど、春は昭和大学病院から東急西小山駅へ向かう桜並木に見とれてしまう。染井吉野を中心に2,3種類の桜が競うように咲き誇る道。毎年4月第1日曜日には「西小山桜祭り」が行われ、町内会が集団で練り歩くなんてこともしてる。
それだけなら大したことないんだけど、祭りの一環として、桜が咲いている期間は(電気だけれども)提灯でライトアップするんだからたまらない。夜遅く帰る時は、道沿いにある荏原南公園なら近くに住んでる猫君達と戯れながら見物できるんだから最高って言ってもいいかもしんない。

そのいい大学もいずれ卒業するし、棲息地は今年度末には引っ越すことが決まっている。それを思うと次も、その次も春には桜が咲くところ、そうなじゃなくても秋は銀杏並木が見られるところだったら・・・と思う今日この頃。東京じゃ高望みかもしれないけど。


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