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私はゴキブリを恐怖する。誰でもそうだって? 私の場合はそんなレベルではない!かもしれない。私には恐怖の原体験があるのだ。そう、あれは忘れもしないつもりだったけど忘れた。当時小学3年生だった私は朝飯をかっくらったあと、勢いよく靴を履いて家を飛び出した。思えばこれが災いの元だった。
家を出たとたん、なんだろう? 足がむずむずする。

靴を脱いだ

足を見た

黒いのがある

何だろう?

上へ上がってくる

言わずもがな

needless to say

ゴキブリだ!!! うぎゃぁぁぁぁぁ・・・(おぎゃぁではない・・・寒い)

・・・とっさに振り払ったものの、あとには言いしれぬ恐怖感が残った。その靴を再び履いて学校へ行ったところがまだ子供らしいかったけど。

それまではゴキブリを見ても笑って追いかけてた逞しい子供だった。しかしそれ以来、黒いゴキブリサイズのもの、たとえばボールペンのキャップなどを見ると驚いて、つい体が逃げる。ゴキブリが跳梁する季節は物音がする度に恐怖が体を支配する。靴を履くときは必ずブン回して中にいないことを確認しないと履けない。そして、発見すると必ずぶっ殺したくなる。恐怖のあまり、叩いて気絶させたゴキブリに、ほぼ新品の殺虫剤をからになるまでかけてたほどだ。


そんな私は一昨々日パソコン使用中にゴキブリを発見した。こともあろうにディスプレイの左手前にいたのだ!!! 許すまじ。私は「すーぱーごきぶりくん・ぐっれいと!」・・・なんか巨大なゴキブリみたいだな。もとい、ディスプレイの左手前にいやがったゴキブリを「ごきぶり粉砕君3号」をで粉砕してやろうと恐怖に駆られ立ち上がった。このごきぶり粉砕君3号は、飛んだごきぶりをホームランしたこともある由緒正しき粉砕君なのだ。ふっふっふ
ところで、うちはパソコンをパソコンラックに置いている。15インチモニタのくせに17インチサイズの設置場所が用意されているのだ。そこにディスプレイだけを置いてたら、なんて贅沢な奴。って言われるんだろうけど、我が家にはそんな贅沢をさせる余裕はないので左側には電話が並んでる。ディスプレイは右に寄ってるんだな。当然、四方には四角くてごっつい鉄のパイプがある。そして、その左側は何もない空間が広がっている。

私は素早くごきぶり粉砕君3号を取り出し何も考えず力任せにはり倒した!!! クリーンヒット!!! これは素晴らしい威力だ!!!




い、痛い!!! 真面目に痛い!!! 激烈に親指痛い!!!
普段なら少々叩いてもコン、強く叩いてもゴン程度の音しか鳴らないスチールパイプがごぃぃぃぃぃんって鳴ったんやで? しかも角へおもいっきし当たったんやで? うっきょぉぉぉ・・・・・・・・・・

・・・普段ならこんなことになるのは予想がついたろう。しかし、恐怖に支配されている俺にはそんなことわかるわきゃないっつうの!!! 痛ひぃぃぃ。四日たった今でも指を曲げるだけで痛い。こりゃ骨もなんかなったかもしれん・・・。

でも、俺は負けない。ごきぶりを殲滅する日まで日夜戦い続けるのだ!!!

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