07/04
挑戦と挫折



朝目を覚ましたら、ふと頭に思い浮かんだことがあるのです。

前段階として29日に神田西口商店街の一角でチキンラーメン5個パックがひとつ178円で売られていたので、残っていた7個すべて買い占めて職場のロッカーに入れておいたのです。んで、これだけあるんやからなんか面白いことをやらねばと考えておったところでした。

で、思い浮かんだのが「充実野菜チキンラーメン」です。多分青汁そうめん→青汁ラーメン→充実野菜チキンラーメンて連想したんだと思うんだけど、青汁は煮込んだら野菜の甘味が出てまずくなかったって聞いてるから、充実野菜も甘味が出てそれなりにうまいんじゃないかと。至極当然の発想だよね? ね?
と思って緑黄色野菜ミックスを買ってやってみたわけです。職場で。

小鍋に約500ml入れて蓋をして沸騰させます。混ぜ物なしの充実野菜100%。予想としてはブイヨンのようなよい香りだと思ったのですが、沸騰したのを確認して蓋を取ると何やら異様な匂いがしたのです。とても野菜をまっとうに煮た匂いとは似ても似つかない。この頃になると職場の人も気づき始めます。また何か怪しいことをやっていると。その怪訝な雰囲気を知りつつやおら取り出したチキンラーメンを鍋にぶち込み煮込み始めたところ、真っ当に生活していていはとても縁のない妙な匂いが狭い職場内に立ち込めます。換気扇のおかげで外にも漏れ出していきます。昼飯から帰ってきた人々は皆一様に「この変な匂いなんですか?」と問い、興味はあっても匂いのために遠巻きにしか眺められない謎の行動について囁き合うのです。私はこの先進的且つ意欲的で傍迷惑な試みに陶酔しているので何を聞かれても生返事しかしません。その結果、完成するまでしばらくの間異様な沈黙が室内を支配していました。

そして怪しい丼を前に席に着いた私を周りの人が取り囲みます。・・・そして離れていきます。やがて唐松先生がが意を決して匂いを嗅ぎ、「おええっ!!!」と言いながら離れていくと、さらに人垣は離れていきます。私の鼻は匂いがする/しないにはかなり敏感ですが匂いの種類には極めて鈍感なので、「そこまで酷いかなぁ」と思うのですが、同じく匂いを嗅いだ寿君は「うわっ、何これ!?」と恐ろしいものでも見るかのような目で見るのです。それでも一口食ってみるところが彼のエライところです。そして一言、「変な感じで甘酸っぱいね」といって口を押さえます。それに興味を惹かれたのか唐松先生も一口含んでみたところ、一気に台所に駆け寄りゲロゲロ吐き出します。mokurenさんも汁を飲んでみたらこの世のものとは思えぬしかめっ面をします。それでも私が食べはじめると「何でこんなもん作ったんだよ」「何考えてんだよ」「本館異臭事件」「守衛さんが回ってきたら警察に通報されるんじゃないの」などと口々に悪口雑言を投げつけます。
私としては不平を覚えるのですが、素知らぬ振りをしながら食していると「作ったやつが悪いんだよ」と罵られたので、とりあえず「やつってのは人間ですか? 成果物ですか?」と問うと「両方に決まってんじゃねえか、ばかやろう」とさらに罵られて非常に哀しい思いをしたのです。

やがて興味が薄れ人は去って行き、遅まきながら昼食から戻ってきた人が同じように問うのを聞きつつ、平然と食っておったのです。が、しかし頭の中では「大失敗」だとか「マズイ」という文字が高速反転運動をしています。ほんっっっっっっっっっっとにまずいんだ、これが。野菜の甘みはあるんだけど、たぶん蜂蜜のものだと思われる酸味がえげつないくらいする。うえぇぇぇ。
しかも充実野菜に含まれる繊維質が麺に絡んで口の中で放出されると、ばらばらの食感で変。まるで大根おろしビールを飲んだときのような、あのまずさ。
やり出した手前、吐き出したいのをこらえて内心青くなりながらもできるだけ平然を装って食ってました。この辺は見栄ですが、もう二度と緑黄色野菜ミックスは使うまいと心に誓ったのでありました。
うえぇぇぇぇぇぇぇ・・・。

次はモロヘイヤ&緑の野菜でチャレンジです。



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