10/24
WindowsXP深夜販売に思う
実際に販売する店員に、仕事ついでに聞いてみると「これがきっかけに売り上げがよくなって欲しいけど、Meが酷かったからねぇ。様子見の人が多いんじゃない?」「普通の人はわざわざ買わないでしょ。OSなんてパソコン買ったらついてくるって感覚だろうし」と、わりと冷めているけれども、対照的にマイクロソフトとメーカは懲りもせずに「Windows95の夢よ再び」とやたらと力が入っているし、インプレスのような似非マスメディアは煽りたいのがミエミエで、「Meのときは深夜販売が4店舗だったが、今回は約10店舗」「パワーユーザこそ手に入れておくべき」なんて書きたてている。
仕事帰りに「そぉいえば今夜が発売だったな」と思い出して運動ついでに東京駅まで歩いて行くの秋葉原に変えて一回りしてきた。21時30分の時点で複数の店舗で計30人程度がいた。そのうちスーツ姿の人は3割程度。23時を回ればもっと人出は増えるだろう。
今回はOEM版ということもあって、ハードディスクやメモリ等々と同時購入しなければならない縛りがあるから、新しく作る人がイベント価格に惹かれて買う人もいるだろう。職場でPCのリプレイスを睨んで、明日からでも早速評価を始めたい社会人もいるだろう。
けれども、そのうち何人が本当に必要で買っていくんだろうか。
趣味としてのパソコンを否定するつもりは、かなりあるからちょっと毒が入るけれど、金曜ならともかく木曜の24時なんぞに買う輩は馬鹿じゃなかろうかと思う。新しい物を買いたいのは理解できるが、大多数には夜中に買う必要はどこにも無いのは真面な頭があればわかる。
CPUがPentium200程度の頃の「少しでも快適に使うために」最新を追い求めオーバークロックするのは否定しないが、十二分な能力をもったパソコンとWindows98が未だ現役で広く使われている現状を考えれば、OSを最新にすることにどれだけの意味があるのか。安定を求めてNT系のOSにするにしても、秋葉原という土地柄Windows2000のOEM流れがあちこちで販売されていることと、新しいOSにした所で最終的にパッチを当てる数は変らないであろうことを考えれば、わざわざ高い金を払って新しいOSを買うことにどれだけの意義があるだろうか。また、深夜販売に並んでまで買う輩にとって、如何な意義があるのだろうか。
元麻布春男氏がPC市場の未来は本当に明るいかで危機感を持っていると書いていたが、今日見た光景と秋葉原の現状と、販売現場にいる自分の印象を振り返ってみると、氏の危機感が現実になっているような気がして背に薄ら寒さを感じるのは、きっと他の販売員も同じではないだろうか。
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