金山沢その1

 雨の朝。がっくり。しばらく山など眺めていると雲がどんどんと動き始めた。東の空の一
部が明るくなってきた。これは晴れるかもしれない。だめもとで猿倉まで出かける。10時
過ぎ、雨が止み、空が明るくなる。行ける、で出かけました。

日時 2005年5月7日 雨のち晴れ
本日の登行標高差 約1370m
参考タイム 猿倉10時 小蓮華岳手前最低鞍部 3時 猿倉 4時
地図 

猿倉から大雪渓方面へ向かい、馬尻への登りが始まる手前で北俣本谷を渡って対岸へ。まだ雪で埋まっているので大丈夫。金山沢へ入ると谷は狭くなる。まもなく岩盤から雪が崩落しているではないか。これは右側をよっこらせと越えていくことができる。
登るに従い谷幅が広くなり気持ち良く開けてきた。斜度も緩いので快適快適、天気もぐんぐん晴れてくる。急斜面のとりつきの所で昼飯。斜面ではカモシカの子供が飛び跳ねている。
いよいよ急斜面(といっても30度ほどかな)にとり付く。小蓮華の山頂付近に伸びる尾根からの落石が結構多い。ふう。
最上部の急斜面を登っている。シールでの登りがつらくなってきたのでつぼ足で。キックステップは疲れるのであった。
小蓮華への最低鞍部付近に到着。時刻はもう3時を過ぎている。時間のせいか、朝の天候のせいか大斜面付近にはほかのスキーヤーの姿はない。シュプールも見られない。静かである。3時過ぎに稜線付近にいるというのは、普通の日帰り登山では余り経験がないなー。
傾きかけた日差しに促されるように滑り始める。上部の急斜面(35度ほどでしょうか)では怖くてアルペンターンになってしまう。途中からはまじめにテレマーク姿勢で。石が多いなー。滑り出すとあっという間に下っちゃって。
昨日、遊んだ小日向山周辺と中山沢源頭。ほんと、あそこってゲレンデみたい。
滑り出して1時間も経たずに猿倉到着。スキー登山はこれだから止められない。でも猿倉って、沢の音はうるさいし、狭苦しいし、長居したいと思わない味気ないところだなー。有名な登山口の割りに。そっけないっていうか。でもまあ、今日も無事下山。


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