筑北の湯 (東筑摩郡麻績村・筑北村)

長野自動車道「麻績IC」出口に掲げられた各地の温泉

| 麻績村村営施設 シェーンガルデンおみ |
| 麻績村福祉センター みたらしの湯 || 村営冠着荘 || 差切峡温泉 保養センター坂北荘 |
| 交流促進センター 西条温泉・とくら || 田屋温泉 柊の湯 |

シェーンガルデンおみシェーンガルデンおみ
北アルプスの山並みを望む「シェーンガルデンおみ」

  麻績村村営宿泊施設 シェーンガルデンおみ
シェーンガルデンおみ
内湯
シェーンガルデンおみ
露天風呂
 「シェーンガルデンおみ」は、北アルプスの山並みを望む東筑摩郡麻績村の県道丸子信州新線(県道 12号線)沿いにある村営の宿泊施設。赤い屋根のオシャレな建物は、長野自動車道からも見つけることができる。この施設の名称である「シェーンガルデン」とは「美しい庭」という意味があるという。その名前の通り、聖山の麓に建つこの施設周辺には、さまざまな花々が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれる。
 館内には、麻績村特産の農産物を利用した料理が味わえるレストランと、北アルプスの眺望を望む客室が自慢の「ホテルディーベルクヒュッテ」を併設。和室と洋室(全二十室)のほか、広い会議室もあり、会社等の研修にも利用されているという。
 温泉施設は日帰り入浴も可能。施設東側に入口がある「ホテルディーベルクヒュッテ」のフロントが受付となっている。男女別の浴場は、明るく広い内湯と心地よい露天風呂の二つからなる。泉質についての詳しい掲示(訪問時)がなかったが、以前、近くに湧き出る鉱泉を利用している、と聞いたことがあるので、おそらくその類ではなのだろう。泉温は 13. 2度。温泉分析については、平成十七年十二月に、長野県の「温泉表示認定制度」による認定を受けており、県のホームページにその詳細が掲載されているので参考にしてほしい。
 県内の宿泊施設を取り巻く環境は、多少の例外はあるのかもしれないが、かなり厳しいものと聞いている。最近の新聞記事においてもこのシェーンガルデンの運営状況について取り上げられ、財務内容の改善に大変な努力をされていることが紹介されていた。長野自動車道麻績ICに近く、抜群の環境、そして他と比較してもかなりリーズナブルな価格設定。こうした良心的な配慮について、個人的にはもっと注目されても良いと思っているのだが、どうなのだろうか…。

 
 シェ−ンガルテンおみ 東筑摩郡麻績村日 3434
 TEL 0263-67-2800 FAX 0263-67-3399
  東筑摩郡麻績村日付近 ( 1 / 75000 )
  東筑摩郡麻績村ホームページ
 [ 営業時間 ] 10: 00 〜 20: 00
 [ 定休日 ] 無休

「シェーンガルデンおみ」には、平成 17年 3月 20日に訪問しました。 




麻績神明宮(左)とご利益がある(?)源泉飲み場

  麻績村福祉センター みたらし温泉
麻績村福祉センター
硫黄臭漂う浴場
 麻績村福祉センターにある「みたらし温泉」は、長野自動車道麻績ICから県道丸子信州新線(県道 12号線)を坂井村方面に向かう途中の同村宮村地区にある。裏手には、平安時代後半に創建されたという「麻績神明宮」が鎮座しているので、「神明宮」を頼りに辿ってみるとわかりやすい。
 この温泉については、一部のガイドブックなどに掲載されているくらいで、あまり知られていない。したがって、この温泉の存在を知って訪ねて来る村外者は、よほどの温泉ファン…ということになるのだろうか。県道沿いに看板が出ているわけでなく、施設の入口にも「温泉」と表示されているわけでもない。管理人もかなり前からこの「みたらし温泉」については存在することを知ってはいたが、なかなか場所がわからず、ついつい訪問の機を逃していたくらいだ。麻績村には、立派な露天風呂が設けられた「シェーンガルデンおみ」がある。控えめにしているのはそのせいかも…しれない。
 温泉施設は、福祉センターの入口で料金を支払い、奥に進んだところにある。管理人が訪ねたこの日は、左が女湯、右が男湯となっていた。ドアを開けると脱衣所、その向こうに浴場があった。洗い場は左右に十ほど。お年寄りでも安心して風呂に浸かれるように手すりが浴槽まで続いている。じっとしていると、ほのかに硫黄の香りが漂ってくる。泉質は、この筑北地方では定番ともいえる 硫黄泉 。源泉温度が低いため、いったん加熱してから利用している。ただ、源泉からは規模に見合った相当量が湧き出ているらしく、全てかけ流しにしているのがこの温泉の特徴だ。商業ベースにのせるならこのキャパでは到底無理だろうが、公共施設として利用するのなら、かけ流しにしても負担のない適当な規模なのだろう。温泉ブームにあっても、なお控えめにしている理由は、もしかしたらこのあたりにあるのかもしれない。
 浴場を出た左側の庭には、源泉から引いてきた湯がお茶碗で飲めるようになっている。右側の大きな広間は、温泉利用者に限り無料でくつろくごとができるように開放されている。毎日ここに通い、お湯を飲んで、広間でお話をして帰ってくる…。麻績村のお年寄りの長生きの秘訣を垣間見るような施設だ。
 源泉名は みたらし温泉 、源泉湧出地は 東筑摩郡麻績村大字麻字みたらし 4371-1 、泉質は 単純硫黄冷鉱泉 (弱アルカリ性低張性冷鉱泉)、源泉温度は 15. 4 度、 pH 8. 28 。

 
 麻績村福祉センター みたらし温泉 東筑摩郡麻績村麻宮本 4335-1
 TEL 0263-67-3212
  東筑摩郡麻績村麻付近 ( 1 / 21000 )
  東筑摩郡麻績村ホームページ
 [ 定休日 ] 月曜日
 [ 料金 ] 
  ・ 村内者 七十歳以上 100円、十六歳以上七十歳未満 300円、六歳以上十六歳未満 150円
  ・ 村外者 七十歳以上 300円、十六歳以上七十歳未満 300円、六歳以上十六歳未満 150円

麻績村福祉センター 「みたらしの湯」には、平成 16年 9月 4日に訪問しました。 


展望風呂
  村営冠着荘
 「草湯温泉」は、長野自動車道麻績ICから約五キロ 、県道丸子信州新線(県道 12号線)を小県郡青木村方面に向かう途中の左手高台にある。
 料金は大人が 200円、子供は 100円、シャンプー・リンス 50円、タオル 180円。宿泊客とは風呂が別になっており、日帰り客は二階奥にある専用風呂(展望風呂)を利用する。
 表示板によれば、源泉地は坂井村(現在:筑北村)一ノ瀬で、名称は草湯温泉 2号泉。泉温は 20. 9度(調査時 18度)。泉質は 単純硫黄泉 で神経痛やリューマチ、気管支炎などに効能があるという。
 流行の打たせ湯やジャグジーといった仕掛けはないが、浴室内はとても明るく、展望風呂の名称の通り、窓からは直売所のまんだらの庄や四阿屋山など、山間の里・坂井らしいのどかな風景を眺めながらゆったりお湯に浸かることができる。石鹸は備え付けられているが、シャンプーはないので準備が必要。券売機で購入すること。
 (入浴時間 午前 10時 〜 午後 8時 30分まで)

 
 国民宿舎 草湯温泉冠着荘 東筑摩郡筑北村坂井
 TEL 0263-67-2216
  東筑摩郡筑北村坂井付近 ( 1 / 75000 )

草湯温泉村営冠着(かむりき)荘には、平成 11年 4月 3日に訪問しました。 
東筑摩郡坂井村は、平成 17年 10月 5日三村合併により筑北村になりました。 




差切峡温泉保養センター 坂北荘

  差切峡温泉保養センター 坂北荘
 麻績川のほとりに立つ公営保養センターの村営坂北荘は、長野自然百選にも認定されている県立自然公園の「差切峡」にある。入浴料は大人 400円、子供 200円。専用の自販機はなく、料金は入口右側にあるフロント(事務所)で支払う。浴場は玄関を入って右側を進み、休憩所脇の階段を上がったところにある。
 案内板によれば、温泉の泉質は 単純硫黄冷鉱泉 (弱アルカリ性低張性冷鉱泉)で源泉温度は 12. 6度、神経痛やにきび、美肌に効果があるという。ほどほどの湯加減なので、子供たちにも安心だ。シャンプーとボディソープ完備。露天風呂はないが、正面がガラス張りになっているため、浴場が明るく、ジェットバスに浸かりながらゆっくり外の景色を楽しむこともできる。あじさいが植えられているので、六月頃には、満開の花を眺めながらの入浴になるだろうか。
 JR篠ノ井線坂北駅からバスで十分(マイクロバスの送迎あり)、または長野自動車道麻績ICから国道 403号線を松本方面に向かい、麻績村と筑北村の分岐で国道 19号線山清路に続く県道 55号線に左折。麻績ICから約十五分、差切峡手前。正面玄関の駐車場がいっぱいの場合は、裏の第二駐車場へ。

 
 差切峡温泉保養センター 坂北荘 東筑摩郡筑北村坂北
 TEL 0263-66-2223
  東筑摩郡筑北村付近 ( 1 / 75000 )
 [ 営業時間 ] 9: 00 〜 21: 00
 [ 定休日 ] 無休
 [ 料金 ] 大人 400円、子供 200円

差切峡温泉保養センター 「坂北荘」には、平成 16年 8月 28日に再訪問しました。 
東筑摩郡坂北村は、平成 17年 10月 5日三村合併により筑北村になりました。 




交流促進センター 「西条温泉・とくら」

  交流促進センター 「西条温泉・とくら」
硫黄臭が漂う浴場
 千年の歴史をもつと伝えられる「西条温泉・とくら」は、国道 403号線沿いの「筑北村交流促進センター」内にある。宿泊(収容人員六十五名)のための和室( 12 )や特別室( 1 )、宴会用の大中広間が完備されているだけでなく、企業の研修にも使うことのできる会議室、加工実習室、長期間滞在する宿泊者のための洗濯乾燥室も用意された近代的なもので、反射望遠鏡を使った星座観察会、薬草教室、きのこ教室、炭焼き教室などのユニークな企画も行われている。
 温泉の利用時間は、一般客が午前十時から午後九時まで、宿泊客は午前六時から午後十一時までで、日帰り客はフロント横にある自動販売機で入浴券(大人 400円 子供 200円 11回分の回数券は大人 4,000円 子供 2,000円)を購入し利用する。浴場は、休憩室を挟み、左が女湯、右が男湯。泉質は僅かに硫黄臭が感じられる 単純硫黄冷鉱泉 で、胃腸病や高血圧、リュウマチなどに効果があるそうだ。

 
 筑北村交流促進センター 「西条温泉・とくら」 東筑摩郡筑北村西条 3443
 TEL 0263-66-2114 FAX 0263-66-2301
  東筑摩郡筑北村西条付近 ( 1 / 75000 )
 [ 営業時間 ] 10: 00 〜 20: 30
 [ 定休日 ] 無休
 [ 料金 ] 大人 400円、子供 200円

交流促進センター 「西条温泉・とくら」には、平成 11年 3月 27日に訪問しました。 
交流促進センター 「西条温泉・とくら」には、平成 16年 6月 20日に再訪問しました。 
東筑摩郡本城村は、平成 17年 10月 5日三村合併により筑北村になりました。 





田屋温泉 柊の湯

  田屋温泉 柊(ひいらぎ)の湯
明るい浴場
 長野自動車道麻績ICから国道 403号線を東筑摩郡筑北村坂北・本城方面へ車で約十五分。旧道(善光寺街道)沿いの、静かな田園地帯に湧く日帰り温泉施設が、筑北村本城地区では二番目の日帰り温泉施設となる「田屋温泉 柊(ひいらぎ)の湯」だ。
 受け付けで聞いた話によれば、もともとここには、湧いていた鉱泉を使った銭湯があったそうだ。「柊の湯」は、銭湯が閉鎖された後、村内で設備工事業を営んでいる会社が、銭湯で使われていた源泉を隣接地に引き入れ、古い養蚕農家の民家を改修して、平成十三年八月に改めてオープンさせたものだという。
 利用料金は大人が 400円、子供は 200円。室内は、手前に表座敷、その向こうに奥座敷、浴場へは座敷脇の廊下を進んだところという構成になっている。表座敷と奥座敷は、湯上り後の休憩場で、手前の表座敷には、食事の注文を受け付けるカウンターが設けられている。
 さてこの座敷、本来なら畳を使っていたのだろうが、現在は板の間に張り替えてある。湯上り後の休憩場として使うことを考えれば、畳のほうがいいようにも思ったが、手入れのことを考えれば板の間のほうが都合がいいのかもしれない。ただ、板の間ではあるが、テーブルごとにセンスの良いマットが敷かれていて、冬でも寒さを感じさせない心遣いがなされているからご安心を…。また、清潔感ある室内には、奥さまの趣味だろうか、和室との調和を考えた素敵な飾りが施してあり、厳しい古い民家のイメージを払拭した明るい部屋作りがなされている。
 男女別の浴場は、洗い場が五つ、浴槽の大きさは一畳くらいの小じんまりしたものだ。しかし、天井部が吹き抜けになっているため、狭苦しい感じはしない。また、東向きに窓が開いているので室内はとても明るく、昼間なら照明がなくても全く気にならないほどだ。
 温泉分析表によれば、源泉は 田屋温泉源泉 で、泉質は 単純硫黄冷鉱泉 (弱アルカリ性低張性冷鉱泉) 。源泉温度は 12. 2度、水素イオン濃度( pH ) 8. 44 。源泉温度が低いので沸かし湯、ということになるのだろうが、室内にはたっぷり硫黄臭が漂い、温泉らしい雰囲気を醸し出している。

 「日曜日の昼下がり」ということもあって、ある程度の混雑は覚悟していたが、管理人が訪ねた時の入浴客は、地元のご老人ただひとりだけだった。日曜日といえば、どこの日帰り温泉も混雑するのが普通なのだが、ここにはそのような慌しさはなく、半ば独占的に心地よい湯を味わさせて頂いた。オープンして半年(平成十四年二月現在)ということや、日帰り温泉を楽しむ人の多くが、この温泉の目と鼻の先にある村営の温泉施設「西条温泉 とくら」を利用していることも幸いしたのだろう。
 家族的な雰囲気とサービス、そして何よりも「心遣い」と「温かさ」に満たされたこの温泉が、本城村の新たな温泉スポットとして注目されるようになるのも、それほど遠い話のことではなさそうだ。

 
 田屋温泉 柊(ひいらぎ)の湯 東筑摩郡筑北村東条 90
 TEL 0263-66-1126
  東筑摩郡筑北村東条付近 ( 1 / 75000 )
 [ 営業時間 ]
 ・ 平日 14: 00 〜 22: 00
 ・ 土・日・祝祭日 10: 00 〜 22: 00
 [ 定休日 ] 毎週月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
 [ 料金 ] 大人 400円、子供 200円
 [ その他 ]
 ・ 駐車場は奥に数台
 ・ 女湯の脱衣所には、小さな子供を寝かしつけておくことのできるベットが用意されている。

田屋温泉 柊の湯には、平成 14年 2月 17日に訪問しました。 
東筑摩郡本城村は、平成 17年 10月 5日三村合併により筑北村になりました。 


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