大町市美麻の温泉 (ぽかぽかランド美麻・信州美麻温泉もくじき荘)

ぽかぽかランド美麻


  ぽかぽかランド美麻
露天風呂
 大町市美麻(旧北安曇郡美麻村)青具の県道長野大町線(オリンピック道路)にある温泉宿泊施設「ぽかぽかランド美麻」。鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳など北アルプスの山並みを望むこの地に、待望の温泉施設が誕生したのは、オリンピックの開催が決定し、長野と白馬を結ぶ県道の整備が進められていた平成五年のこと。当初は、美麻村も出資する第三セクター会社によるゴルフ場などの開発が計画されていたが、バブル崩壊後の景気低迷により、平成十二年に第三セクターを解散。その後、美麻村の直営施設として運営された。
 温泉施設へは、フロント前に置かれた券売機で入浴券を購入し、浴場の入口にいる係員に領収印を押印してもらってから入場する手順になっている。脱衣所は、ロッカー仕様で、料金は無料。規模のわりにはやや狭く感じるかも…。
 浴場は、ドリームバス付き(二人分)の大浴場、奥に水風呂、その向こうに露天風呂(写真右)がある。人気は、やはり露天風呂だろう。ステップがあるので、お年寄りや小さな子供たちも安心!展望風呂ではないので風景を楽しむまではできないが、十分な広さがあるのでゆっくり浸かることができる。
 温泉は、源泉名に「白糸の湯」と名付けられており、北安曇郡美麻村(現在大町市美麻)字濁沢口 18649-1 を湧出地としている。泉質は アルカリ性単純温泉 で、泉温 25. 1度、湧出量は一分間に 204リットル、水素イオン濃度( pH ) 9. 0 。

 <参考資料> 「美麻村温泉掘削工事の概要」
 ロビーに掲げられた少々難しい題名の付いたこの案内板は、温泉堀削を請け負った会社(北陽建設株式会社・本社大町市)が、「ぽかぽかランド美麻」の源泉を掘り当てるまでの経緯を記したものだ。
 それによれば、温泉掘削事業を始めるにあたり、もともとこの地域一帯は地熱の低い地域であったため、村内全域を対象とする地質調査(平成元年七月以降)が必要になったという。そして、慎重に行われた調査の結果、候補地となったのが、温泉施設のある青具地籍から白馬方面に向かう途中の土尻川沿い(石原下の滝沢口)にある「小谷断層」だった。温泉に詳しい方ならご存知だろうが、火山帯以外で温泉湧出地を見つけるには、「断層地帯」の奥深くまで染み伝わった地下水のある「破砕帯」(断層破砕帯)を探すのが一般的となっている。地中では 約百メートル深くなるごとに三度温度が上昇 するので、単純に、深度千メートルで地下水は三十度に上昇することになる(実際にはそこに気温が加わる)。したがって、豊富に地下水を蓄える「破砕帯」さえみつかれば、理屈上、ボーリングの深度により、ある程度の温度を保った「源泉」を確保することができるわけだ。ただ、「破砕帯」とはいえ必ずしも地下水が湛えられているわけではなく、「地下水がなければただの空井戸」となる場合もあるという。「小谷断層」も例外ではなく、まさに「…地質構造に期待をかけて…」のボーリング調査になったのである。
 作業は、回転式ボーリングマシンにより、直径 60mm のコア(岩芯)を採取しながら進められたという。破砕帯での作業は困難を極めたが、幸いにも深度 463. 4m で待望の温泉帯に到達。泉温 28度、毎分 120リットルの湧出(自噴)に成功する。この結果から、平成三年三月、いよいよ本堀削作業を開始。地質状態を観察しながら作業は進められ、最終的に深度 606m で毎分 450リットルが自噴により採湯できる見通しがたったことから、地質調査開始から丸三年が経過した平成三年六月末日、工事は無事終了した。
 ガイドブックなどでは、「ふるさと創生資金で掘り当てた」と簡単に紹介されているこの温泉、その裏では、村の将来を賭けた大事業が行われていたのである。めでたし、めでたし!

 
 ぽかぽかランド美麻 大町市美麻 16784
 TEL 0261-29-2030 FAX 0261-29-2230
  大町市美麻青具付近 ( 1 / 75000 )
 [ 営業時間 ] 10: 00 〜 20: 30
 [ 定休日 ] 毎月第四木曜日
 [ 料金 ] 大人 700円、子供 500円

ぽかぽかランド美麻には、平成 14年 6月 30日に訪問しました。 
北安曇郡美麻村は、平成 18年 1月 1日編入合併により大町市になりました。




  信州美麻温泉もくじき荘
もくじき荘
 大町市から県道川口大町線を信州新町方面に向かう途中の金熊川河畔にある一軒宿。名前にある「もくじき」とは、かつてここで木像を彫ったという木食山居(もくじきさんきょ)に由来する。
 ここの温泉の特徴は、大きなヒノキ風呂と四季折々の自然を楽しむことのできる野天風呂。日帰り温泉施設に見られる慌しさがなく、のんびり山間の風情を楽しみながら湯に浸かれるのが人気のようだ。
 源泉は 北安曇郡美麻村(現在は大町市美麻)字半左大畑 4634 にあり、泉質は ナトリウム炭酸水素塩・硫酸塩冷鉱泉 (弱アルカリ性低張性冷鉱泉)、源泉温度 11. 5度、使用位置で 42. 0度、ph 7. 61。料金は 800円(訪問した時には 600円だったが…)。詳しい内容については、公式ホームページを参考のこと。

 
 信州美麻温泉もくじき荘 大町市美麻 4430
 TEL 0261-29-2511 FAX 0261-29-2512
  大町市美麻付近 ( 1 / 75000 )
  http://www.miasa.ne.jp/~mokujiki/

美麻温泉もくじき荘には、平成 11年 11月 13日に訪問しました。 
北安曇郡美麻村は、平成 18年 1月 1日編入合併により大町市になりました。 
情報更新:平成 18年 2月 19日  


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