長野市豊野の温泉 健康増進型コミュニティ施設 豊野温泉 りんごの湯

明るい館内が魅力の「豊野温泉 りんごの湯」

  健康増進型コミュニティ施設 豊野温泉 りんごの湯
以前の温泉スタンド
話題の露天風呂
 健康増進型コミュニティ施設・豊野温泉 りんごの湯は、長野市豊野町石の県道長野豊野線に、平成十五年八月オープンした日帰り温泉施設。事業主体は豊野町(当時)、管理運営業務はJAながのに委託されている。
 この温泉、もともとは農業利用を目的とした地熱水開発調査事業により平成十一年に堀削されたもので、平成十四年からは農業利用施設(サクランボ栽培等のビニールハウスの熱源)などに使われていた。ところが、この事業により堀削・湧湯したものは、農業利用にのみ使用が制限されているらしく、せっかく源泉を掘り当てても温泉施設としては利用することができず、豊野町(当時)では近くに温泉スタンドを設け、廃湯を一般に開放しているような状況であった。しかし、おりからの温泉ブーム。地元住民から温泉施設での利用を求める声が高まり、豊野町(当時)を事業主体とする建設委員会が発足。ようやく完成したという経緯がこの温泉にはある。

 長野市北部の豊野町は、北西の丘稜から南東方面に傾斜する地形にあり、明治以降に始まったリンゴは町の主農産物としてよく知られている。また、最近では、ブドウやアスパラガスを扱う農家も増えてきている。
 しかし、都市化の進行や農家の高齢化による影響で、農家数そのものは年々減少を続けており、町の遊休荒廃農地(耕作放棄地)は増加傾向にあるという。遊休荒廃農地の拡大は、雑草の繁殖や病原菌の発生原因となり、隣接する農地にも影響が及ぼす恐れがあり事態は深刻だ。
 北信州の山並みを一望できるこの場所に温泉施設が完成したことは、農業振興地域だったこの地区にとっては大きな意義がある。温泉施設を中心とした複合施設(農産物直売所・ビニールハウス栽培)の充実ぶりを見るかぎり、温泉施設だけに留まらず、より農業への関心を高めたいという思いがあるのだろう。管理運営がノウハウを持つJAながのに委託されていることも頷ける話だ。大衆向けの日帰り温泉施設とは、ちょっと趣きの異なる経営を「りんごの湯」は目指しているのかもしれない。

 難しい話はこのくらいに、早速、温泉施設へ。駐車場は手前と南側にあり百六十六台が収容可能。正面の階段を上がったら、クツは下足箱に入れ、券売機でチケットを購入する。バリアフリーの構造が取り入れられているため、カラダが不自由なお年寄りは、正面階段の奥にあるエレベーターを利用すると便利だろう。
 券売機の操作パネルは、不慣れな場合やや戸惑うかもしれないが、基本的に押すボタンは「大人400円」と記されたものだけだ。同伴者がいれば、「二人」「三人」のボタンを押下してから料金ボタンを押せばよい。もしわからないことがあれば、近くに係員がいるので聞いてみてもいいだろう。
 チケットを購入したら、正面にある浴室へ。広い脱衣所には、ボックス型と木枠の棚の二種類が置かれている。浴場は、室内大浴場と露天風呂、遠赤外線サウナから構成されている。室内大浴場の湯は、説明によれば、奥から半分ほどがオーバーフローにより湯の入れ替えを、手前部分は三ヶ所ある排出口から湯が流れ出ているという。一見すると「ほんとうに掛け流しなのかな?」と疑問を抱かれる入浴者もいるそうで、施設側でもこの件について説明を掲げ対処している。露天風呂は、半分が寝湯、半分は普通の浴槽になっている。寝湯はこの温泉の宣伝文句にも使われており、平日の夜などは、会社帰りに立ち寄るサラリーマンが、夜空の星を眺めながら疲れを癒しているという。露天風呂は、内湯より幾分か温度が高めに設定(訪問した日は 41. 9 度を表示)されているので、冬でも寒さを感じることはない。
 入浴が済んだら、レストランりんごの間へ。休日には家族連れなど千人の来場者があるこの温泉。広い畳敷きのレストランも、昼間にはほぼ満員になるという。衛生上、外部からの持ち込みは禁止されているが、そのぶんレストランのメニューは充実している。なかでも、ソフトクリームの販売所は子供たちにも人気コーナーだ。
 最後に温泉の成分について。源泉名は豊野温泉、源泉場所は上水内郡豊野町大字石字下石村 3047番 2 (注)。泉質は ナトリウム・カルシウム塩化物温泉 (弱アルカリ性)、泉温は 43. 2 度、 pH 7. 7 。

 
 健康増進型コミュニティ施設 豊野温泉 りんごの湯  長野市豊野町石 417
 TEL 026-257-6161 FAX 026-257-6380
  長野市豊野町石付近 ( 1 / 75000 )
 [ 営業時間 ] 10: 00 〜 22: 00 (受付は 21: 30 まで)
 [ 休館日 ] 毎月第四火曜日(祝日の場合は翌日)、12月 31日

浴室一回券午前十時 〜 午後八時 大人
小中学生
400円
300円
午後八時 〜 大人
小中学生
250円
200円
回数券10回券 大人
小中学生
3,600円
2,700円
20回券 大人
小中学生
6,800円
5,100円
専用室個室1〜4(十畳)三時間あたり2,000円 / 1室
個室5(二十四畳)三時間あたり4,000円 / 1室
多目的ホール三時間あたり6,000円 / 1室


豊野温泉 りんごの湯には、平成 17年 1月 19日に訪問しました。 
(注)上水内郡豊野町は、平成 17年 1月に長野市と合併しました。 


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