上林温泉 塵表閣本店 (下高井郡山ノ内町)

塵表閣本店と露天風呂

  上林温泉 「塵表閣本店」
「お猿」の Welcome mascot
客室「二人静」
福田屋さんの「信州牛」
 下高井郡山ノ内町の「湯田中渋温泉郷」のひとつ、上林温泉は、国道 292号線(志賀草津高原ルート)の旧料金所手前にある温泉地で、現在、ここには長野電鉄グループが運営する「 上林ホテル仙壽閣 」( 0269-33-3551 )、「 お湯宿 せきや 」( 0269-33-2268 )、「 山の湯 」( 0269-33-2267 )、そして今回訪ねた「塵表閣本店」( 0269-33-3151 )の四軒の旅館・ホテルが営業をしている。

 夏目漱石や壺井栄らが滞在したという上林温泉きっての老舗旅館「塵表閣本店」(じんぴょうかく)。開業は明治三十五年。本館と渡り廊下で結ばれた「養春亭」「月見亭」「二人静」(写真中)の客室は、いずれにも十畳と六畳の次の間が設けられ、喧騒を離れて、静かなひとときを求める宿泊者のニーズに応えた趣のある造りとなっている。玄関は「円実」という名の収蔵品ギャラリーで、国内でも貴重なクラッシックカーが置かれているほか、ここを訪れた文人・墨客らが残した作品が多数展示されている。
 この旅館の特徴は、定評のある女将の心遣いと地獄谷を源泉とする天然掛け流しの温泉だろう。「心遣い…」といえば、これまで訪ねた旅館の何れも立派なものであったが、部屋に入って先ず驚いたのがそこにある備品のひとつひとつ 〜 炬燵掛けや座布団カバー、写真(上)にあるような「お猿」の Welcome mascot 〜 に至るまで全てここの女将の手作りであることだ。なかでも驚いたのが、寝布団のなかに、さりげなく暖かいアンカ(湯たんぽ)が入っていたこと。暖房機器を付けたままにしておけば、翌朝、目を覚ましたときも部屋は暖かいままなので具合が良い。ただ、乾燥してノドが痛くなるのが欠点だったりする。環境への優しさを考えれば、アンカ(湯たんぽ)の効果は抜群といえるだろう。朝になっても十分温もりが残るこのアンカ、この時期にはなんともありがたい配慮でもある。
 もうひとつは、女将自ら包丁を握ってふるまうという会席料理だ。信州ならではの素材を生かした味は、宿泊者にも定評のある逸品。なかでも、「りんごで育った信州牛」の「しゃぶしゃぶ」は、地元の福田屋が提供する山ノ内町ならではのもの。ひとりひとりに提供される(写真下)ので、ゆっくり味わうことができる。
 そしてこの旅館のもうひとつの特徴が、地獄谷から引湯されている泉温六十五度の源泉が注がれる大風呂だ。風呂は、吹き抜けになった湯屋風の内湯(桧風呂・石風呂)と、天然石を配置した露天風呂、大きな桶を使った泡風呂からなる。露天風呂は、中間にある築島を境にして男女風呂が繋がっており、混雑時を除き混浴風呂にもなっている。混浴に「ちょっと…」と思われる女性には、女将特製の湯衣の貸し出しもあるので利用してみてもいいだろう。温泉の源泉は地獄谷にあり、泉質は ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩温泉 、泉温 65. 6度。
 

 
 塵表(じんぴょう)閣本店 下高井郡山ノ内町上林温泉
 TEL 0269-33-3151 FAX 0269-33-2638
  下高井郡山ノ内町大字平穏付近 ( 1 / 21000 )
  上林温泉 塵表閣本店

上林温泉・塵表閣本店には、平成 16年 1月 9日に訪問しました。 


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