長野市内の温泉 (長野市)

頼朝山から撮影したうるおい館とその周辺
裾花峡温泉 元湯うるおい館とその周辺 (頼朝山山頂から)

| 裾花峡温泉 元湯うるおい館 || 中尾山温泉 松仙閣 || 大室温泉 まきばの湯 || 保科温泉 |
| 松代温泉 松代荘 || 加賀井温泉 一陽館 |
| 温湯(ぬるゆ)温泉 湯〜ぱれあ || 若槻温泉 |

  裾花峡温泉 湯元うるおい館
裾花峡温泉 元湯うるおい館
裾花峡温泉(流泉の湯)
裾花峡温泉 元湯うるおい館
保玉湯乃花温泉
 長野県庁から西北へ車で三分ほどの市街地に、平成十四年四月にオープンした日帰り温泉兼宿泊施設。営業主体は「うるおい館」で、「百景苑」「葬祭セレモニーセンター安楽院」などの冠婚葬祭業を営む株式会社日本生活互助会の関連会社。この温泉に使われている源泉二つ(裾花峡温泉、保玉温泉)は同社のグループ会社である株式会社日興商事が所有する。恵まれた環境と立地条件、温泉施設の充実ぶりもあって、オープン当初から来館者は急増。休祭日には、施設全体の収容人員を超えてしまうのではないかと思えるほどの盛況ぶりを見せている。
 この温泉の特徴は、前記の通り、源泉の異なる二つの天然温泉を利用していること。主となる温泉は、この地に湧く ナトリウム−塩化物温泉 (中性等張性高温泉)で、源泉名は名称にもある 裾花峡温泉、湧出地は 長野市大字南長野字前沖 785番地 2 、源泉温度は 46. 6度、pH 7. 27。露天風呂に利用されているのはこの裾花峡温泉のもので、赤(黄)褐色の湯の色に特徴があり、神経痛や筋肉痛、疲労回復、冷え性、痔疾、慢性消化器病に効能があるという。
 もうひとつの源泉は、源泉名 保玉湯乃花温泉 と呼ばれるもので、内湯にある透明な 含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉 (低張性アルカリ性冷鉱泉) 。湧出地は、長野市西部の塩生乙字無及平 3108-2 にあり、これを取水して館内に運んでいる。源泉の温度は 14. 6度、pH 8. 96。
 参考までに、保玉湯乃花温泉とよく似た名称のももに 保玉温泉 というものが、国道十九号線を松本方面に向かう途中の東京電力小田切ダムの上流右岸(国道とは犀川を挟んで反対側の道路沿い)にある。温泉施設があるわけではないが、大きな水槽が置かれており、地元の人たちはポリ容器に湯を入れて自宅風呂などに使っているそうだ。周辺には硫黄臭の香りが漂っており、源泉湧出地を簡単に見つけることができる( 参考 )。ここで使われている湯の源泉にも近いことから、成分的にはほぼ同じものなのかもしれない。
 温泉施設については、都市部に立地されているだけに行き届いたものとなっている。駐車場も広く、ほかにも周辺に幾つか設けられているので、車でも安心して出かけられる。入口から下駄箱に靴を入れてフロントへ。券売機で入浴券を購入したらフロントに入浴券を差出し、左手の浴場へと向かう。日替わりで入れ替えがあるとのことなので、二日続けて出かければ双方の露天風呂に浸かることができる。公開されている ホームページ に「男女別日帰り風呂割りカレンダー」があるので、これでチェックしてみてもよい。今回入浴したのは、入口右手の「流泉の湯」。内湯の「保玉ノ湯」は、こじんまりとした浴槽ではあったが、ほのかに香る硫黄臭は確かなもの。露天風呂の「裾花峡温泉」の様子は写真にもあるように、裾花川のせせらぎを聞きながら、緑まぶしい旭山の自然とともに浸かる湯は、実に快適なものだった。青空の下でこれだけ広くゆっくりできる温泉が市内地にあることには、ただただ驚くばかり。「灯台下暗し…」という言葉はこうしたものなのかもしれない。温泉から上がったら、二階の大レストラン「湯あがり亭」へ、宿泊施設は三階にある。

 最後に温泉の歴史について。大正時代の頃の「うるおい館」のある妻科の写真(鐘鋳川取水口上流)を見ると、かなり立派な瓦葺の建物が写っている。建物の名称は「竜宮淵温泉」。眼前を流れる裾花川が蛇行し、やや淀みのある部分を「竜宮淵」と地元ではいうのだが、名前はどうやらそこから付けられたらしい。そこで、早速、手許にある資料でこの「竜宮淵温泉」について調べてみたのだが、何時ごと建てられ、廃業したのか、何れにも記載はなかった。幻の「竜宮淵温泉」。「うるおい館」と何か関係があるのだろうか…。
 また、この「竜宮淵温泉」を調べているなかで発見した事実。それは、県庁から「うるおい館」に至る道路は、太平洋戦争の戦況悪化により強制的に廃線となった「善光寺白馬電鉄」(善白鉄道)の軌道跡だということ。山王駅を出発したガソリンカーは、このルートを通って次の駅「妻科」へ向かったのだという。

 
 裾花峡温泉 元湯うるおい館 長野市妻科 98
 TEL 026-237-4126
  長野市大字南長野付近 ( 1 / 21000 )
  裾花峡温泉 元湯うるおい館
 [ 営業時間 ] 10: 00 〜 23: 00
 [ 定休日 ] 無休
 [ 料金 ]
  ・ 大人:日本生活互助会・うるおい会員 500円、一般 600円
  ・ 小学生 250円、幼児 100円、二歳以下は無料 
 [ そのほか ]  回数券・無料サービス等の詳細は ホームページ にてご確認ください

裾花峡温泉 元湯うるおい館には、平成 17年 9月 14日に訪問しました。




  中尾山温泉 松仙閣
中尾山温泉松仙閣
お見合い風呂
 長野市篠ノ井の茶臼山山麓にある一軒宿で、枝垂れ桜の名所として知られる光林寺脇を西側に約七百メートルほど進んだ場所にある。温泉の歴史は古く、武田信玄と上杉謙信が争った川中島合戦の折には、本陣を茶臼山に置いた武田軍がここに湧く湯で傷を癒したともいわれる。温泉施設の開業は昭和八年( 1933 )のこと。以降、地元を中心に利用され現在に至っている。最近は、この温泉の名物である「お見合い露天風呂」が全国ネットの番組で紹介され、各地から話題の露天風呂を楽しみに訪れる観光客も増えているという。
 浴場は、フロント(本館)から延びる廊下を真っ直ぐ進んだ奥(新館)にある。風呂は、脱衣所側から漢方生薬が十種類入った「薬湯」、「ジャグジー」、「滝湯」の三種類あり、温泉ならではの硫黄臭を感じながら、のんびりと湯を楽しむことができる。話題の「お見合い露天風呂」(写真)は、男性が五人程度ならゆっくり足を伸ばせる広さ。流れ出る湯はうたせ湯としても利用することができる。
 さて、その「お見合い露天風呂」。男女別の仕切りに設けられた鳥居がそれで、その名もズバリ「お見合い神社」。独特の作法を経て、女性側から紐を引くと、ハート型の窓が開き、お見合いが成立する…という仕組みになている。ただ、残念なことに男性側からは開けることができないので、お見合いが成立するかどうかは、女性次第…。。何の前触れもなく、突然、窓が開いたりすると、びっくりしてしまうのは、むしろ男性側かもしれない(笑)。「お見合い露天風呂」については、松仙閣の公式ホームページに、その作法が詳しく記されているので参考にしてみよう。
 源泉は、中尾山(長野市篠ノ井小松原)にあり、泉質は 単純硫黄冷鉱泉 (中性低張性冷鉱泉)。以前のデータでは、泉温は 13. 0度、 pH 7. 27 とのことだったが、平成十七年の分析表(ホームページに掲載)では泉温は 16. 3度、 pH 7. 1 となっている。

 
 中尾山温泉 松仙閣 長野市篠ノ井小松原 2475
 TEL 026-292-2343 FAX 026-292-5009
  長野市篠ノ井小松原付近 ( 1 / 75000 )
  中尾山温泉 松仙閣
 [ 営業時間 ] 11: 00 〜 20: 00 (年中無休)
 [ 料金 ] 大人 600円、子供 200円
 [ 宿泊 ] 宿泊可能(詳しくは 松仙閣 をご覧ください)

中尾山温泉「松仙閣」には、平成 18年 3月 26日に訪問しました。


  松代大室温泉 まきばの湯
まきばの湯(内湯)
 長野市南部の松代町大室(おおむろ)地区に、平成十三年十二月にオープンした日帰り温泉施設。「まきば」の名称は、かつてこの地区周辺にあったと推測されている「牧」(朝廷へ献上する馬を飼育していた牧場)に由来するもので、飯綱山・戸隠山などの北信五岳はもちろんのこと、遠くは北アルプスを見渡す景勝地にこの温泉は建てられている。
 聞いたところによれば、温泉の発見は偶然のものだったらしく、地元の 造園業者 がこの地区で作業中、盛んに湯気が上がる場所を見つけ掘削作業を続けたところ、地下七百メートルで泉温 41. 5度、湧出量毎分四百リットルの源泉に辿りついたものだという。
 豊富に湧き出す湯は、循環を一切使わない「源泉かけながし」、泉質は、肌に優しい カルシウム・ナトリウム塩化物温泉 (弱アルカリ性等張性温泉)のため「美人の湯」として地元では定評がある。。また、ここには韓国でお馴染みの「オンドル」の構造を用いた「遠赤外線健康体験室(サウナ)」が設けられているのも特徴だ。(詳細はレポートをご覧ください)

 
 松代大室温泉 まきばの湯 長野市松代町大室 4108
 TEL & FAX 026-278-5687
  長野市松代町大室付近 ( 1 / 75000 )
  楽東苑とまきばの湯
  松代大室温泉 まきばの湯 ( 2002. 8. 3 )
 [ 営業時間 ] 夏期 10: 00 〜 22: 00 、冬期 10: 00 〜 21: 00
 [ 定休日 ] 毎月第二・第四月曜日(祝日の場合はその翌日)
 [ 料金 ] 大人(高校生以上) 500円、小中学生 300円、幼児 無料

松代大室温泉 まきばの湯には、平成 14年 8月 3日に訪問しました。


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  保科温泉 永保荘
国民宿舎「永保荘」
 上信越道長野ICと須坂長野東ICのほぼ中間、国道 403号線と県道長野菅平線(冬場は通行止めとなるが、長野市内〜保科温泉までは通行可能)とが交わる「領家」交差点を菅平方面に進んだところにあるのが「保科温泉」。今日でこそ、市内やその周辺に多くの温泉施設ができたが、ひと昔前までは、バスに乗って「松代温泉」か、この「保科温泉」に出かけるのが市民の楽しみのひとつでもあった。
 ここの温泉は、たまたま一緒に入浴させて頂いた方の話によれば、アトピーなどの慢性皮膚病に適しており、子供連れの家族がよく訪れるのだという。泉質は 弱硫化水塩泉 ( カルシウム・ナトリウム−塩化物硫黄塩泉 )。入浴すると、肌にぴりぴりとした感じが残り、湯が皮膚になんらかの刺激を与えているのが実感できる。
 館内の造りは、旧来のままで古い感じもするが、それなりの趣きもあり、効能を考えればそれほど気にもならないだろう。因みにこの「保科温泉」、有名な「日本秘湯の会」の会員にもなっている。源泉は 長野市若穂保科 1187 にあり、源泉名はそのまま 保科温泉 。泉温は30. 4度、 pH 6. 9 。

 
 国民宿舎「永保荘」 長野市若穂保科 1185
 TEL 026-282-3050 FAX 026-282-3051
  長野市若穂保科付近 ( 1 / 75000 )
  国民宿舎 永保荘
 [ 営業時間 ] 9: 00 〜 21: 00 (年中無休)
 [ 料金 ] 大人 360円、子供 150円
 [ 宿泊 ] 宿泊可能(詳しくは 永保荘 をご覧ください)

国民宿舎「永保荘」には、平成 11年 5月 30日に訪問しました。




  松代温泉 国民宿舎松代荘
国民宿舎「松代荘」
 真田十万石の城下町・松代。その古い町並みの東側、標高 780m の尼飾山の麓に、戦国時代、甲斐(現在の山梨県)の武将・武田信玄が、川中島合戦で傷ついた将兵を癒すために使った「松代温泉」はある。
 この温泉の特徴は、写真をご覧頂ければわかるように赤褐色の湯であること。これは、泉質が鉄分の多い 含鉄・ナトリウム・カルシウム塩化物泉 (アルカリ性低張性高温泉)によるもので、地中から涌き出た時は透明だった湯が、空気に触れることにより酸化するのが原因になっているという。以前は、タオルを湯に晒しただけで赤色になるほどで、「松代温泉に行く時は、タオルが二本必要だ」とさえいわれていた。「源泉かけながし」というスタイルは変わらないが、施設が新築されてからは、そうした事例を聞くことがなくなったので、もしかしたら何らかの改善が図られたのかもしれない。
 温泉分析表によれば、訪問した「松代荘」の源泉は 松代温泉第三号泉源泉 を使用しているとのこと。泉温は源泉で 46. 4度、 pH 6. 51 。「きりきず」「やけど」「慢性皮膚病」「虚弱児童」「慢性婦人病」(月経障害)などに効能があるという。赤褐色のため湯船の底が見えないので、入浴の際には注意すること。
 「松代温泉」はこのほか、信州松代ロイヤルホテル( 026-278-1811 )、一陽館(入浴のみ・ 026-278-2016 )、寿楽苑( 026-278-2644 )でも入浴できる。上信越道長野ICからも近いので、ぜひ立ち寄ってみよう。

 
 国民宿舎「松代荘」 長野市松代町東条 3541
 TEL 026-278-2596 FAX 026-278-3579
  長野市松代町東条付近 ( 1 / 21000 )
  国民宿舎 松代荘
 [ 営業時間 ] 10: 00 〜 16: 00 (年中無休)
 [ 料金 ] 大人 500円、小学生 200円、幼児無料
 [ 宿泊 ] 宿泊可能(詳しくは 松代荘 をご覧ください)

国民宿舎「松代荘」には、平成 14年 8月 19日に訪問しました。




  加賀井温泉 一陽館
加賀井温泉 一陽館
加賀井温泉の入口
加賀井温泉 一陽館
加賀井温泉 一陽館
加賀井温泉 一陽館
炭酸ガス…
加賀井温泉 一陽館
落ち着いた雰囲気の内湯
加賀井温泉 一陽館
人気の露天風呂
 長野市松代町の東、尼厳(あまかざり)山の麓に湧く日帰り温泉。松代の温泉といえば、すぐ近くの「松代温泉・松代荘」が有名なのだが、我々より上の年代の人たちは、松代の温泉といえばこの加賀井温泉を指す。
 加賀井温泉の歴史は江戸時代に始まる。もともとこの地を流れていた藤沢川の河原には、「茶色じみた泥をこねたようなむるま湯がたくさんふき出していた」(松代の民話「加賀井の湯」)という。そこでこの「出湯」を利用するべく、「村民総意で松代藩に<湯宿>建設を願い出たところ、早速許可され、まもなく加賀井の村人による温泉営業がなされるようになった」(同)。その後の経緯は不明だが、昭和の初期には営業が行われていたというから、相応の需要があったのだろう。ただ、湯治客が宿泊していた旅館は、残念ながら今は営業をしておらず、立派な建物だけが敷地内に残り、往時の賑わいぶりを偲ぶことができる。
 この温泉の特徴は、旅行ガイドや温泉特集のある雑誌、ネット上に公開されている入浴者の体験記などでも紹介されているように、温泉の成分に含まれる炭酸カルシウムが析出し、そこに付着した鉄分が徐々に酸化することで赤(黄)褐色の湯が生成されること。もともとの湯が赤(黄)いのではなく、あくまで湯に含まれる鉄分が酸化して赤くなるという、温泉通の方々にはよく知ることがここでは重要な意味を持つ。
 というのも、実はこの温泉のもうひとつの特徴に、管理人の懇切丁寧な温泉解説があるのだ。その語りぶりを楽しみにしている人、些か驚れる人等々、受け止め方は様々であるが、無愛想な人間の多い長野市民からして、これほど親切に教えてくれる人は反対に珍しい部類に入る。
 その管理人に「ここの湯は本当に赤いですね」と尋ねてみよう。出てきた管理人は、それを遮るように「そうではない」と一蹴するはずだ。そして、ここの湯はあくまで無色透明であることを強調する。その証拠に…と見せてくれるのが、湯屋の横にあるこの温泉の源泉が湧き出る槽。管理人の導きでこの槽を覗いてみるが、炭酸ガスとともに勢いよく湧き出る湯の色は、確かに透明。湯を舐めても、味は塩っぱいが鉄分を含む独特な味は感じないし、パイプを通じて湯船に注ぎ込まれる湯にも変化はない。話は続く。松代群発地震の際にはここの水量などを測り地震の研究したこと、湧出する湯の成分は入浴剤の八十倍もあることなどなど。ただ、話のなかで、この温泉の話題に欠かせない「鉄分の付着で赤くなる湯」ということについてはあまり説明はなかった。せいぜいあっても、もともとは無色透明だが時間の経過とともにこうした色に変色する…くらいだ。
 管理人の話は続く。「あんたのように若い人には物足りないかもしれんが、年寄りのなかには長湯く浸かっている(カラダを癒している)人が大勢いる」と。たまたま居合わせた入浴客の会話を何気に聞いていると、長く浸かっているとカラダが温まる…とか、体調(胃腸)を崩したのでここに浸かって整えているだとかがほとんどだった。
 管理人の話が終ってから、湯屋に戻って男性浴場に掲げられている温泉成分表を見てみた。そこには、ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉 (中性高張性温泉) との記述(平成十一年五月調査)。ナトリウムもカルシウムも、基準となる一リットル中の含有量が 1,000mg を超え、かなり濃度の高いものであることがわかる。だが、不思議と鉄分を意味する「含鉄」という記載はなかった。参考までに、すぐ近くにある「松代温泉 松代荘」(源泉は別)もここと同じ赤(黄)褐色の湯なのだが、ネット上にも公開されている成分表には 含鉄−ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉 とあり、湧出する湯に鉄分が含まれていることが明記されている。源泉が違うため加賀井温泉と松代荘の湯を比較するのもどうかと思うが、少なからず、ここ加賀井温泉では鉄分含有よりも、カルシウム( 1,250mg )やナトリウム( 2,350mg )、塩素イオン( 5,630mg )等の濃度が高い塩化物泉ならではの効能が得られるのだ、という管理人の自論が展開されている(?)ことに耳を傾けておく必要があるのかもしれない。
 さて、湯についての講釈はともかく、早速、話題の温泉に浸かってみる。内湯は、写真にもあるように、鄙びた温泉街の片隅にあるような公衆浴場といった趣き。洗い場はなく、ひたすら湯に浸かることに精進する。露天風呂は混浴でこの湯屋の隣にある。入口を出たらスタスタと裸のまま歩いて行く。男性は見慣れているので気にもならないが、女性はどうなのだろう。今回、浴場で一緒になった年配の女性数人は、黄色のエプロンに水玉のある湯衣を着て入浴されていたが…。
 露天風呂は二槽構成。湯はかけ流し。左と右との違いは引き込む湯の量が異なることで、右側は左の倍とのこと。そのせいか、左は温(ぬる)めで、右はやや温かめ。赤(黄)褐色度は、滞留時間が多いためか左のほうが幾らか高くなっている。どちらでもゆっくり浸かれるが、年配の方々は左側の浴槽でくつろいでいるようだった。

 加賀井温泉の名は、温泉通の間ではかなり有名な存在にある。ただ、地元・松代以外の長野市民に「加賀井温泉」と尋ねて、正確な場所やどんな温泉か答えられる人はかなり限られているのが実情だ。「赤(黄)い湯の…」と付け加えても、間違って「松代荘」を紹介するケースがほとんどだろう。市民にも知られていない温泉。市街地にある秘湯とは、まさにこうした温泉を指すのだろう。機会があれば、ぜひ訪ねてほしい温泉だ。
 源泉名は 加賀井温泉一陽館三号泉、湧出地は 長野市松代町東条 55ノ1 、泉温は湧出地で 41. 0度、pH 6. 7。

 
 加賀井温泉 一陽館 長野市松代町東条 55
 TEL 026-278-2016
  長野市松代町東条付近 ( 1 / 21000 )
 [ 営業時間 ] 8: 00 〜 20: 00
 [ 料金 ] 大人 300円、子供 100円

加賀井温泉 一陽館には、平成 17年 9月 14日に訪問しました。




  温湯(ぬるゆ)温泉 湯〜ぱれあ
湯〜ぱれあ
湯〜ぱれあ
 平成十八年四月一日にリニューアルオープンした日帰り温泉施設。温泉利用プールと大浴場のほか、足湯などが設けられている。

 
 温湯温泉 湯〜ぱれあ 長野市若穂綿内 1330-3
 TEL 026-282-5500 FAX 026-282-1600
  長野市若穂綿内付近 ( 1 / 21000 )
  温湯温泉 湯〜ぱれあ
 [ 営業時間 ] 10: 00 〜 21: 30
 [ 定休日 ] 毎月第二・四木曜日
 [ 料金 ] 大人 500円(六十歳以上は 250円)、小学生 300円


「温湯温泉」についても近日UP予定! 


  若槻温泉
若槻温泉内湯
内湯
若槻温泉露天風呂
露天風呂
 平成十七年十二月に、長野市若槻東条の蚊里田(かりた)神社西側(サラダパークの北側)にオープンした日帰り温泉施設。以前からこの地域には硫黄臭のある温泉が湧き出していたことが知られていたが、これを利用するために本格的に堀削、日帰り温泉施設としての営業を始めた。

 温泉は若槻大通り(主要地方道長野荒瀬原線)を牟礼方面に向かう途中の長野市若槻東条地区にある。近くまで行くと看板が幾つか立っているが、初めて訪ねる入浴客には少しわかりにくいかもしれない。団地内の車がようやくすれ違えるような細い道を抜け、「蚊里田サラダパーク」横の坂道を上がりきったところに、温泉施設というよりも集会場のような建物がある。そこが「若槻温泉」だ。
 この温泉、ずいぶん前に堀削工事を終えたものの、オープンに至るまではかなりの時間を要している。地元の方々のお話によれば、温泉が湧いてもそれを利用するための道路がない…というのが理由だったらしい。多くの地権者が絡む複雑な場所だったため、賃借や相続等々の手続きに時間を費やしたのか、それとも温泉施設の非を唱える地権者がいたのか詳しいことはお話されなかったが、何れにしても関係者の皆さんのご苦労は大変だったそうだ。温泉施設までの驚くほど狭い連絡道路、平日の営業が午後二時からという営業時間(取材当時)も、何らかの関係があるのかもしれない。
 温泉施設は内湯と露天風呂の二つ。イメージ的には”公衆浴場”というものであったが、やや黄褐色を帯びた湯は、肌への刺激も少ないよく暖まるものだった。小さな子供たちでも安心して浸かることができそうだ。案内によれば、湧出量は毎分 1,030 L とのこと。願わくば、温泉施設の運営が安定した際には、ぜひ浴場を広くしてより多くの温泉ファンを楽しませてくれれば…と思っている。
 源泉名は 若槻温泉 、湧出地は長野市若槻東条蚊里田 1463番地。泉質は ナトリウム−塩化物温泉 (中性低張性温泉)、源泉での泉温は 40. 8度、pH 7. 3。

 
 若槻温泉 長野市若槻東条 1300-3
 TEL 026-295-4546
  長野市大字若槻東条付近 ( 1 / 75000 )
  天然の湯 若槻温泉
 [ 営業時間 ]
  ・ 11: 30 〜 20: 00
 [ 定休日 ] 毎月二十一日(土・日・祝日の場合は翌日)
 [ 料金 ] 大人 500円、小学生 300円、幼児無料

若槻温泉には、平成 18年 8月 18日に訪問しました。 
温泉で〜たは、平成 20年 1月 20日に更新しました。 


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