熊の湯温泉 熊の湯ホテル (下高井郡山ノ内町)

熊の湯温泉 「熊の湯ホテル」と「露天風呂」(男性用)

  熊の湯ホテル
歴史を物語る「宿帳」
檜造りの「内湯」(男性用)
岩に付着した「湯の華」
 「熊の湯温泉」は、下高井郡山ノ内町と群馬県の草津温泉を結ぶ国道 292号線(志賀草津ルート)のほぼ中間にある温泉で、江戸時代末期、ここを訪れた松代藩の佐久間象山が、熊が湯にあたって傷を癒している様子を見つけ「熊の湯」と命名したのが始まりとされている。
 今回、訪ねた「熊の湯ホテル」は、歌人の与謝野晶子や日本画家の西山英雄(金沢美術工芸大学・平成元年没)らも好んで訪れたという、熊の湯にある宿泊施設のなかでも老舗のひとつ。昭和初期に行われた志賀高原の開発では、すぐ近くに適度な斜度と良質の天然雪に恵まれた「熊の湯スキー場」が開設され、皇室の方々がスキーを楽しまれた際にはこのホテルで滞在されている。

 日帰り入浴ができる時間帯については、手許に資料がないので詳しいことはわからないが、ホテルの内の温泉施設であることから、概ね、午前十一時から午後四時くらいまでと思われる。詳しくは、フロントで訪ねてほしい。今回は、諸般の理由があり午後の二時ごろお伺いしたのだが、快く入浴に承諾したくれた。後から訪れた家族連れによれば、午後四時まで入浴可能、という話だったので、もし「熊の湯」での日帰り温泉を楽しむのなら、お昼過ぎから午後四時くらいまで、と覚えておいたほうがいいかもしれない。
 フロントで入浴料(タオル付き)を支払い、左に伸びる赤い廊下を突き当りまで進む。浴場は、近代的な造りの本館とは違い、屋根まで吹きぬけとなった木造建物。屋根や梁の部分は、硫化水素泉 の成分によるものか、黒く、程よく変色しており、「熊の湯」の歴史を感じさせる。
 脱衣所から内湯に入ると、硫黄泉( 硫化水素泉 )特有の緑色をした湯と立派な檜(ひのき)造りの浴槽(写真中)がある。湯口からは、源泉七十四度(使用位置で六十八度)という熱い湯が迸り、満々と湛えた浴槽に絶え間なく注ぎ込まれている。糖尿病や皮膚病に効果があるというこの湯は飲むこともできるそうだ。
 露天風呂は中庭の脇にあり、流れでる滝の音を聞きながら浸かる「岩風呂」となっている。水面には、硫黄泉特有の「湯の華」が一面に浮かび、周囲を囲む岩には、その「湯の華」が付着し、真っ白(写真下)になっているのがわかるほど。硫黄泉の温泉については、これまでも幾つか紹介してきたが、この温泉ほど多く含まれている湯は、長野県内においてもそうそう見たことはない。古くから、湯治客がここを訪れ、療養に励まれているのも納得できるというものだ。話では、かなり濃度が高いものらしい、と聞いたが、詳しい成分表がなかったのでわからずじまいとなったが、強ち外れてはいないように思う。因みに、女性用の露天風呂は、男性用のものとは違い、百年以上も前に作られたという酒樽を用いた「桶風呂」になっているそうだ。

 
 熊の湯ホテル 下高井郡山ノ内町志賀高原熊の湯温泉
 TEL 0269-34-2311 FAX 0269-34-3010
  下高井郡山ノ内町大字平穏付近 ( 1 / 75000 )
  熊の湯グループホームページ
 [ 営業時間 ] 入浴時間については問い合わせのこと
 [ 料金 ] 1000円 (タオル付き)

熊の湯ホテルには、平成 14年 7月 6日に訪問しました。 




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