とんど



私の故郷、兵庫県姫路市周辺では昔から「とんど」と称する儀式が
1月15日に行われていました。
最近は1月10日の成人式の日に合わせておこなわれるそうです。
今年は運良く、その燃やす前の写真を撮ることができました。
私達の上の世代にとってはこれは少年が
青年のグループにはいる農村における重要な儀式でした。
たしか中学3年になると上の青年たちの指導のもとに
この「とんど」を何日もかけて組み上げるのです。
また、近隣の村でも同じことをしているので、
夜になるとそれをつぶしにいったりもしたそうです。
こういうことを通じて、昔は共同体としての意識を高めていったようです。
最近ではすっかり子供会の行事になっています。
それも後ろに見える古い村には子供が極めて少なく、
中心は新しい地域に住みはじめた住民たちです。




※ 戻る場合は、はブラウザのメニューバーの左端「戻る」をクリックして下さい