ウルムの大聖堂と彫刻


今年もドイツのウルムへ行ってきました。
今年はウルムの大聖堂のカテドラルが現在の状態になってから125年という記念の年です。
最初の写真がそのプロセスです。
折しもカテドラル内部では知人の建築家の兄である彫刻家Tassilo Mozer氏の作品が展示されていました。
彼は1963年にウルムで生まれ、2012年に制作の拠点であったフィレンツで急死しました。
彼らはこの教会で洗礼を受け、彼らのお母さんもこの教会で長く会計係として働いていました。
「ここでTassiloの遺作展をやらないか」というのは教会からの申し出だったそうです。
2枚目の写真がその作品ですが、カテドラルの天井から床面すれすれにブロンズの円盤が吊るされています。
写真ではピンとこなかったのですが、ここへ来て実物を見ていろいろ感じることがありました。
まさにこの空間で育った者ならではの作品です。
やはり現場に来ないとだめです。
彼とは一度日本で会ったことがあります。
日本人の知人も多く、本格的に日本語の勉強もしていたそうです。

 


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