貨幣金銀銅手鑒(てかがみ)



茅ヶ崎市博物館の特別展「藤間柳庵」展を見てきました。
江戸時代末期、相模川の河口に物流の港があり、
藤間柳庵はその地の名主で、廻船業を営んでいたそうです。
これは、その展示品のひとつで、いわゆる貨幣サンプルでしょう。
全部で、40両3朱3分あったようで、
彼の但し書きには、「他日私用に迫らるといえども、
ゆめゆめ耗失(こうしつ)するなかれ」とあるそうです。
現在残っているのはこれだけですが、
これは、私用に使ったというよりも、明治になり、
貨幣サンプルとしての役目が終わったということでしょう。




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