白浜の石棺仏(明徳地蔵)



姫路市白浜地区にあるこの石棺仏は有名なものだそうです。
石棺仏とは石棺の蓋の内側に仏像を彫ったもので、
これも背面は屋根のような形になっています。
すごいのは、制作された年が確定されていることで、
明徳3年(1392年)だそうです。
調べてみると、明徳3年というのは足利義満の時代で、
南北朝合一の成った年です。
そういう時代にこの町なかのお地蔵さんがつながっているのが感慨深いですね。
姫路から高砂にかけてのこの地区は古代から石造物が多く作られた地域で、
もう少し東には松本清張の小説「火の路」に登場する「石の宝殿」があります。




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