変な「天然記念物」



北伊豆の旧道を車で走っていたら、「天然記念物」の標識があったので、寄ってみました。
最初の写真の小さな木の下の祠に、それがあります。
「地震動の擦痕」という、聞きなれない言葉が書いてあります。
説明を読んでみると、昭和5年にこの地方で死傷者825人をだす大きな地震があり、
その頃、石の台座にのせてあった魚雷に、この台座が動いて傷をつけ、
それがあたかも天然の地震計として、その記録になったということです。
傷の全長は725mmmで、その大きさがわかります。
「天然記念物」の指定は昭和9年だそうですが、変な「天然記念物」です。

 


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