「喜界島のイス」と「九十九里のイス」


 

2016.11.01
千葉大学工学部工業意匠学科の卒業制作「喜界島のイス」の一部です。
学生の頃、柳田國男の「遠野物語」を読み、岩手県の遠野へ行ってみたくなり、
初めて行ってその町と自然に魅入られて写真を撮りながら歩きまわり、
確か翌年、再度訪れたことを覚えています。
それがきっかけとなり、大分県の国東半島、奄美大島の東の喜界島等を訪れました。
今考えてみると、それらの土地の共通点は、
文化や風景がタイムカプセルのように残っている所とでも言えるでしょうか。
最初の写真は喜界島で撮った「喜界島のイス」です。
海岸に放置された壊れたイスが、馴染んでいるような、浮いているような景色です。
この景色にインスパイアされて作ったイスが2枚めの「九十九里のイス」です。
主な材料は、海岸に放置された壊れた漁船の板です。

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