「バウハウスとブラジャー」展 in 横浜&京町屋

2024.12.09
この企画は、私が昨年の春に大阪の石井正人のスタジオを訪問した時から始まりました。
彼が好きなモンドリアンの絵『ブロードウェイ・ブギウギ』をモチーフにした
ブラジャーのペーパーモデルが、スタジオの壁に貼ってありました。
それは、永年ランジェリーのデザインを手掛けている彼のクライアントのない作品です。
私が彼に展覧会の開催を薦め、成り行きから、私も加わることになりました。
調べてみると、モンドリアンの属したオランダの「デ・ステイル」は
「赤と青のイス」や「ジグザクチェア」で有名なリートフェルトもメンバーだったそうです。
そして、その造形思想は同時代の隣国ドイツの「バウハウス」にも大きな影響を与えました。
バウハウス・デッサウ校舎は何度も訪れた私にとって懐かしい土地です。
石井は「近代デザイン運動の発端たるバウハウスのデザインや建築を参照することは意義がある」
「ブラジャー創りは建築にも似た非常に構築的で複雑なものだ」と言っています。
5月の横浜展ではトリエンナーレの応援プログラムの一環として、
「art garelly, on the wind」でペーパーモデルを展示、
11月の京町屋「玄想庵」では、他の参加者も募り拡大して開催しました。
特に、京都展で行ったペーパーモデルのファッションショーは好評でした。
上の写真はその時のものです。
※ 戻る場合は、はブラウザのメニューバーの左端「戻る」をクリックして下さい