▼周辺機器 周辺機器部門では、各店とも何かしら最安値を記録している。前回AtermIT55DSUはメディアバレーになかったと記したが、どうやら入荷はされたようである。そして、特筆すべきことは、現在プリンターで売れに売れているPM-700Cがキムラヤになかったということだ。キムラヤのプリンターの品揃えはソフマップやあのメディアバレーにすら優るとも劣らないほどなのだがこれはどうしたことであろう。

▼ソフトウェア メディアバレーの独走にソフマップが食いついてきたという感じではあるが、ソフマップはワード97のブッチギリの最高値、今かなり売れているエンカルタ97が無いという不名誉な記録を持ってしまった。パルテックにはマッキントッシュ用のソフトはあまり無いらしい。そういえば、パルテックにはついに店頭にマッキントッシュを展示しなくなってしまったのだが、パルテックではマッキントッシュの売れ行きはかなり悪いのだろうか。マッキントッシュの売れ行きがいいらしいソフマップ(ソフマップワールド巻末のランキングを見る限りで)とは対照的だ。ソフマップといえば、ソフト売り場の面積そして、ソフトの種類では、今回調査した５店舗中最悪ではないかと思わせる。個人的には中古パソコン売り場とソフト売り場をそっくりそのまんま交換してもよいのではと思う。

▼その他 上二つのDOS/Vパーツにおいてはソフマップの土壇場と言ってもいいのではないかと思う。最近になってメディアバレーでもDOS/Vパーツ関連を扱い始めたようではあるが、あれだけの店舗面積を持つのに、ソフマップよりマザーボードの種類が少なかったりする。もっともメモリーはソフマップを除いてはメーカー製のものなのでメディアバレーが一番お得なのかもしれない。ノンブランドのソフマップを見る限りでは、メモリー値高騰の動きはついに町田にも及んできているようだ。
情報機器部門ではこの部門の商品をより多く店に置くことのできるメディアバレーの優勢が手に取るように分かる。携帯電話・ＰＨＳの品揃えのよさは群を抜いてよい。パルテックでもザウルスのほかのモデルは安かったみたいではあるが。そもそも、パルテックと町田ソフマップでは携帯電話・ＰＨＳは取り扱っていないのだ。さいごにキムラヤの携帯電話・電子ツールなどは１階での取り扱いであることを記しておく。

▼総評 なんか結局メディアバレーが鼻差で買ったような感がある。しかし、キムラヤの奮戦には拍手を贈りたい。ソフマップの場合、500円最初に払ってソフマップカードを作れば、｢ルピー｣と呼ばれるポイント(1ルピー=1円)が加算される。360円しかポイントが付かないワード97はともかく、ＦＭＶでは7140ルピーが加算されるので、実質的なトップであったりする。この点を考えて、現在の町田には「メディアバレーを追っているソフマップ」という構図が出来上がっているらしい。