<順次追加してゆきます。>
ワインバー訪問記
「ひねも」
おでんと串焼き、それにワインの店というなかなか面白いコンセプトのお店です。オードブル系もなかなか美味。おでんをあまり食べ過ぎると、串焼きまで回らなくなるので注意しましょう。(笑)
ボトルでワインを頼むと、ロブマイヤーのグラスで出てきます。ただ、テーブルはそれほど広いわけではないので、酔っ払って割らないかと心配になりますが。ワインリストはさほど充実していませんが、比較的リーズナブルなローヌや南仏が串焼きとよく合います。もう少しボトルの価格が安ければ、と思いますが、ロブマイヤー代だと思えば納得できますね。
「のみ山」
おそらく三軒茶屋で随一のワインバー。カウンターだけの隠れ家的なお店ですが、店主の料理は非常にレベルが高く、極上の肴を出してくれます。ワインは新世界のものが充実。酒の肴3品セットなんていうのもあり、ひとりでブラッと入るのもいいでしょう。難点はやや駅から遠くてわかりずらいことですかね。
「Liar」
取引先の方に連れられて、渋谷のちょっと隠れ家的な場所にあるワインバー「Liar」へ。 オーナーソムリエのご夫妻がやっているお店で、ワイン会やワイン教室も定期的に開催しているようです。ワインの所蔵本数は3000本。半円形のカウンターの奥がひと部屋まるまる立派なワインセラーになっています。私が行ったときは、グラスワインは、あまり見かけないような、なかなか個性的なボトルたちが開いてましたが、ご主人も奥様も、決して知識や経験をひけらかそうとしないところは好感が持てました。 ちなみにここから三軒茶屋の我が家へは、タクシーで1000円という近距離。これからも利用させていただこうと思います。
decfive<閉店したそうです。>
渋谷の宮益坂を登ったあたりにオープンした、「400種類のワインをテイスティングできる」という新コンセプトのワインバー。400種類ものワインをグラスで飲める秘密は、新開発の「whynot」というワインセーバーにある。コラムにも書いたが、抜栓後1週間以上経過したものでも鮮度の高さを維持しているのは立派。1Fはカウンター形式のバーで明るくはいりやすい雰囲気、2Fはサロン風のレストラン。ワインはレアものこそないものの、なかなか本格的な銘柄が揃っている。2Fの食事は安くてなかなか美味しいが、ワインが出てくるまで相当待たされるとか、専門知識をもった店員がほとんどいないなど、サービス面での一層の充実が望まれる。
グレープガンボ
六本木にある有名店『祥瑞』のオーナーが銀座にオープンしたワインバー。日産ギャラリーの裏手の路地を入ったところにある店内は、ワインバーというより、昔からあるコーヒー専門店という雰囲気。ワインリストはグラスワインからして、こだわりぬいたセレクションで、量質ともに充実の5000円のコースなど、銀座で食事まで堪能できるワイン・バーとして貴重な存在。ただ、店の雰囲気がやや騒がしく落ち着かないのと、店員が皆チーマーみたいな髪型をしてるのはいかがなものかと思うが…。
房’s銀座店
ワイン会などでよく利用される店。個室風のゆったりとしたスペースと、適度な明るさの照明が居心地のよさを演出する。足の部分が短い独特のワイングラスは、誤って割らないようにとの配慮らしいが、グランヴァンなどを飲むのにも十分な形状だ。料理は無国籍的な創作料理で、個人的にはやや味が濃い気もするが、なかなか凝っている。あと、19時など定時には、エレベーターが混雑するので注意しよう。(笑)
味倶楽部くらりす
三軒茶屋の駅からすぐ。お好み焼きの名店「ぼちぼち」と同じビルの3F。この店、グラスワインのラインアップが弱いのが残念だが、ボトルリストは、アンリジャイエやカレラのバックビンテージなど、なかなか魅力的なものがそろっている。これらは(絶対額は高いが)市場価格を思えば良心的と言えるプライスで出ている。料理は3000円のコースがオススメ。わたり蟹とツナのパスタが美味しい。それにしても、ここで頼んだアンリ・ジャイエの93クロ・パラントゥーがブショネだったのは痛恨だった。店の責任じゃないけどね。
DAVIS
品川の駅から少し歩いた、閑静な住宅街にある店で、名店の誉まれ高いが、私が行ったとき(01/7/13)は、店員(バイト?)のひとりが喧嘩売ってんのかと思うほど無愛想で非礼だった。 例えばワインを注ぐときも、私にテイスティングをさせときながら、まだ(テイスティングを)終えないうちに、他の人にさっさと注ぎ始めたのには、開いた口がふさがらなかった。せっかく店の雰囲気もよいし、料理も美味しいのに、と思ったものだが、あの店員はその後どうしたのだろうか。
岡部亭プラス・デュ・ヴァン 
乃木坂にあるフレンチの名店「岡部亭」の姉妹店で、岡部亭でマネージャーを務めた内矢さんが仕切っている。店内の内装はシックにまとめられているが、内矢氏の性格を反映してか?、店の雰囲気は明るく陽気。フランス、イタリアを中心にまとめられたワインは比較的リーズナブルな価格で、グラスでも数種類気の利いたものが出されている。オシャレで粋な名店。デートなどにぜひ。
<追記>「Uchiyatei LA PLACE DU VI.N」 に名称が変わったそうです。
TSUBAKI            訪問日:01/3/17

西麻布の有名店だけど、これほど評価がわかれる店も珍しい。ワインバーの鏡だと絶賛する人がいると思えば、ボッタクリだと怒る人もいる。私も先日念願かなって(笑)行く機会を得たが、とにかく不思議な店であることはたしか。店内はラベルの写真をうつせないほど暗く、店の人たちは男女ともしゃべり方からして独特。そのくせワインのストックはスゴい。う〜ん、アヤシイ… 値段については、会社の接待だったのでわからない(ということにしておく。)

マルズバー     訪問日:00/12/13
シノワと並ぶワインバーの東西の横綱と言える店。ワインは新世界の高CPのものを多く採り入れていて、シノワとはまた違った意味でよく吟味されているし、洋食メニューの料理はどれも美味しい。値段もリーズナブル。 マダムとソムリエール嬢の、淡々として、それでいて気配りの届いたサービスは大変心地よい。スパークリングからデザートワインまで、5種類をグラスで楽しめる 「おすすめワイン5グラス」のセットがおすすめ。すぐ近くにオープンした「ビストロ・マルズ」はより本格的なレストラン。いつも混んでいるので、予約したほうがよいだろう。
ウイスキー・キャット   訪問日:00/11/26
下北沢にあるバー。ワインバーというわけではないが、ワインにひときわ力をいれているようだ。灯台下暗しとはこのことで、我が家から歩いていける距離にあるのに今まで行った事がなかった。店内は席数も多めでゆったりした雰囲気。照明の明るさやBGMもソツがなく、気持ちよくくつろげる。ワインリストは各国のものが揃っているが、中ではボルドーがかなり充実している。ブルゴーニュは全般に高めで、1万円前後ぐらいの価格にもう少し厚みがほしいところ。私が行った日は、日曜の深夜ということもあって、グラスワインは2本しか開いてなかったが、よく行く方によると、ふだんは6種類ぐらいは開いているそうだ。勘定はこちらの目計算より安めにあがった。遠方からわざわざ行く価値があるかはわからないが、私のような近所の住人にとっては実に心強い存在だ。
月庵            訪問日:00/9/5
赤坂にあるカウンター13席のみの小さな店。名前からして和食の店かと思ったらそうでもなくて、料理は「オールジャンルの創作料理」だとか。メニューは多くはないが、なかなかに美味しいし、食器などもセンスのよいものを使っている。ワインリストも見開き一枚と決して種類は豊富ではないが、カリフォルニアや新世界などのあまり知られてない銘柄をよく吟味しておいている。個人的にはボルドーやブルについてもう少し充実させて欲しい気もするが、ワインリスト以外の銘柄もセラーにあるようなので、女将?にたずねてみるとよいだろう。とにかく店の雰囲気がよく、料理もワインも美味しいので、隠れ家的に使いたい店だ。ちなみに本の紹介には姉妹でやっていると書いてあったが、私が行ったときは女将?ひとりだけできりもりしていてさすがに大変そうだった。
シノワ銀座店      訪問日:頻繁に
超有名な店だが、知名度にたがわず素晴らしい。なにがすばらしいかというと、まず多くの名醸ワインがグラスで飲めるということ、そしてそれらのワインの状態がとてもよいこと、そしてその割に価格はこちらの目計算を上回らないこと、落ち着いた店内の雰囲気などなど、まさにワインバーの鏡のような店。料理は決して豊富ではないけれど、ひととおりの食事はできるし、ハーブオムレツなどの名物もある。食後にコーヒーのメニューがない(ハーブティーのみ)というわりきりのよさもここなら許せる。欠点はいつも混んでいること。
シノワ渋谷店      訪問日:時々
シノワの二号店。渋谷という立地もあり、置いてあるワインはカリフォルニアなどがかなり多めで、銀座店よりはカジュアルな路線を目指しているようだ。内装はおしゃれでゴージャス感があり、バーというよりはレストラン風。私は銀座店の方が好きだが、こちらもおすすめ。
グットドール     訪問日:99/11/2
銀座にあるワインバー。店内はあまり広くはないがセンスはよく、私が行った時は女同士の客何組かがカウンターを陣取っていた。食事のレパートリーはあまりないけれどワインの品揃えは豊富。特に南仏系に力を入れているようだ。グラスワインは赤白三種類ぐらいあるが、これだけ南仏のワインに力を入れているのならグラスワインにももう少しマニアックなものがあってもいいかな、と思う。全く知らないワインをボトルで頼むのはちょっと怖くて、結局「トレヴァロン」を頼んでしまった。値段は相応。
Vino da Tavola   訪問日:時々       
新宿にある「Vin Vino Brule」の姉妹店でこちらのほうがカジュアル。食事も十分満足できる。赤が基調の内装はちょっとドギツイけどシャレているし、サービスもよい。自宅を引っ越してからあまり行かなくなってしまったが、おすすめの店のひとつ。
タストヴァン青山     訪問日: 2000/11/2
店の雰囲気はシックでオシャレ。ガラス張りのセラーに圧倒される。店員はビシッと決めており、ややホストクラブ風?テレビドラマのロケなどにも利用されるそうだが、さもあらんというところ。ワインリストもスゴイ。各国の垂涎モノのスターワインが並んでおり、絶対額は高めだが、中身を考えると決して高くはない。グラスワインは12種類でそれほど高級なものはないが、バリエーションは豊富だ。食事は意外なほど正統派のフレンチ。全般にやや重めな気もするが、コストパフォーマンスは良い。隠れたソムリエ試験用のテイスティング訓練所?でもある。
p.s.2006年6月。久しぶりに再訪したら、この店、またまた経営陣が変わったらしく、かっての原ソムリエールなど、見知った顔ぶれはそこにはなく、以前はフレンチベースだった料理もイタリアンになっていました。とはいえ、料理自体はかなり美味しく、サービスもそつのないものでした。ワインの価格がもう少し安ければいいのですけど。
Vin Vino Brule     訪問日:2000/5/27

3年くらい前に一度行ったときは、「良い店だけど、高いなあ」と思った記憶があるんだけど、今回行ってみたら、わりとリーズナブルな価格だったのが嬉しい誤算だった。たっぷり食べて、二人で計5グラス分グラスワインを飲んで、一人1万円。ワインリストはその厚さがすごい。読み始めたら、あまりの内容の豊富さに同伴者との会話がなくなってしまいそうだ。ジャンル的にはブルゴーニュの年代物が充実。グラスワインの数は赤白それぞれ2〜3種類程度だが、かなり厳選されたものが用意されるようだ。また日によっては、ふだん飲めないような銘醸モノがグラスで出されることもあるそうだ。料理も美味しいし、店員のサービスも良い。雰囲気はどこぞのクラブ風で、そつがないが、その 隙のなさを逆に窮屈に感じる人もいるかもしれない。それでも全般に水準は高いと思うし、良いワインバーの少ない(って私の知らないだけか?)新宿界隈では貴重な存在だ。

サッカバン        訪問日:時々
四谷三丁目にある、ワインバーとワインレストランの中間くらいの店。料理はそれほど充実していないが、とりあえず晩飯を食べるのに不自由するほどではない。ワインリストはそれほど豊富でないが、定期的に総とっかえになるのが面白い。しかもリストのワインはたいていグラスで飲めて、一杯の量 を細かく選べる(50ccとか100ccとか)などサービスはきめ細かい。いろいろなワインを試してみたい時などにお奨め。ちなみに店主は「ハイスクール奇面 組」の主人公にちょっと似ている。