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2/24 シャトー・ラギオールのソムリエナイフ

人から、「ワインを開ける時は何を使えばいいんですか?」と聞かれた時には、「ふつうのスクリューブルのオープナーでいいんじゃない。」 と答える私ですが、自身はシャトー・ラギオールのソムリエナイフの大ファンだったりします。シャトー・ラギオール、かっこいいですよね〜。

今私が使っているのは、「スタミナウッドモデル」のオリーブ色のもので、ニューヨークに出張に行ったときに「シェリーレーマン」(あちらの有名 なワイン屋)で買ってきたものです。値段は、円換算で1万円ちょっとでした。

これを買ってしばらくは、栓を開けるのが待ち遠しくて仕方がないくらい気に入ってたんですが、最近ちょっと気になる点がでてきました。
まず、使い込んでいるうちに、フォイルカッター(鉛のキャップを切るための部分)がなまってくること。 研ぎたいんですが、ラギオールのフォイルカッターはギザギザがついて いるので、簡単にはできません。
もうひとつは、なんというのでしょう、抜くときにボトルの口のかどにひっかける金属の部分がちょっとやわになってきた感じがすること。
この部分は実は買ったときからちょっと曲がっていて、(写真参照)造りの精度が悪いようで残念だったんですが、おそらく一番力がかかるところ でしょうから、耐久性が心配です。ラインアップにはよりハードな使用を想定してこの部分を強化した、「グランクリュシリーズ」というのもあります。このほかラギオールのナイフにはさまざまな種類があって、収集すると、とっても贅沢なコレクションになりそうです。まあ、私などは、ソムリエナイフをいくつも買う余裕なぞありません(その前にワインを買い足します)が、そのうちにもう一本買いたいとは思ってます。今ほしいと思っているのは以下のようなモデルです。

1.エボニーウッドモデル
柄の部分にエボニーウッドを使ったもので、見た目は地味ですが、使い込んでいるうちに手になじんでくるとか。

2.田崎真也モデル
ラギオールは歴代の最優秀ソムリエのモデルを出しています。 最新のなんとかさんのモデルは金属部分が多くてちょっと無骨な感がありますが、田崎モデルは柄の部分にウッドと水牛の角を半分ずつ使っていて、なかなか格好よいです。

3.シルバーモデル
柄の部分に純銀(一部銀メッキ)を使っているものです。銀特有のあたたかい光沢があります。

ところで、シャトーラギオールとまぎらわしいものに、「ライヨール」というブランドがありますが、こちらも「タイユバン」などで使われている一流銘柄です。ライヨールのナイフもオシャレですが、シャトーラギオールよりは一回り大き目です。
あとソムリエナイフで定番のものとしては、ドイツの「ヘンケル」のものがあります。こちらはシンプルなステンレス製で、使い勝手もよく、ポケットにしまいやすいので、プロの方々にはこちらを好んで使う人も多いようです。

ま、我々のようなアマチュアが家で使うぶんにはソムリエナイフである 必然性はないのですけど、こうした道具にこだわってみるのも悪くないもんです。