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3/18 ミクロクリマ? |
「テロワール」とか「ミクロクリマ」という言葉を聞いたことがありますか。 まあ、テロワール論争はさておき、なんでこんな用語を持ち出したかというと… 我が家のベランダは一応南を向いているんだけど、隣のマンションとの位置関係で午後には日があたらなくなってしまいます。 空いている鉢に植えてみたところ、1週間ぐらいしてニョキニョキと芽が出てきました。ところが面白いことに、ちょっと観察してみると、芽の発育が鉢によって、あるいは植えている位置によって全然違うのです。 手前左側の鉢は、夏場に朝顔を育てていた鉢ですが、いまいち芽の発育が遅い。朝顔に養分をとられて土壌がやせてしまったのでしょうか? 奥のプランターはかなり土が疲れていて心配だったのですが、肥料を大目にやったこともあって、無事に育ってくれてます。しかし、こちらも位置によって、芽の発育が全然違います。球根の個体差もあるでしょうけど、大きな要因は日当たりなんでしょう。あたりまえですけど、奥のほうの午後になって日影になる時間の少ないところがより育ちがいいということなんでしょうね。 まあ、こんな些細な我が家のベランダのチューリップを見ただけでも、土壌や日照条件によって発育がこれだけ違ってくるのですから、ブドウの出来がもろもろの条件によって違って来るというのは容易に想像できます。もちろん醸造者の力量や醸造方法がもっと大きなファクターであることに異論をはさむつもりはありませんが、今度機会があったら、同じ作り手による同じビンテージの畑違いの銘柄を試してみようという気になりました。 |