超不定期更新コラム

京都出張1〜ワインバー・ワイングロッサリー
08年8月初旬に京都に出張に行く機会があり、接待の後、2軒目に、ブログでご紹介いただいた「ワインバー・ワイングロッサリー」さんに行って来ました。1軒目の会食が予定よりかなり早く、20時半前に終わってしまったため、予約の時間の21時半までどこかで時間をつぶさなければならないかな、とも思いましたが、結果的には、行く途中迷ってグルグル回ったおかげで、お店についたのは、ほぼオンタイムでした。 通りから入った、ややわかりずらいところにありますが、
よく見れば通り沿いに看板が出ていました。 080802groccery3.jpg













↑入り口までの通路はこんな感じで風流な作りです。 1階はカウンター席。明るく暖かい雰囲気です。2階はテーブル席だそうです。お店のサイトに写真ありますね。明るい中にも、どこか囲まれ感のある、独特の作りだなと思いましたら、蔵を改造したとのことで、なるほどと思いました。 080802groccery1.jpg
道に迷って、汗だくになってしまいましたので、かけつけ一杯という形で、まずは 「テタンジェ・ブリュット・レゼルヴ」を。 ほとんどビール感覚で、ゴクゴクと飲んでしまいました。

飲んだ銘柄はすべてグラスで。
96モンテリー(ポティネ・アンポー)
基本は軽いんですけど、心地よく綺麗に熟成していて、楚々とした作り。蔵出しでしょうね。この季節にはよろしいかな、と思いました。
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ドメーヌ・セリーヌ・ピノノワール2005

オレゴンのワイナリー。前銘柄とは打って変わって、アルコール度も高く、構造のしっかりした、新世界らしいよく出来たピノでした。
ワイナリーの説明は、こちらをどうぞ。

ビュゼ・メルロ - マガリ・ティソ・エ・ルドヴィック・ボネル(CLAC)
CLACは、ルフレーブが新たに立ち上げたメゾン。詳しくはコチラをご覧ください。濃厚な果実味と少しばかりの獣っぽさや埃っぽさがある、メルロらしさのよく出た味わいです。ある程度寝かせたほうが面白いでしょうね。ただ、この銘柄、帰って調べてみたら、お値段も結構するんですね。3kぐらいまでなら買おうかなと思ったんですが‥。

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それにしても、ここのグラスワインは、産地も品種もバラエティに富んでいて、飲んでいて飽きません。

鳥居平今村 キュヴェ・トラディッション2006

このような銘柄がグラスで出ているんですからね〜。おぬし、やるな、という感じです。甲州らしい色と香り。クリーンで雑味のない果実味に好感が持てます。酸もきちんとありますが、やや残糖感が強いですね。聞いてみると、昔ながらの鳥居平産葡萄の味わいを尊重して、あえてほのかに甘めに仕上げているとのこと。ドライに仕上げたキュベ・ヒデカという銘柄もあるそうですので、機会があれば、こちらも飲んでみたいものです。

リースリング・ブロック1(フェルトン・ロード)
〆には、甘口でも、ということで、この銘柄を注文。甘いといっても、酸にキレがあるため、クドさや甘ったるさはありません。チーズの盛り合わせのブルーチーズによくあいました。

グラスワインはかなりの数があって、毎週銘柄が変わるそうです。デキャンタ、グラスのほか、テイスティングサイズ(60ml)でも楽しめるので、いろいろな種類を飲みたいときによろしいかと思います。 料理については、チーズの盛り合わせしか頼みませんでしたのでなんともいえませんが、お店の雰囲気、店の方の対応、グラスワインの種類や状態などに関しては、非の打ち所がなく、評判どおりのすばらしいお店だと思いました。 京都に行ったときには、またぜひ再訪したいと思います。 ちなみに、私は事前に予約して行きましたが、この日は満員で、お店にいる間中、何組もの方が入れずに帰っていったようでした。週末は予約していったほうがよさそうです。