超不定期更新コラム

ワインとゴルフのビミョーな関係
現在の部署には昨年の6月に異動になったのですが、この部署、いろいろとおつきあいが多く、今まで逃げ回ってきたゴルフをいよいよ始めなければならない状況になってきました。ちょうど部のゴルフコンペが4月1日にあるので、そこでのデビューにあわせて、今週あたり道具を買いにいくつもりでした。どうせおつきあい程度にしかやらないので、中古で5万円ぐらいのハーフセットでも買っておけばいいと思っていたのですが、周囲の人にいろいろヒアリングしてみると、大勢を占めるのが、
「ゴルフクラブはなるべく新しくて良いものを買ったほうがよい。」
というアドバイスです。
う〜む、と思っていたところに、とどめの一撃となったのが、ある日ランチをご一緒した同僚の話でした。

「セットを買うなら予算25万ぐらいは必要ですよ。」
「○○さんは、ずっとビギナー用のボロイクラブを使っているからうまくならない」
「一回のラウンドの予算は3万円ぐらい。世の中の平均ゴルファーのラウンド頻度は平均月1回で、月2回もまったく普通」
「自分は大体年100万使っているが、それでも飛びぬけてゴルフに投資しているほうではない。」
このような話を聞いたら、ただでさえぐらついていた気持ちがすっかり萎えてしまい、4月のコンペもキャンセルしてしまいました。

独身貴族やDINKS家庭ならいいのでしょうけど、専業主婦+幼児二人の我が家では、ただでさえワインに散財しているところに、ゴルフで年間100万円はとても出せません。
まあワイン関連の費用も、昨年、一昨年と続いた子供のビンテージの購入が落ち着きつつあるので、今後はそれほどのものにはならない予定なんですが、それでも、私の人生の一部?であるワインの趣味をスポイルしてまでゴルフをやりたいとは思いませんし、正直10万〜20万余分に使える資金があるのなら、最新型のノートPCでも買いたいところです。

とはいえ、一方で我ながらコワイのは、凝り性の私の性格。(^^;
過去、ワインにハマる前は、マッキントッシュ、スキー、海外旅行とずいぶん投資してきました。いったんゴルフを始めて、ハマってしまうと、それこそ寺田倉庫のワインをヤフオクで叩き売って、新しいドライバーの購入資金に充てるなんてことになりかねないし…。ゴルフとワインの両立って、難しいんでしょうか?
そう思って、ブログに記事を書いたら、やはり同じような悩みや思いを経験された方は多いようで、わがブログ史上、最も多い10以上のレスがつきました。

実のところ、私としては、「そんなことないよ。自分だってうまく両立させている。ゴルフは面白いですよ!」というような、背中を後ろから押してくれるような意見が多いだろうと予想していたのですが、ふたを開けてみるとシビアな意見が大半でした。
いわく、

〜日本でのゴルフはUSなどでラウンドするのと違って、金がかかりすぎる。
〜良い道具を買ったり、ラウンドする前は半年ぐらいは練習場に通ったりと、始めるにあたっては、ある程度の時間とお金を見込まざるをえない。。
〜自分は昔は付き合いゴルフに行っていましたが、ワインを嗜むようになってからはスッパリやめた。
〜ゴルフはたいてい休日に呼び出されることが多いので、子供や家族を振り切って出かける状況になる。
〜月2ラウンドすれば、予算的にはGC1〜2本は草刈代に化ける。確実にワインの趣味に影響する。

一方で、このようなフォローのご意見もありました。(無断引用ゴメンナサイ)

〜やってみるとどうかと言う点で考えると、ゴルフってたぶん唯一老若男女および上手下手が一緒にプレイできるスポーツだと思うのです.ある程度できるようになっておけば、やがて年をとっても1日のんびり体を動かせる訳ですから(以下略)

会社のほうには、とりあえず率直に今の気持ちを伝えて、4月のコンペはお断りしました。すなわち、今から4月のデビューには時間不足であること、道具を買うなら、数年は使えるようなものを買いたいが、出費がかさんでいる今のタイミングでそれなりの道具一式揃えるのがしんどいことなどを伝えたところ、幹事の方々は、「そんなに気にしなくていいよ、所詮は遊びだから」と口では言ってはくれました。言ってくれましたが、「ワインに金がかかりすぎて金欠」という下りに対しては、口にこそださなかったものの「は?何言っているの、コイツ?」という表情が見て取れました。(苦笑)
まあ、今回は逃れましたが、この先のことを考えると、やはり「嗜む」程度でもやっておくにこしたことはなさそうです。春先から練習を始めて秋にデビュー、という感じでしょうかね。この続きはまた追って報告します。
(2006.2.14)