超不定期更新コラム

週末に開けるワインについての悩み。

平日は仕事か幼児二人との格闘に追われる我が家の生活においては、ワインを飲むのは専ら週末がメインになっていますが、週末ワインを飲むときは、タイミングと開けるワインの選定に神経を使います。
通常私がワインを飲むペースは、大体2日で1本なので、土曜日に開けて日曜日に残りを飲み干す、という形が美しい形なのですが、実際はなかなかそうはいきません。。

そもそも、金曜日の晩に飲むな、というのは無理な話ですよね。金曜は、「1週間終わった〜」という安堵感から、ついついワインを飲みたくなるものです。その場合、金〜土で1本開けるのことになるのですが、日曜日飲まないのも寂しいので、結局日〜月にかけてもう1本と相成ります。

金曜日に開けることに対して、割り切れない思いがあるのは、翌日の土曜日が留守勝ちだということです。家族で外出して、晩飯も外で済ませてしまう場合が結構多いので、そうすると金曜日に開けたワインはむだになります。よって、金曜日に開けるワインのチョイスについては、
1.翌日のみ損ねても構わないような安価なワイン
2.翌日飛ばして翌々日にも飲めるような若くて状態のよさそうなワイン
3.どのみち金曜日一日しか持ちそうもないような年代もののワイン。
というプライオリティになります。

もっとも、3番目はかなり高価なものになる場合が多いので、金曜日というよりは、日曜日に飲むことが多いですね。月曜日は突然の飲み会や仕事が入ったりして、日曜に開けたワインを飲めないことが多いことを承知の上ですが、あえて時間的に余裕のある日曜日に、気合の入ったワインを開けることはよくあります。
また、日曜日に家で開ける場合は、比較的早いタイミングから飲み始めることができるので、開くのに時間がかかる手ごわそうなワインを夕刻からちびちび飲み始めることもあります。

さて、このペースですと、ひと月にあけるワインは8本プラスアルファ、ということになりますが、ワインに対するモチベーションの上がらない夏場はともかく、それ以外の季節となるとなかなか月8本には収まりません。
というのも、大抵週の半ばにステーキ肉の安売りなんかがあったりして、晩飯がバリバリの肉料理となる場合があるです。こういう時に赤ワインを開けないなんて!とつい後先考えずにセラーのワインを開けてしまうのですが、なにしろ週の半ばですから、次の日はすでに飲み会が入っていたりして、こうして開けたワインはかなかりの高確率で翌日飲む機会を逸してしまいます。まして平日となると、それほどのんびりと飲めるわけでもないので、こういったタイミングで開けるワインは比較的安価なバックビンテージのもの、というチョイスに収束していきます。

まあ、そんなこんなで、翌日、翌々日まで持ち越せる若い銘柄を選ぶか、翌日飲めなくても構わないようなリーズナブルな銘柄にするか、それともいっそ勝負ワインを開けてしまうか、のんべんだらりと飲んでいるようで、実はそれなりに考えて開けているのです。

2005/09/04