自分の周囲で不眠症などで悩んでいる方の話をときどき聞くが、私自身は睡眠に関して悩んだ事はない。床に入れば、１、２、の３、グーと寝れる性質である。（まあうちのカミサンほどではないけれど…）
ところが最近、それがちょっと変なのだ。

なにがおかしいかって、、ひとつは変な夢をよく見るのだ。
精神的、肉体的に追い詰められたときに、決まって見る夢ってありませんか？
私の場合、それが二種類あって、ひとつは歯がボロボロと抜け落ちてしまう夢。なんだか薄気味悪いんだけど、これは自分の前歯がさし歯であることも関係してるのかもしれないと思っている。夢の中で感じるのが、さし歯が折れたりとれたりしたときのあの不快な感覚そのものなのだから。

もうひとつは、小鳥の夢。もちろん小鳥がピーチクパーチクさえずっているような平和な夢でなくて、飼っている小鳥が死んでしまった時の夢である。それも、しばらくの間、籠の掃除も水をとりかえてやることもせずに、不衛生のまま放り出しておいて、気がついたら中の小鳥が死んでいた。でも可哀想とか言う前に、あまりの汚さにその籠に近づくことへのおぞましさの方が先にたってしまう、そんな夢だ。
これって実は空想の産物ではなくて、身に覚えのあることだったりする。私は小さい頃から小鳥を飼うのが好きで、何度と無く飼いつづけてきたのだけれど、子供の飽きっぽさも手伝って、最後は必ずといっていいほど可哀想な死なせ方をさせてしまった。あの頃の罪の意識がいまだに私の潜在意識の中に潜んでいるんだろう。

過去をふりかえると、 これらの夢ばかりやたらと見ていた時期が二回あった。一度目は大学受験の直前。もうすぐ試験だというのに準備が全然進まず、気持ちばかりが焦っていたころだ。
二度目は父が病気で死の床についていたとき。母と交替で病院で寝止まりしたのだけど、その時もこの夢ばかり見たものだ。

その後も、体がほんとに疲れきっているときとか、仕事がピークで睡眠がろくにとれない日が続いたときなど、たまにこれらの夢を見る事はあった。

ところが最近なぜか頻繁にこの夢を見るのである。
別に精神的にも肉体的にも、ノーストレスとまではいかないものの、決して追い詰められているわけではないんだけどなあ。

もうひとつおかしいな、と思ってることがある。それは、床に入って寝つくことはできるんだけど、夜中、いや明け方に目が覚めてしまいがちなのだ。
なに？それは老化だって？
いやいや、決してそういう生活のリズム的な起こされ方じゃない。
体は眠くてしかたないんだけど、頭の芯が覚醒している、みたいな、そんな感覚なのだ。そんなわけで、夜中の4時とか５時ぐらいに目が冴えてしまってどうにもならないときがままある。
別に掲示板の書きこみ内容やオークションの落札結果が気になっているわけじゃないんですけどね。（笑）

で、この夜中に目が冴えてしまう件、犯人はアルコールじゃないか、と疑いはじめているのだ。

ものの本によれば、アルコールには入眠効果があるが、アルコ ール分が眠っている間に身体から抜けた途端に、本来以上に途中覚醒が多くなり、眠らせなくする興奮剤依存性作用もあるそうだ。

ちなみに私には｢寝酒｣の習慣はないのだけど、｢寝酒を飲んだ次の日は、なぜか朝早くに目覚めてしまう｣という話を聞く。
これにも二つの考えられる理由があって、 1つは適度な飲酒をしたとき。人間の精神作用を司る大脳皮質が軽くマヒし、精神的なリラックス状態をつくるので、少ない時間でもぐっすりと質の良い睡眠がとれ、目覚めも良くなる。
逆に飲み過ぎてしまったときはどうか。過度な飲酒はリラックス状態を通りこして、精神的な興奮状態をつくりだすので、この場合はよく眠ることができずに、朝早く目覚めてしまうのだとか。

なんとなく、ワイン会などで｢飲みすぎ｣→｢興奮状態になってしまう｣というパターンが続いているうち、それが生活のリズムになってしまっているんじゃないかというのが私の疑いだ。
とりあえず、年内のスケジューリングされたワイン会の予定はすべて終えたので（突発的なものはまだあるかもしれないけど…(^^;） 、少し暴飲暴食を控えて規則正しい生活をしなければ、と思っている今日この頃。

一方、変な夢についてはどうか？
こちらについては、 犯人は｢まくら｣じゃないかと目星をつけている。今までの枕はどうも高すぎる気がして、いまひとつフィット感がなかったので、スウェーデン製のクッションのようなフニュフニャの素材のものに代えたんだけど、これが悪さをしている気がしてならないのだ。朝起きると肩が凝っているような感覚もあるし。 ということで、まくらについての考察は次回に続く。 （って、このテーマに次回があるのか!?　(^^;）

ちなみに｢寝酒｣の習慣がある方へ。
眠れないために、慢性に酒を呑むと、「始めは1 合」でよかっのたのが、何年か 経つうちに「2合飲まないと眠れなくなり」、また、酔いも少ないため余計に飲んで眠る習慣がついて、 「飲まなければ眠れない」アルコール依存症に陥ってしまうことがあるそうだから、気をつけたほうがよろしいですよ。